交通についてまとめました!
移動に関するニーズ
・目的地に素早く安全に快適に移動したい
・目的地に素早く安全に輸送したい
※出発力目的地にダイレクトに移動・輸送できるわけではない。
→各交通手段を組み合わせて移動・輸送する。
陸上交通
鉄道
物流博物館より
メリット
- 長距離・大量輸送しやすい
- 定時輸送しやすい
- エネルギー効率が自動車より高い(二酸化炭素の排出量が自動車よりも少ない)
- 安全性が高い(←鉄道乗車時にシートベルトをする必要はない)
デメリット
- 出発のタイミングの柔軟性が低い
- 線路があるところにしか行けない(小回りが利かない)
- 傾斜に弱い
※目的地に(ほぼ)直接到達することができる自動車やバイクの方が本当は望ましい(と思う)。
自動車
物流博物館より
メリット
- 戸口輸送(ドア・ツー・ドア輸送)が可能で小回りが効く
- 出発のタイミングの柔軟性が高い
- 傾斜に比較的強い(←ゴムタイヤ)
デメリット
- エネルギー効率が鉄道より低い(二酸化炭素の排出量が鉄道よりも多い)
- 長距離・大量輸送しにくい
- 定時輸送しにくい(←渋滞)
- 安全性が低い(←事故が多い:自動運転の導入で解決したい)
- 道路網の整備が必要
バイク
メリット
- 戸口輸送(ドア・ツー・ドア輸送)が可能で小回りが効く
- 細い道でも通れる
- 出発のタイミングの柔軟性が高い
- 傾斜に比較的強い(←ゴムタイヤ)
デメリット
- 長距離・大量輸送しにくい
- 定時輸送しにくい(←渋滞)
- 安全性が低い(←事故ったら大怪我しがち)
- 道路網の整備が必要
- 雨天時に転倒リスクが高まる
ベトナム ホーチミンの様子
なぜ東南アジアではバイク移動が主流で、日本ほど自動車・鉄道は普及していないのか?
→考え中。。。例えば↓の理由がありそう
- バイクは導入コストが低い(鉄道は導入に大資本が必要だし、自動車はバイクより値段が高い)
- バイクは細い道でも自由に動けて便利
- 日本が近代化政策を行なった時代は、鉄道は発達していたものの自動車は未発達な時代だった
関連:ベトナム ホーチミン旅行3泊6日のリアルタイム記録【2022年12月】
海上交通
物流博物館より
大航海時代以後、帆船の発達や汽船の登場、スエズ運河・パナマ運河の開通などによって、飛躍的に拡大。
船舶
物流博物館より
メリット
- 長距離・大量輸送しやすい
- 輸送コストが安い
- エネルギー効率がよく、環境への負担が少ない
デメリット
- 海賊に襲われるリスク
貿易の主要な担い手
RO-RO船(ローローせん) | 貨物船用フェリー。コンテナ荷役のためのクレーンが未整備の小港湾でも利用できる。 |
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コンテナ船 | ガントリークレーンを使ってコンテナの積み卸しを行う。 |
タンカー | 液体を輸送する船。一般的には石油タンカーのこと。 |
コンテナ港の世界トップ5
- 上海港
- シンガポール港
- 深圳港
- 香港港
- 釜山港
航空交通
物流博物館より
航空機
物流博物館より
かなりニッチなニーズに支えられている。
航空需要は目的地の魅力に支えられている。
メリット
- 長距離輸送しやすい
- 輸送スピードが速い(→鮮度が価値につながる商品の輸送に利用)
- 景色が良い
- 安全性が高い
- リッチな体験ができる(←ドリンクサービス、機内食、機内エンタメ)
デメリット
- 大量輸送しにくい
- 輸送コストが高い
- 空港があるところにしか行けない(小回りが利かない)
- 揺れる
- うるさい(←乗客にとっても地上の人にとっても)
- 事故時の被害が大きい
- 拘束時間が長い(←搭乗時間が決まっている、保安検査を受けなければいけない、トイレに行ける時間が限られている、シートベルトを着用しなければいけない)
- 席によっては窓から何も見えない
- インターネットを使いにくい
運賃が比較的高いため、旅客輸送がメイン。
貨物輸送は小型・高価値の商品や鮮度が重要なモノに限られる。
(例)IC、精密機械、医薬品、ダイヤモンド、レアメタル、生鮮食料品、肉牛、花卉
ハブ&スポーク方式
ハブ空港:その地域の拠点となる空港。
空路で移動する際は、その国のハブ空港に行ってから、乗り換えてスポーク路線で地方空港に行く。
(理由)
航空機を効率的に運用でき、航空運賃を抑えることができる&航空会社の利益が増える。
例えば、茨城空港とパリの空港の間で航空機を飛ばすのは非効率的ですよね。誰が茨城空港から乗るねん!っていう。
日本の空港がハブ空港の地位を獲得するのが困難な理由
- 空港利用料金が高い
- 空港利用時間に制約がある
- 大型機が離着陸可能な滑走路の本数が少ない
ドローン
今後に期待!
日本の交通
旅客輸送
鉄道の割合が低下し、自動車の割合が増加(1970年頃からの比較)
貨物輸送
鉄道の割合が低下し、船舶は横ばい、自動車の割合が増加(1970年頃からの比較)
日本の鉄道利用
国土が狭く、高速道路の整備により道路輸送が発達するため貨物輸送での依存度は低いが、新幹線や大都市での鉄道網の発達、職住分離による電車通勤の一般化を背景に旅客輸送での依存度は高い。
河川交通
日本の河川は勾配が急な上に流域面積も狭いので、流量の変動が大きく河川交通には適していない。したがって、条件の整った大河川の下流部以外には河川交通は見られない。
航空
日本の空港がハブ空港の地位を獲得するのが困難な理由
- 空港利用料金が高い
- 空港利用時間に制約がある
- 大型機が離着陸可能な滑走路の本数が少ない
論点
・空港の民営化は必要?
・なぜJALは経営破綻した?
地理の記事・動画一覧はこちら
参考文献
通信教育
学習漫画・参考書
社会科チャンネル
社会科(歴史・地理・公民・政治経済)の内容について、本質的な部分をわかりやすく解説するチャンネルです。