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日本の農業はポテンシャルを活かせているのか?

モチオカ(望岡 慶)
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そもそも日本は農業に向いている?

フィールド面(自然環境面)でのポテンシャルは悪くはない

日本の自然環境は農業にとって完璧ではないが、決して悪くはない。

気候温暖で降水量が多く、米や野菜に向く。南北に長く、多様な気候ゆえに地域ごとの特産物が作れる。
水資源雨・川が多く、灌漑しやすい
土壌黒土ではないが、褐色森林土黒ボク土が分布
地形・農地山地が多く平野が狭いため、農地が狭く分散しやすい

ポテンシャルを活かしきれている?

→微妙

高齢化と担い手不足

  • 農業人口の6割以上が65歳以上。
  • 若い人が農業に入らない。→ 新しい挑戦がしにくく、保守的なやり方が残りがち。(→生産性を上げる余地はある)

分散・狭小な農地

山地が多く平野が少ないという地形である上に、農地制度(農地法など)や土地の所有構造ゆえに、平地にある農地はどうしても小さく、バラバラになりがち。

これが、機械化・大規模化を難しくする最大の要因となっている。(→生産性を上げる余地はある)

中間業者に依存した流通構造

日本の農業では、多くの農家がJAや出荷団体を通じて出荷するため、流通の中間業者に多くの利益を取られる構造になっている。

その結果、農家の手元に残るお金が少なく、再投資が難しい。さらに、厳しい出荷規格やスケジュールに縛られ、自由な工夫や挑戦がしづらい。

このような仕組みは、意欲のある若者や新規参入者の妨げとなり、担い手不足の一因にもなっている。

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