【中学地理】シラバス作ってみた(学習計画・指導計画)

よければ授業づくり・生徒に配るシラバスのたたき台としてご活用ください!
- 中学地理の全体方針
- 【セクション1】地域構成、気候と人々の生活
- 学習内容
- 学習計画・指導計画(16回構成)
- 1.地球ってどんな場所?①(導入)
- 2.地球ってどんな場所?②(略地図)
- 3.地球ってどんな場所?③(白夜が起きる理由)
- 4.地球ってどんな場所?④(地球上の位置の表し方)
- 5.日本は地球上のどこにある?①(日本の位置)
- 6.日本は地球上のどこにある?②(時差)
- 7.日本は地球上のどこにある?③(日本の領域)
- 8.地球で人々はどんな暮らしをしている?①(気候)
- 9.地球で人々はどんな暮らしをしている?②(熱帯)
- 10.地球で人々はどんな暮らしをしている?③(乾燥帯)
- 11.地球で人々はどんな暮らしをしている?④(温帯)
- 12.地球で人々はどんな暮らしをしている?⑤(亜寒帯・寒帯)
- 13.地球で人々はどんな暮らしをしている?⑥(高山)
- 14.地球で人々はどんな暮らしをしている?⑦(宗教)
- 15.小テストの実施
- 16.パフォーマンス課題の実施
- 【セクション2】世界の諸地域(アジア・ヨーロッパ・アフリカ)
- 【セクション3】世界の諸地域2
- 【セクション4】地域調査、日本の地域的特色
- 学習内容
- 学習計画・指導計画(16回構成)
- 1.地元をより良い街にするには?(地域調査の手法1)
- 2.日本ってどんな場所?①(日本の地形と自然災害)
- 3.日本ってどんな場所?②(日本の川・海と自然災害)
- 4.日本ってどんな場所?③(日本の気候と自然災害)
- 5.日本ってどんな場所?④(日本の人口)
- 6.地元をより良い街にするには?(地域調査の手法2)
- 7.人間の欲求とは?
- 8.地元をより良い街にするには?(地域調査の手法3)
- 9.日本で人々はどんな活動をしている?①(日本の資源・エネルギー)
- 10.日本で人々はどんな活動をしている?②(日本の農業)
- 11.日本で人々はどんな活動をしている?③(日本の工業)
- 12.日本で人々はどんな活動をしている?④(日本の商業・サービス業)
- 13.日本で人々はどんな活動をしている?⑤(日本の交通・通信)
- 14.地元をより良い街にするには?(地域調査の手法4)
- 15.小テストの実施
- 16.パフォーマンス課題の実施
- 【セクション5】日本の諸地域(西日本)
- 【セクション6】日本の諸地域(東日本)、地域の在り方
中学地理の全体方針

こんな授業をしたい
社会科教員の役割とは?「わかりやすく教える」以外に何があるのか?
評価方法
学習目標に到達できたかを評価するために、以下を実施する。
| 定期テスト | 主に「知識」「技能」の評価に使う。 |
| 小テスト | 主に「知識」「技能」の評価に使う。わざわざ作るのは面倒なので、業者が作っているペラ1枚の小テストでOK(←教材費で購入)。 |
| パフォーマンス課題 | 主に「思考力・判断力・表現力」の評価に使う。 |
| 理解度チェックテスト | 主に「学びに向かう力」の評価に使う。教科書の見開き(2ページ分)の文章の一部を隠した穴埋め問題。毎回5問出題する。前回の授業時に「次は◯ページね」と宣言し、各授業の冒頭で実施。理解度チェックテストの点数は「知識」の評価には使わない。 |
中学地理を6つに分ける
中学地理を以下の6つのセクションに分けて、学習計画・指導計画を作る。
- 地域構成、気候と人々の生活【中1】
- 世界の諸地域(アジア・ヨーロッパ・アフリカ)【中1】
- 世界の諸地域(北アメリカ・南アメリカ・オセアニア)【中1】
- 地域調査、日本の地域的特色【中2】
- 日本の諸地域(西日本)【中2】
- 日本の諸地域(東日本)、地域の在り方【中2】
【セクション1】地域構成、気候と人々の生活

学習内容
- 人々が生活をする地球は、どんなフィールドなのか?(大まかに)
- 日本は地球上のどこにある?
- 地球というフィールド上で、人々はどんな生活をしているのか?(大まかに)
- 学習指導要領との対応
-
A 世界と日本の地域構成
B 世界の様々な地域
- (1)世界各地の人々の生活と環境
地理は「人間の活動と、人間の活動が行われるフィールドを関連づけて考えよう!」っていう科目。
各地域(世界各地や日本各地)における人間の活動についてくわしく学ぶ前に、まず人間が活動しているフィールドの特徴を大まかに学んで、次の学習の準備をする。
世界と日本の地域構成
地球というフィールドの全体像と、「世界の中に日本があること」を理解する。

地理の授業全体の導入って感じなので、「楽しい!」「面白い!」「興味深い!」って思ってほしい!
教え込みになって「地理って覚えること多いな」って思わせたくはない。
世界各地の人々の生活と環境
大まかに各気候帯の生活の様子を理解すればいいと思う。気候によって生活の様子って変わるんだなあ、気候が似ていると生活も似ているんだなあ、でも各地域オリジナルな要素もあるんだなあ、って感じ。

「世界って、多様でめちゃくちゃ面白い!」って思ってほしい!
この単元の授業は、教員が世界についていかにたくさん知っているか?が問われる。
学習計画・指導計画(16回構成)

1.地球ってどんな場所?①(導入)
★学習内容
- 地球には大きな海と大陸があって、世界にはたくさんの国がある。
- 主な国の名前と場所。
★ポイント
- 単元の導入。とにかく「地理って面白そう」って思ってほしい。
- 「世界にはいろんな料理があるよ!」っていう話題からスタートすれば、興味を抱けそう。
- 料理の多様性の背景には気候の違いがある、というところから、次の気候帯の学習にもつなげやすい。
- 国の名前と場所は2学期以降の「世界の諸地域」のところでもやるので、1学期のうちに無理にたくさん覚えようとしなくていい。
★教材研究のための記事
★授業
- 社会科教材室に大量に置いてある(はずの)地球儀を教室まで持ってくる(←いまどき家庭に地球儀なんてないと思うので、せっかくだから使おう!)
実際の授業案
2.地球ってどんな場所?②(略地図)
★学習内容
- 世界の略地図の描き方。
★ポイント
★教材研究のための記事
★授業
- 社会科教材室に大量に置いてある(はずの)地球儀を教室まで持ってくる(←いまどき家庭に地球儀なんてないと思うので、せっかくだから使おう!)
単元の全体像の説明
世界地図と日本地図をかいてみる。
3.地球ってどんな場所?③(白夜が起きる理由)
★学習内容
- 地球は球体で、傾いた状態で太陽の周りを周っている。
- だからこそ、季節の変化や白夜という現象が起こる。
★ポイント
- 「白夜っていう現象があるんだけど、なんでそんな現象が起こるんだろう?」っていう疑問からスタートすると生徒は面白がってくれると思う。
★教材研究のための記事
★授業
- 授業冒頭で略地図の練習(世界)
- 社会科教材室に大量に置いてある(はずの)地球儀を教室まで持ってくる(←いまどき家庭に地球儀なんてないと思うので、せっかくだから使おう!)
4.地球ってどんな場所?④(地球上の位置の表し方)
★学習内容
- 地球は球体で、位置の表し方は決まっているが、全体の表し方(地図)にはいろんな種類がある
★ポイント
★教材研究のための記事
★授業
- 授業冒頭で略地図の練習(世界)
- 社会科教材室に大量に置いてある(はずの)地球儀を教室まで持ってくる(←いまどき家庭に地球儀なんてないと思うので、せっかくだから使おう!)
5.日本は地球上のどこにある?①(日本の位置)
★学習内容
- 日本の略地図の描き方。
- 日本の都道府県と県庁所在地。
★ポイント
★教材研究のための記事
★授業
- 授業冒頭で略地図の練習(世界)
- 社会科教材室に大量に置いてある(はずの)地球儀を教室まで持ってくる(←いまどき家庭に地球儀なんてないと思うので、せっかくだから使おう!)
6.日本は地球上のどこにある?②(時差)
7.日本は地球上のどこにある?③(日本の領域)
8.地球で人々はどんな暮らしをしている?①(気候)
★学習内容
- 気候。
★ポイント
- 教科書の内容を超えるけど、今後のために、気候の多様性の背景(原理)をざっくり説明しちゃった方がいいと思う。
★教材研究のための記事
- 地球が持つエネルギー、地球が受けるエネルギー
- 気候をわかりやすく①:なぜ地球上にはいろんな気候が見られるのか?【大気の循環】
- 気候をわかりやすく②:なぜ地球上にはいろんな気候が見られるのか?【気候因子】
- 植生をわかりやすく:どうして場所によって育つ植物がちがうのか?
- 土壌をわかりやすく:なぜ黒っぽい土は農業に適しているのか?
★授業
- 授業冒頭で略地図の練習(世界or日本)
- 社会科教材室に大量に置いてある(はずの)地球儀を教室まで持ってくる(←いまどき家庭に地球儀なんてないと思うので、せっかくだから使おう!)
9.地球で人々はどんな暮らしをしている?②(熱帯)
★学習内容
- 熱帯気候の原理。
- 熱帯の生活の様子と、その背景。
★ポイント
★教材研究のための記事
- 熱帯の特徴・暑い地域の暮らしをわかりやすく
- 気候をわかりやすく①:なぜ地球上にはいろんな気候が見られるのか?【大気の循環】
- 気候をわかりやすく②:なぜ地球上にはいろんな気候が見られるのか?【気候因子】
- 植生をわかりやすく:どうして場所によって育つ植物がちがうのか?
- 土壌をわかりやすく:なぜ黒っぽい土は農業に適しているのか?
★授業
- 授業冒頭で略地図の練習(世界or日本)
- 社会科教材室に大量に置いてある(はずの)地球儀を教室まで持ってくる(←いまどき家庭に地球儀なんてないと思うので、せっかくだから使おう!)
10.地球で人々はどんな暮らしをしている?③(乾燥帯)
★学習内容
- 乾燥帯気候の原理。
- 乾燥帯の生活の様子と、その背景。
★ポイント
★教材研究のための記事
- 乾燥帯の特徴・乾燥した地域の暮らしをわかりやすく
- 気候をわかりやすく①:なぜ地球上にはいろんな気候が見られるのか?【大気の循環】
- 気候をわかりやすく②:なぜ地球上にはいろんな気候が見られるのか?【気候因子】
- 植生をわかりやすく:どうして場所によって育つ植物がちがうのか?
- 土壌をわかりやすく:なぜ黒っぽい土は農業に適しているのか?
★授業
- 授業冒頭で略地図の練習(世界or日本)
- 社会科教材室に大量に置いてある(はずの)地球儀を教室まで持ってくる(←いまどき家庭に地球儀なんてないと思うので、せっかくだから使おう!)
11.地球で人々はどんな暮らしをしている?④(温帯)
★学習内容
- 温帯気候の原理。
- 温帯の生活の様子と、その背景。
★ポイント
★教材研究のための記事
- 温帯の特徴・温暖な地域の暮らしをわかりやすく
- 気候をわかりやすく①:なぜ地球上にはいろんな気候が見られるのか?【大気の循環】
- 気候をわかりやすく②:なぜ地球上にはいろんな気候が見られるのか?【気候因子】
- 植生をわかりやすく:どうして場所によって育つ植物がちがうのか?
- 土壌をわかりやすく:なぜ黒っぽい土は農業に適しているのか?
★授業
- 授業冒頭で略地図の練習(世界or日本)
- 社会科教材室に大量に置いてある(はずの)地球儀を教室まで持ってくる(←いまどき家庭に地球儀なんてないと思うので、せっかくだから使おう!)
12.地球で人々はどんな暮らしをしている?⑤(亜寒帯・寒帯)
★学習内容
- 亜寒帯・寒帯気候の原理。
- 亜寒帯・寒帯の生活の様子と、その背景。
★ポイント
★教材研究のための記事
- 亜寒帯(冷帯)の特徴・暮らしをわかりやすく
- 寒帯の特徴・寒い土地の暮らしをわかりやすく
- 気候をわかりやすく①:なぜ地球上にはいろんな気候が見られるのか?【大気の循環】
- 気候をわかりやすく②:なぜ地球上にはいろんな気候が見られるのか?【気候因子】
- 植生をわかりやすく:どうして場所によって育つ植物がちがうのか?
- 土壌をわかりやすく:なぜ黒っぽい土は農業に適しているのか?
★授業
- 授業冒頭で略地図の練習(世界or日本)
- 社会科教材室に大量に置いてある(はずの)地球儀を教室まで持ってくる(←いまどき家庭に地球儀なんてないと思うので、せっかくだから使おう!)
13.地球で人々はどんな暮らしをしている?⑥(高山)
★学習内容
- 高山性気候の原理。
- 高山性の生活の様子と、その背景。
★ポイント
★教材研究のための記事
- 気候をわかりやすく①:なぜ地球上にはいろんな気候が見られるのか?【大気の循環】
- 気候をわかりやすく②:なぜ地球上にはいろんな気候が見られるのか?【気候因子】
- 植生をわかりやすく:どうして場所によって育つ植物がちがうのか?
- 土壌をわかりやすく:なぜ黒っぽい土は農業に適しているのか?
★授業
- 授業冒頭で略地図の練習(世界or日本)
- 社会科教材室に大量に置いてある(はずの)地球儀を教室まで持ってくる(←いまどき家庭に地球儀なんてないと思うので、せっかくだから使おう!)
14.地球で人々はどんな暮らしをしている?⑦(宗教)
★学習内容
★ポイント
★教材研究のための記事
★授業
- 授業冒頭で略地図の練習(世界or日本)
- 社会科教材室に大量に置いてある(はずの)地球儀を教室まで持ってくる(←いまどき家庭に地球儀なんてないと思うので、せっかくだから使おう!)
15.小テストの実施
16.パフォーマンス課題の実施
あなたはどこで暮らし、どんな生活をしたい?
以下の①〜⑤について、理由とともに。
- ①熱帯なら、ここでこんな暮らしがしたい!
- ②乾燥帯なら、ここでこんな暮らしがしたい!
- ③温帯なら、ここでこんな暮らしがしたい!
- ④亜寒帯なら、ここでこんな暮らしがしたい!
- ⑤寒帯なら、ここでこんな暮らしがしたい!
また、①〜⑤のうち一番どこがいい?理由とともに。
【注意点】
- 教科書で事例として挙げられている場所はNG。自分で探す。また、現在住んでいる場所もNG。
- それぞれの気候帯での生活の特徴を書き、その特徴に対する価値判断を書く。
- ※例えば「熱帯は暑いから嫌」だけだと、特徴を指摘しているに過ぎないので理由として不十分。なぜ暑いと嫌なのか?という(自分なりの)価値判断の根拠まで盛り込むことで、(自分なりの表現の)説得力が増す。
- ※ハガキサイズのカンニングペーパー(書き込み可)の持ち込みを許可する。
【セクション2】世界の諸地域(アジア・ヨーロッパ・アフリカ)

学習内容
- アジアはどんなフィールドで、アジアの人々は「幸せ」を実現するために何をしたのか?また、どんな問題が残っているのか?
- ヨーロッパはどんなフィールドで、ヨーロッパの人々は「幸せ」を実現するために何をしたのか?また、どんな問題が残っているのか?
- アフリカはどんなフィールドで、アフリカの人々は「幸せ」を実現するために何をしたのか?また、どんな問題が残っているのか?
- 学習指導要領との対応
-
B 世界の様々な地域
- (2)世界の諸地域
人間はみんな「幸せに暮らしたい」と思っている。世界中の各地域の人々も、それぞれやり方は違えど、みんな幸せに暮らしたいと思っている。
世界の諸地域の単元では、「みんなで豊かに幸せに暮らすために、各地域の人々が何をしてきたのか?」を学ぶ。地域によってアプローチは様々で、うまくいっていること、まだ解決できていない問題がある。
そうした世界各地の事例を素材にしながら、最終的に「では、自分たちの社会をどうすればいいのか」を考える。世界を学びながら、自分たちの社会(学校とか日本とか)について考える。

アジア
「国家主導の発展」という戦略:アジアには、国として経済を成長させることで豊かさを実現しようとしてきた地域が多い。しかしその具体的な中身は地域・国によって大きく異なる。どのような方策がとられてきたのか、なぜその方策がとられたのか。これらを学ぶ。

ヨーロッパ
「対立をなくす」という戦略:ヨーロッパは、歴史的に戦争が繰り返されてきた地域である。その反省から、国同士が対立しない仕組みをつくることで幸せを実現しようとしている。その仕組み(ヨーロッパ統合)は具体的にどのようなものか、そして問題はないのか。これらを学ぶ。

アフリカ
まだ模索中・・・:アフリカは、「みんなで豊かに暮らす」がうまくいっていない地域である。ではなぜうまくいかないのか。その結果どんな問題が生じているのか。これらを学ぶ。

3地域を学びながら日本を考える
3つの地域の学習を踏まえて、日本について探究する。
テーマは「どうすればみんながもっと幸せに暮らせる?」。最近のニュースで不思議に思ったこと、引っかかったことを起点に、各自で問いを立てて調べる。
自分自身の体験と、ニュースで知った社会の出来事をつなげることができればgood
学習計画・指導計画(20回構成)
1.どうすればみんながもっと幸せに暮らせる?①
2.アジアはどんな場所?
3.中国
4.韓国
5.東南アジア
6.南アジア
7.中央・西アジア
8.アジアまとめ&どうすればみんながもっと幸せに暮らせる?②
9.ヨーロッパはどんな場所?
10.ヨーロッパ統合
11.ヨーロッパの農業
12.ヨーロッパの工業
13.ヨーロッパの問題
14.ヨーロッパまとめ&どうすればみんながもっと幸せに暮らせる?③
15.アフリカはどんな場所?
16.アフリカの経済
17.アフリカの問題
18.アフリカまとめ&どうすればみんながもっと幸せに暮らせる?④
19.小テストの実施
20.どうすればみんながもっと幸せに暮らせる?⑤
【セクション3】世界の諸地域2

学習内容
- 北アメリカはどんなフィールドで、北アメリカの人々は「幸せ」を実現するために何をしたのか?また、どんな問題が残っているのか?
- 南アメリカはどんなフィールドで、南アメリカの人々は「幸せ」を実現するために何をしたのか?また、どんな問題が残っているのか?
- オセアニアはどんなフィールドで、オセアニアの人々は「幸せ」を実現するために何をしたのか?また、どんな問題が残っているのか?
- 学習指導要領との対応
-
B 世界の様々な地域
- (2)世界の諸地域
人間はみんな「幸せに暮らしたい」と思っている。世界中の各地域の人々も、それぞれやり方は違えど、みんな幸せに暮らしたいと思っている。
世界の諸地域の単元では、「みんなで豊かに幸せに暮らすために、各地域の人々が何をしてきたのか?」を学ぶ。地域によってアプローチは様々で、うまくいっていること、まだ解決できていない問題がある。
そうした世界各地の事例を素材にしながら、最終的に「では、自分たちの社会をどうすればいいのか」を考える。世界を学びながら、自分たちの社会(学校とか日本とか)について考える。

北アメリカ
「自由と競争」という戦略:アメリカ合衆国は、自由と競争を原則とすることで豊かさを実現しようとしてきた地域である。なぜその戦略がとられたのか、具体的にどのような結果をもたらしたのか、そしてどのような問題が生じているのか。これらを学ぶ。

南アメリカ
まだ模索中・・・:南アメリカは、鉱産資源や農産物に頼ることで豊かさを実現しようとしてきた。しかし「みんなで幸せに暮らす」はまだうまくいっていない地域と言える。なぜうまくいかないのか、その結果どんな問題が起きているのか。これらを学ぶ。

オセアニア
「他地域と友好的な関係を結ぶ」という戦略:オセアニアは、他の地域と積極的に友好関係を築くことで豊かさを実現しようとしてきた地域である。具体的にどのような方策がとられてきたのか、なぜその方策がとられたのか。これらを学ぶ。

3地域を学びながら日本を考える
3つの地域の学習を踏まえて、再び日本について探究する。
テーマは「どうすればみんながもっと幸せに暮らせる?」。最近のニュースで不思議に思ったこと、引っかかったことを起点に、各自で問いを立てて調べる。
前回の「アジア・ヨーロッパ・アフリカ」で立てた問いとは別の問いを立てて探究する。自分で問いを立てて探究する練習の2回目、という位置付け。
自分自身の体験と、ニュースで知った社会の出来事をつなげることができればgood
学習計画・指導計画(16回構成)
1.どうすればみんながもっと幸せに暮らせる?①
2.北アメリカはどんな場所?
3.アメリカの農業
4.アメリカの工業
5.アメリカの問題
6.北アメリカまとめ&どうすればみんながもっと幸せに暮らせる?②
7.南アメリカはどんな場所?
8.南アメリカの農業と鉱工業
9.南アメリカの問題
10.南アメリカまとめ&どうすればみんながもっと幸せに暮らせる?③
11.オセアニアはどんな場所?
12.オセアニアの産業
13.オセアニアの問題
14.オセアニアまとめ&どうすればみんながもっと幸せに暮らせる?④
15.小テストの実施
16.どうすればみんながもっと幸せに暮らせる?⑤
【セクション4】地域調査、日本の地域的特色

学習内容
- 自分たちが生活をする地元は、どんなフィールドなのか?
- 日本人が生活する日本は、どんなフィールドなのか?
- 日本というフィールド上で、日本人はどんな生活をしているのか?
- 学習指導要領との対応
-
C 日本の様々な地域
- (1)地域調査の手法
- (2)日本の地域的特色と地域区分
地理は「人間の活動と、人間の活動が行われるフィールドを関連づけて考えよう!」っていう科目。
日本各地における人間の活動についてくわしく学ぶ前に、まず生徒自身が活動している地元について考え、さらに日本人が活動しているフィールドの特徴を大まかに学んで、次の学習の準備をする。
地域調査
日本の地域的特色
学習計画・指導計画(16回構成)

1.地元をより良い街にするには?(地域調査の手法1)
★学習内容
★ポイント
★教材研究のための記事
★授業
2.日本ってどんな場所?①(日本の地形と自然災害)
3.日本ってどんな場所?②(日本の川・海と自然災害)
4.日本ってどんな場所?③(日本の気候と自然災害)
5.日本ってどんな場所?④(日本の人口)
★学習内容
★ポイント
★教材研究のための記事
★授業
6.地元をより良い街にするには?(地域調査の手法2)
★学習内容
- 地形図の使い方
★ポイント
- 地元の自然環境と自然災害に着目!
★教材研究のための記事
★授業
7.人間の欲求とは?
8.地元をより良い街にするには?(地域調査の手法3)
★学習内容
★ポイント
- 地元の自然環境と自然災害に着目!
- 地元の人口と人口構成に着目!
★教材研究のための記事
★授業
9.日本で人々はどんな活動をしている?①(日本の資源・エネルギー)
10.日本で人々はどんな活動をしている?②(日本の農業)
★学習内容
★ポイント
★教材研究のための記事
- 人間が「いい木」と感じるのはどんな木か?木材の種類とその価値
- 世界の林業:どのような場所で林業が盛ん?
- なぜ発展途上国では森林を薪炭材として使うのか?
- なぜ日本の林業は衰退したのか?:「安い輸入材に負けた」だけではない
- 日本の林業の未来と課題
★授業
11.日本で人々はどんな活動をしている?③(日本の工業)
12.日本で人々はどんな活動をしている?④(日本の商業・サービス業)
13.日本で人々はどんな活動をしている?⑤(日本の交通・通信)
14.地元をより良い街にするには?(地域調査の手法4)
15.小テストの実施
16.パフォーマンス課題の実施

※個人プレゼンの際は、ハガキサイズのカンニングペーパー(書き込み可)の持ち込みを許可する。
【セクション5】日本の諸地域(西日本)

学習内容
- 九州地方はどんなフィールドで、どんな活動が行われているのか?九州地方をもっとよくするために、何をしたらいいのか?
- 中国・四国地方はどんなフィールドで、どんな活動が行われているのか?中国・四国地方をもっとよくするために、何をしたらいいのか?
- 近畿地方はどんなフィールドで、どんな活動が行われているのか?近畿地方をもっとよくするために、何をしたらいいのか?
- 学習指導要領との対応
-
C 日本の様々な地域
- (3)日本の諸地域
教員が各地方について「こうしたらもっとよくなるのではないか」という提案・プレゼンを行い、生徒がそれに対して意見を述べる、という形式をとる。
生徒に求めるのは、賛成・反対の立場を明確にした上で、その根拠を述べること。そしてどちらの場合でも、「こうしたらもっと良くなるのでは」という建設的なアイデアを提案する。誰かの意見にただ反応・反対するのではなく、意味のある議論ができる力を育てることがねらい。
前の単元「地域調査」では、生徒が地元について「こうしたらいい街になる」という提案・プレゼンをし、ポジションを取った。今度は教員がポジションを取る番。
- まず単元の趣旨を説明し、生徒が取り組み方を理解した上でスタートする。
- 九州・中国四国・近畿の西日本3地方の授業後に、各提案に対する意見(レポート)を書く。
九州
(例)
- 九州は関東に勝てる!自然環境、地理的に恵まれていてポテンシャルがある!日本から独立するのもありだ!(暴論)

中国・四国
(例)
- この地方で最もしんどいのは高知。孤立している。カツオだけじゃダメだ!高知を日本のオランダにして、唯一無二の場所にするぞ!


近畿
(例)
- 大阪はポテンシャルがある!東京に匹敵する都市にするために、関西弁を禁止にしよう!(暴論)

学習計画・指導計画(16回構成)
1.九州地方①
2.九州地方②
3.九州地方③
4.九州地方④
5.中国・四国地方①
6.中国・四国地方②
7.中国・四国地方③
8.中国・四国地方④
9.近畿地方①
10.近畿地方②
11.近畿地方③
12.近畿地方④
13.小テストの実施
14.パフォーマンス課題の準備
15.パフォーマンス課題の準備
16.パフォーマンス課題の実施
【セクション6】日本の諸地域(東日本)、地域の在り方

学習内容
- 中部地方はどんなフィールドで、どんな活動が行われているのか?中部地方をもっとよくするために、何をしたらいいのか?
- 関東地方はどんなフィールドで、どんな活動が行われているのか?関東地方をもっとよくするために、何をしたらいいのか?
- 東北地方はどんなフィールドで、どんな活動が行われているのか?東北地方をもっとよくするために、何をしたらいいのか?
- 北海道地方はどんなフィールドで、どんな活動が行われているのか?北海道地方をもっとよくするために、何をしたらいいのか?
- 学習指導要領との対応
-
C 日本の様々な地域
- (3)日本の諸地域
- (4)地域の在り方
教員が各地方について「こうしたらもっとよくなるのではないか」という提案・プレゼンを行い、生徒がそれに対して意見を述べる、という形式をとる。
生徒に求めるのは、賛成・反対の立場を明確にした上で、その根拠を述べること。そしてどちらの場合でも、「こうしたらもっと良くなるのでは」という建設的なアイデアを提案する。誰かの意見にただ反応・反対するのではなく、意味のある議論ができる力を育てることがねらい。
前の単元「地域調査」では、生徒が地元について「こうしたらいい街になる」という提案・プレゼンをし、ポジションを取った。今度は教員がポジションを取る番。
- まず単元の趣旨を説明し、生徒が取り組み方を理解した上でスタートする。
- 中部・関東・東北・北海道の東日本4地方の授業後に、各提案に対する意見(レポート)を書く。
この単元の後には「地域の在り方」という単元がある。沖縄を取り上げ、「沖縄の人たちがもっと幸せに暮らすためにどうすればいいか」を生徒自身が考え、提案する。
これをもって、2年間にわたる中学地理の授業は終了!
中部
(例)
- 中部地方のモノづくりが日本を支えてきたけど、日本がモノづくり国家から脱却できていないという意味で中部地方は課題のある地域だ。労働者を製造業から別の将来性のある産業に移動させるために、中部地方のモノづくりは制限しよう!(暴論)

関東
(例)
- 東京どうするよ?世界都市にするために

東北
(例)
- 東北はずっと日本、関東にいいように使われてきた。従属するのではなく、独自の価値を発揮しよう!仙台を中心に、バイオに力を入れて日本のボストンにしよう!あとAI、データセンターの中心地にしよう!東北をバイオ・通信の一大拠点に…!

北海道
(例)
- 稲は本来は熱帯性作物だけど、品種改良によって冷涼な北海道でも稲作ができるようになった。でも今後も稲作に力を入れていいのだろうか?北海道の稲作は思い切ってやめて、もっと国際競争力のあるものを作るべきだ!(暴論)

地域の在り方(沖縄)
「沖縄の人たちがもっと幸せに暮らすためにどうすればいいか」を生徒自身が考え、提案する。
九州地方の1つの地域として南西諸島の勉強はするけれど、あまり重点的に沖縄の勉強をするわけではないので、ここで取り上げる。沖縄はいろいろ考える論点がある地域だし。
別に沖縄じゃなくて、生徒が自分で選ぶのでもいいと思う。
