日本地誌についてまとめました!
日本の領域
国土面積:37.8万㎢
- 北端:択捉島
- 東端:南鳥島
- 南端:沖ノ鳥島
- 西端:与那国島
領土問題
- 尖閣諸島:最大の島は魚釣島(うおつり じま)。付近は大陸棚上にあるので、優れた漁場のほか、石油などの地下資源の存在が期待されている。中国と対立。
- 竹島
- 北方領土
関連:竹島資料室に行って領土問題は未解決なのがベターなのかもって思った
日本の地形
国土面積の約7割が山地
- 日本海:武蔵堆、大和堆などのバンクがあり、好漁場
- 日本海溝
- フォッサマグナ:本州中央部を南北に横断する大陥没帯。西縁は糸魚川=静岡構造線で大規模な断層地形が見られる。東縁は火山の噴出物に厚く覆われているため不明瞭。
- 中央構造線:西南日本を内帯と外帯とに分ける断層線。
日本列島の基盤は、時代とでき方が同じグループ(地質帯)にまとめられます。日本列島の基盤は古アジア大陸に海洋プレートが沈み込む「沈み込み帯」で造られてきたので、基本的には海溝と平行に並んでいます。東北日本の地質帯は北海道~東北へ南北に並び、西南日本の地質帯は関東~沖縄へ東西に並んでいます。
東北日本の地質帯と西南日本の地質帯は山形県酒田~福島県棚倉(たなくら)~茨城県水戸北方を通る「棚倉構造線」で切られ、連続性が断たれているので、基盤については棚倉構造線を境に、東北日本と西南日本に分けられています。
海洋プレートが沈み込んでいる「沈み込み帯」では、海溝から離れた内陸に海溝と平行にマグマが上昇して火山帯ができ、海溝付近にはマグマの上昇はありません。内帯は中生代白亜紀にマグマが上昇した地帯で、外帯はマグマが上昇しなかった地帯です。
日本列島の「もと」は、新第三紀の2000万年~1500万年前頃に、アジア大陸から離れ、太平洋へ向かって移動しました。西南日本は時計まわりに回転、東北日本は反時計まわりに回転し、大陸との間が開いて日本海が拡大しました。そのとき、本州中央部は折れ目になって東西に引っ張られて数千メートルも落ち込み、海底の地層が厚く堆積しました。この本州中央部を南北に横断する、新第三紀以降の地層に覆われた地帯を、ラテン語で「大きな溝」を意味する「フォッサマグナ」 といいます。新第三紀の変動に注目するときは、フォッサマグナ地域で東北日本と西南日本に分けています。
北海道
- A:オホーツク海:大陸棚の面積が約50%に達し、水産資源の宝庫
- B:知床半島
- C:択捉島
- D:石狩平野
- E:十勝平野
- F:津軽海峡
- G:洞爺湖
- ア:札幌
- イ:函館
東北
- A:奥羽山脈
- B:出羽山脈
- C:白神山地
- D:三陸海岸
- ア:青森
- イ:盛岡
- ウ:仙台
- エ:秋田
- オ:山形
- カ:福島
関東
- A:三浦半島
- B:多摩川
- C:荒川
- D:霞ヶ浦
- E:利根川
- F:房総半島
- 関東平野:最も広い面積を占めるのが武蔵野台地・相模原台地・下総台地などの台地。低地は利根川・荒川・多摩川などの沖積低地。
- ア:水戸
- イ:宇都宮
- ウ:前橋
- エ:さいたま
- オ:千葉
- カ:東京
- キ:横浜
中部
北陸
- A:越後山脈
- B:越後平野
- C:信濃川
- D:神通川
- E:能登半島
中央高地
- F:飛騨山脈
- G:木曽山脈
- H:赤石山脈
- I:甲府盆地
東海
- J:濃尾平野
- K:木曽川
- L:浜名湖
- M:天竜川
- N:富士川
- O:伊豆半島
- ア:新潟
- イ:富山
- ウ:金沢
- エ:福井
- オ:甲府
- カ:長野
- キ:岐阜
- ク:静岡
- ケ:浜松
- コ:名古屋
近畿
- A:琵琶湖
- B:京都盆地
- C:淀川
- D:奈良盆地
- E:大阪平野
- F:伊勢湾
- G:志摩半島
- H:紀伊山地:温暖多雨で林業が盛ん。山麓ではミカンの栽培が行われている。
- I:熊野川
- J:若狭湾
- ア:津
- イ:大津
- ウ:京都
- エ:大阪
- オ:神戸
- カ:奈良
- キ:和歌山
中国・四国
- A:中国山地:古くは砂鉄を産し、その精錬跡が各地に見られる。現在は牧畜が盛ん。
- B:四国山地
- C:秋吉台
- D:関門海峡
- E:岡山平野
- F:讃岐平野
- G:淡路島
- H:高知平野
- I:隠岐諸島
- J:四万十川
瀬戸内はかつては塩田(雨が少ないから)
→塩田跡地に工場
- ア:鳥取
- イ:松江
- ウ:岡山
- エ:広島
- オ:山口
- カ:徳島
- キ:高松
- ク:松山
- ケ:高知
九州
- A:有明海
- B:筑紫平野
- C:筑後川
- D:阿蘇山
- E:九州山地
- F:宮崎平野
- G:薩摩半島
- H:大隅半島
- I:屋久島
- J:種子島
- K:対馬
日本の気候
- 北海道:冷帯湿潤気候(Df)
- 本州以南:温暖湿潤気候(Cfa)
梅雨前線・秋雨前線:高温多湿の小笠原気団 vs 低温多湿なオホーツク海気団
各地域の気候の特徴
北海道
- 緯度が高いので、気温が低い
- 梅雨や台風の影響をほとんど受けないので、降水量が少ない
南西諸島
- 緯度が低いので、気温が高い
- 台風の影響をよく受けるので、降水量が多い
日本海側
- 冬の北西からの季節風が山脈にぶつかるので、冬の降水量(雨・雪)が多い。
太平洋側
- 夏の南東からの季節風が山脈にぶつかるので、夏の降水量(雨)が多い。
中央高地
- 標高が高いので、気温が低い
- 海から離れているので(内陸なので)、気温の年較差が大きい
- 海から離れているので(内陸なので)、降水量が少ない
瀬戸内
- 夏の南東からの季節風が四国山地にぶつかって乾燥した空気が届くので、夏の降水量が少ない。
- 冬の北西からの季節風が中国山地にぶつかって乾燥した空気が届くので、冬の降水量が少ない。
自然災害
集中豪雨(←梅雨、台風)
地すべり・がけ崩れ
河川の氾濫
高潮
冷害 @東北地方太平洋側(←やませ)
干ばつ @瀬戸内
都市型水害
都市化の進展により舗装道路が増大し、宅地化により畑や森林が減少したことにより、地下水への涵養量が減少し、都市型水害が起こりやすくなった。
液状化現象
日本の人口
地域開発・都市計画
政令指定都市
- 地方自治法252条による政令によって指定された人口50万以上の都市。道府県並の行財政権や事務権限のうち、福祉・衛生・都市計画など一部が委譲される。また、市内にいくつかの区を設けて区役所を置き、区長以下の職員を配置させている。
地域開発
第三次全国総合開発計画(1977)
新全総までは経済発展を優先する政策だった
→環境破壊や公害・過疎過密化をもたらした
三全総は人間生活を優先する政策だった
→定住構想のもとで伝統文化の尊重・自然との調和が目指された
日本の農業
日本の林業
日本の水産業
日本の工業
日本のエネルギー
石炭
輸入先(2020)
- オーストラリア:60%
- インドネシア:16%
- ロシア:13%
石油
輸入先(2020)
- サウジアラビア:40%
- アラブ首長国連邦:32%
- カタール:9%
石油危機後、情勢不安が続く中東への集中依存への危惧から輸入先を分散化したが、近年中国やインドで原油需要が増大し、東南アジア諸国の供給余力が低下すると再び依存度を高めた。
天然ガス
輸入先(2020)
- オーストラリア:39%
- マレーシア:14%
- カタール:12%
日本の交通
日本の貿易
輸出(2020)
品目
- 機械類:36%
- 自動車:19%
- 精密機械:6%
- 鉄鋼:4%
- 化学薬品:3%
相手国
- 中国:22%
- アメリカ:19%
- 韓国:7%
- 香港:5%
- タイ:4%
貿易港
- 名古屋
- 成田国際空港
- 横浜
- 東京
- 関西国際空港
輸入 (2020)
品目
- 機械類:26%
- 原油:7%
- 液化天然ガス:5%
- 医薬品:5%
- 衣類:4%
相手国
- 中国:26%
- アメリカ:11%
- オーストラリア:6%
- 韓国:4%
- タイ:4%
貿易港
- 成田国際空港
- 東京
- 大阪
- 名古屋
- 横浜
日本の各地域
北海道
東北
関東
中部
近畿
中国
四国
九州
福岡
南西諸島
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