流通
商品が生産者から消費者に渡ること。
一般的な流れ
生産者
↓
卸売業(商社、問屋)
↓
小売業(小売店)
↓
消費者
卸売業(wholesale)
生産者から商品を仕入れて、小売業者に販売する業者。
中心都市に立地する。
(理由)小売業者が商品の仕入れに来やすい場所だから。
→販売額は中心都市で多くなる。
総合商社
様々な商品を扱う。欧米には存在しない日本独特の業態。
(例)三菱商事、伊藤忠商事、丸紅、三井物産、住友商事、豊田通商、双日
専門商社
特定の分野に特化する。
小売業(retail)
生産者や卸売業者から仕入れた商品を消費者に販売する業者。
各地域(消費者がいるところ)に立地する。
→販売額は人口が多いところで多くなる。
商圏
以下を大きくまとめて商圏と呼ぶ。
- 生産者の仕入圏・供給圏
- 卸売業の仕入圏・供給圏
- 小売業の販売圏
- 消費者の購買圏
日用品
→地方の小商店
中級品(買まわり品)
→中規模の都市
高級品
→大都市
商業
無店舗商業
原始的な無店舗商業
=販売者が移動する商業。
- 振売
- 行商
- 訪問販売
- 露天
新しい無店舗商業
- 通信販売
- 自動販売機
有店舗商業
百貨店(デパート)
商品展示場として使われ、購入はネット販売で…となりがち。
スーパーマーケット
日用品の販売。大型駐車場を備えた大きなスーパーマーケットは、地方都市の小商店を閉店に追い込む存在。
コンビニエンスストア
店舗が小さいので、品切れを防ぐためにPOS(販売時点情報管理)システムを利用することが必須。
専門店
日本の中小都市での消費行動
モータリゼーション
自動車が普及して、日常生活での自動車への依存度が高まること。
↓
郊外の主要道路沿いに大型駐車場を備えたショッピングセンターが立地。
- 郊外は地価が安い
駅前にある商店街の衰退
(理由)
- 郊外の主要道路沿いのショッピングセンターに車で行く人が増えた。
- 駅前の商店街は駐車場を十分に設置できない。
- ネット通販が普及した。
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参考文献
通信教育
学習漫画・参考書
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