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- 事件を語る人と、事件に集る人

フランスの大規模デモに乗じて一部が暴徒化した件、に対する様々な反応について。
社会現象に対して、いろんな人がいろんな解釈をする。それは悪いことではない。
が、すべての人が中立に、物事の本質を見極めようとしているわけではない。なかには、自分の政治信条を伝え広めたいという目的が先にあって、社会現象をその材料として使う人がいる。
例えば今回のフランスの大規模デモに関しては、移民排斥を訴えたい人は「今回の事件は移民受け入れ政策が招いた」という解釈をする。
移民について触れない報道に対しては、「政府が隠蔽している」「これだからマスメディアはダメだ」という解釈をする。
物事の本質を見極めた結果、そういう解釈・主張になっているのではなく、自分がもともと伝えたいと思っていることを、事件を利用して言っているに過ぎない。
こういうことがよく起こる。特に個人が発信するSNS(Xなど)では、いろんな角度からの慎重な思考・考察を経ない「個人の解釈」が集まるので、「本質は何か?」と見極めようとする姿勢を持つことが重要になる。
その点、公共の電波を使って放送されるテレビ番組は、比較的「自分の思い」を伝えることではなく「物事の本質」を見極めることを優先している。
社会現象に対して、いろんな人がいろんな解釈をする。そして、そこには自分の政治信条がどうしても乗る。
「自分の思い」はすぐに発信できる。もう用意されていることだから。でも、「物事の本質」はすぐには発信できない。そのつど向き合わなければいけないから。
自分が解釈するときには、「今の自分の考えには、自身の政治信条や願望がどれくらい乗ってしまっているか?」と、自らのバイアスに対して自覚的になることが必要。
誰かの解釈を見聞きしたとき、「そこに、その人の政治信条やポジショントークがどれくらい乗っかっているか?」を冷静に測ることが大事。
ではでは
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