中学地理

【中1地理】1学期のシラバス案(地域構成、気候と人々の生活)

モチオカ(望岡 慶)

ぜひぜひ授業づくり生徒に配るシラバスのたたき台としてご活用ください…!

現在、ブログ作成中です!(2025.3〜)

見づらい部分が多々ありますが、少しずつ整えていきますのでご了承ください…!

また、現在は地理の記事を重点的に投稿しています。記事のリクエストも募集中です!→お問い合わせ

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モチオカ
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方針(願い)

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世界と日本の地域構成

地球というフィールドの全体像と、「世界の中に日本があること」を理解する。

モチオカ
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地理の授業全体の導入って感じなので、「楽しい!」「面白い!」「興味深い!」って思ってほしい!

教え込みになって「地理って覚えること多いな」って思わせたくはない。

世界各地の人々の生活と環境

大まかに各気候帯の生活の様子を理解すればいいと思う。

気候によって生活の様子って変わるんだなあ、気候が似ていると生活も似ているんだなあ、でも各地域オリジナルな要素もあるんだなあ、って感じ。

モチオカ
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「世界って、多様でめちゃくちゃ面白い!」って思ってほしい!

この単元の授業は、教員が世界についていかにたくさん知っているか?が問われる。

【中1地理】1学期の学習内容と目的

学習内容

  1. 人々が生活をする地球は、どんなフィールドなのか?(大まかに)
  2. 日本は地球上のどこにある?
  3. 地球というフィールド上で、人々はどんな生活をしているのか?(大まかに)
Q
学習指導要領との対応

A 世界と日本の地域構成

B 世界の様々な地域

  • (1)世界各地の人々の生活と環境

学ぶ目的

地理は「人間の活動と、人間の活動が行われるフィールドを関連づけて考えよう!」っていう科目。

各地域(世界各地や日本各地)における人間の活動についてくわしく学ぶ前に、まず人間が活動しているフィールドの特徴を大まかに学んで、2学期以降の地理の学習の準備をする

Q
教科書の構成

教科書の冒頭には、人間の活動のフィールドに関する概論(「地球はどんな場所なのか?」)が書かれています。

※現在は人間の活動範囲はほぼ地球内(とせいぜいその周囲)に限られていますが、将来的に人間の活動範囲が火星などに広がった場合、地理では火星(とその間の宇宙)についても学ぶことになるはずです。

また、各地域(世界各地、日本)について学ぶ際は、最初にそのフィールドの特徴について学びます。例えば教科書のアジア州の部分の最初のページを見てみると、アジア州の地形や気候などについて書かれているはずです。

このようにフィールドの特徴を学んだ後、「そのフィールドで人間はどのような活動をしているのか?」ということについて学びます。

大まかに言うと教科書は

フィールドの特徴→そのフィールドにおける人間の活動

という構成で作られています。

生徒の到達目標

学習をした後、以下の状態になっていることを目指す。

  • 世界の略地図を描けるようになる。その際、六大陸、三大洋、赤道、本初子午線、経度180度線、北緯40度線、南緯40度線も書き込む。
  • 主な国の名前と場所を言える。
  • 日本の略地図を描けるようになる。その際、日本の領土の端にある島も書き込む。
  • 熱帯、乾燥帯、温帯、亜寒帯、寒帯、高地の生活の様子と、その背景を説明できる。
  • 仏教、キリスト教、イスラム教が広がる地域と、そこでの生活の様子を説明できる。

評価方法

学習目標に到達できたかを評価するために、以下を実施する。

  • 定期テスト
  • 小テスト
  • パフォーマンス課題
  • 理解度チェックテスト

定期テスト・小テスト

主に「知識」「技能」の評価に使う。

パフォーマンス課題

主に「思考力・判断力・表現力」の評価に使う。

中1の1学期の地理では、以下の課題を実施する。

あなたはどこで暮らし、どんな生活をしたい?

以下の①〜⑤について、理由とともに。

  • ①熱帯なら、ここでこんな暮らしがしたい!
  • ②乾燥帯なら、ここでこんな暮らしがしたい!
  • ③温帯なら、ここでこんな暮らしがしたい!
  • ④亜寒帯なら、ここでこんな暮らしがしたい!
  • ⑤寒帯なら、ここでこんな暮らしがしたい!

また、①〜⑤のうち一番どこがいい?理由とともに。

【注意点】

  • 教科書で事例として挙げられている場所はNG。自分で探す。また、現在住んでいる場所もNG。
  • それぞれの気候帯での生活の特徴を書き、その特徴に対する価値判断を書く。
  • ※例えば「熱帯は暑いから嫌」だけだと、特徴を指摘しているに過ぎないので理由として不十分。なぜ暑いと嫌なのか?という(自分なりの)価値判断の根拠まで盛り込むことで、(自分なりの表現の)説得力が増す。
  • ※ハガキサイズのカンニングペーパー(書き込み可)の持ち込みを許可する。

理解度チェックテスト

また、「学びに向かう力」を評価するために、各授業の冒頭で理解度チェックテストを実施する。

理解度チェックテストは教科書の見開き(2ページ分)の文章の一部を隠した穴埋め問題。毎回5問出題する。

理解度チェックテストの点数は「知識」の評価には使わない。

学習計画・指導計画(16回構成)

1.地球ってどんな場所?①(導入)

★学習内容

  • 地球には大きな海と大陸があって、世界にはたくさんの国がある。
  • 主な国の名前と場所。

★ポイント

  • 単元の導入。とにかく「地理って面白そう」って思ってほしい。
  • 「世界にはいろんな料理があるよ!」っていう話題からスタートすれば、興味を抱けそう。
  • 料理の多様性の背景には気候の違いがある、というところから、次の気候帯の学習にもつなげやすい。
  • 国の名前と場所は2学期以降の「世界の諸地域」のところでもやるので、1学期のうちに無理にたくさん覚えようとしなくていい。

★教材研究のための記事

★授業

  • 社会科教材室に大量に置いてある(はずの)地球儀を教室まで持ってくる(←いまどき家庭に地球儀なんてないと思うので、せっかくだから使おう!)

実際の授業案

地球はどれくらい広い? 〜空と海と歩きで世界一周!〜

世界の料理クイズ!地図をヒントに国を当てよう!

中学地理で覚える国と地域:とりあえず最初はこの33カ国!

2.地球ってどんな場所?②(略地図)

★学習内容

  • 世界の略地図の描き方。

★ポイント

★教材研究のための記事

★授業

  • 社会科教材室に大量に置いてある(はずの)地球儀を教室まで持ってくる(←いまどき家庭に地球儀なんてないと思うので、せっかくだから使おう!)

単元の全体像の説明

世界地図と日本地図をかいてみる。

3.地球ってどんな場所?③(白夜が起きる理由)

★学習内容

  • 地球は球体で、傾いた状態で太陽の周りを周っている。
  • だからこそ、季節の変化や白夜という現象が起こる。

★ポイント

  • 「白夜っていう現象があるんだけど、なんでそんな現象が起こるんだろう?」っていう疑問からスタートすると生徒は面白がってくれると思う。

★教材研究のための記事

★授業

  • 授業冒頭で略地図の練習(世界)
  • 社会科教材室に大量に置いてある(はずの)地球儀を教室まで持ってくる(←いまどき家庭に地球儀なんてないと思うので、せっかくだから使おう!)

4.地球ってどんな場所?④(地球上の位置の表し方)

★学習内容

  • 地球は球体で、位置の表し方は決まっているが、全体の表し方(地図)にはいろんな種類がある

★ポイント

★教材研究のための記事

★授業

  • 授業冒頭で略地図の練習(世界)
  • 社会科教材室に大量に置いてある(はずの)地球儀を教室まで持ってくる(←いまどき家庭に地球儀なんてないと思うので、せっかくだから使おう!)

5.日本は地球上のどこにある?①(日本の位置)

★学習内容

  • 日本の略地図の描き方。
  • 日本の都道府県と県庁所在地。

★ポイント

★教材研究のための記事

★授業

  • 授業冒頭で略地図の練習(世界)
  • 社会科教材室に大量に置いてある(はずの)地球儀を教室まで持ってくる(←いまどき家庭に地球儀なんてないと思うので、せっかくだから使おう!)

6.日本は地球上のどこにある?②(時差)

★学習内容

  • 時差。

★ポイント

★教材研究のための記事

★授業

  • 授業冒頭で略地図の練習(日本)

7.日本は地球上のどこにある?③(日本の領域)

★学習内容

  • 日本の領域。
  • 領土問題。

★ポイント

★教材研究のための記事

★授業

  • 授業冒頭で略地図の練習(日本)

8.地球で人々はどんな暮らしをしている?①(気候)

★学習内容

  • 気候。

★ポイント

  • 教科書の内容を超えるけど、今後のために、気候の多様性の背景(原理)をざっくり説明しちゃった方がいいと思う。

★教材研究のための記事

★授業

  • 授業冒頭で略地図の練習(世界or日本)
  • 社会科教材室に大量に置いてある(はずの)地球儀を教室まで持ってくる(←いまどき家庭に地球儀なんてないと思うので、せっかくだから使おう!)

9.地球で人々はどんな暮らしをしている?②(熱帯)

★学習内容

  • 熱帯気候の原理。
  • 熱帯の生活の様子と、その背景。

★ポイント

★教材研究のための記事

★授業

  • 授業冒頭で略地図の練習(世界or日本)
  • 社会科教材室に大量に置いてある(はずの)地球儀を教室まで持ってくる(←いまどき家庭に地球儀なんてないと思うので、せっかくだから使おう!)

10.地球で人々はどんな暮らしをしている?③(乾燥帯)

★学習内容

  • 乾燥帯気候の原理。
  • 乾燥帯の生活の様子と、その背景。

★ポイント

★教材研究のための記事

★授業

  • 授業冒頭で略地図の練習(世界or日本)
  • 社会科教材室に大量に置いてある(はずの)地球儀を教室まで持ってくる(←いまどき家庭に地球儀なんてないと思うので、せっかくだから使おう!)

11.地球で人々はどんな暮らしをしている?④(温帯)

★学習内容

  • 温帯気候の原理。
  • 温帯の生活の様子と、その背景。

★ポイント

★教材研究のための記事

★授業

  • 授業冒頭で略地図の練習(世界or日本)
  • 社会科教材室に大量に置いてある(はずの)地球儀を教室まで持ってくる(←いまどき家庭に地球儀なんてないと思うので、せっかくだから使おう!)

12.地球で人々はどんな暮らしをしている?⑤(亜寒帯・寒帯)

★学習内容

  • 亜寒帯・寒帯気候の原理。
  • 亜寒帯・寒帯の生活の様子と、その背景。

★ポイント

★教材研究のための記事

★授業

  • 授業冒頭で略地図の練習(世界or日本)
  • 社会科教材室に大量に置いてある(はずの)地球儀を教室まで持ってくる(←いまどき家庭に地球儀なんてないと思うので、せっかくだから使おう!)

13.地球で人々はどんな暮らしをしている?⑥(高山)

★学習内容

  • 高山性気候の原理。
  • 高山性の生活の様子と、その背景。

★ポイント

★教材研究のための記事

★授業

  • 授業冒頭で略地図の練習(世界or日本)
  • 社会科教材室に大量に置いてある(はずの)地球儀を教室まで持ってくる(←いまどき家庭に地球儀なんてないと思うので、せっかくだから使おう!)

14.地球で人々はどんな暮らしをしている?⑦(宗教)

★学習内容

★ポイント

★教材研究のための記事

★授業

  • 授業冒頭で略地図の練習(世界or日本)
  • 社会科教材室に大量に置いてある(はずの)地球儀を教室まで持ってくる(←いまどき家庭に地球儀なんてないと思うので、せっかくだから使おう!)

15.小テストの実施

16.パフォーマンス課題の実施

教員が理解を深めるための記事まとめ

自然環境の教材研究

参考:Structuring a Syllabus(Columbia College)

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