公民(政治経済・現代社会)

国際連合の仕組みと役割についてまとめたby東大卒元社会科教員【公民】

 

国際連合についてざっくりまとめました!

 

望岡 慶
望岡 慶
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「国際連合って何なん?」っていう人へ

  • 国際連合はどんな組織なのか?
  • 国際連合どんな背景のもと作られた組織なのか?

ってのを理解できるように、ちょっと回りくどい説明をします!国際連合の詳しい仕組みについて早く知りたい人は飛ばしてください。

 

 

自分の身を守るためには(平和を保つには)

 

望岡 慶
望岡 慶
国際連合は集団安全保障の仕組みです。

このことを理解するために、「自分の身(国)=国益を守るためにはどうするのがいいのか?」について考えてみます!

 

 

方法は3つ

「自分の身(国)=国益を守るための方法」は大きく3つに分けられる。

  • (1)自分で守る
  • (2)仲間を作ってお互いに守る
  • (3)みんなで協力してみんなで守る

 

例えば学校のクラスがむちゃくちゃ荒れていて、常に命の危険にさらされているような状態だとしたら、自分の命を守るために筋トレをしたりして防衛力を高めたりしますよね。これが(1)です。

 

ただ、これだと相手が2人で襲いかかってきた時にやられてしまう可能性が高いです。

 

そこで、仲間を作って「お互いに何かあったら助け合おう」っていう約束を作ればいいかも!(同盟を結べばいいかも!)っていう考えが出てきます。

こういう約束をしたグループがいくつかできて、グループ同士の力関係(パワーバランス)がいい感じに保たれたとします。

すると、「相手のグループのメンバーに手を出したら、グループ同士の戦いになって大変なことになるぞ…」ってお互いが警戒するようになります。抑止力が働くわけです。これが(2)です。

 

ただ、抑止力が働くとはいえ、実際にグループの誰かが他のグループの誰かとドンパチを始めたら、グループ同士の大きなケンカになりますよね。

 

そこで、「もうこのクラスでケンカするのはダメ。もしケンカが起こったら、ケンカした人に対してみんなで制裁を加えることにしよう!」っていう考えが出てきます。これが(3)です。

 

こうして国際連盟(←第一次世界大戦後と国際連合(←第二次世界大戦後)ができました。

 

 

 

このように、自分の身(国)=国益を守るための方法は大きく3つに分けられます。それぞれを現代的な言葉で表すと、こうなります。

  • (1)自分で守る→個別的自衛権
  • (2)仲間を作ってお互いに守る→集団的自衛権
  • (3)みんなで協力してみんなで守る→集団安全保障

 

 

個別的自衛権

自国への外部からの侵攻に対して、時刻を防衛するために実力を行使する国家の権利。

引用:政治・経済用語集

 

自衛権行使の3要件

  1. 我が国に対する急迫不正の侵害があること、すなわち武力攻撃が発生したこと
  2. この場合にこれを排除するために他の適当な手段がないこと
  3. 必要最小限度の実力行使にとどまるべきこと

 

 

集団的自衛権

同盟関係にある他国が武力攻撃を受けた時に、その武力攻撃を自国の安全に対する脅威とみなして、実力で阻止する権利。

引用:政治・経済用語集

 

 

集団安全保障

対立関係にある国家をも含めて、関係国すべてがその体制に参加し、相互に武力によって攻撃しないことを約束し、違反国には集団で対処し、相互に平和のために安全を保障すること。

引用:政治・経済用語集

 

この集団安全保障の考え方を具現化したのが国際連合です!

 

ウクライナ戦争を見ると、この集団安全保障がしっかり機能することはあるのか?ってのは疑問・・・

 

 

 

国際連合

目的

国連憲章が定める国連の目的は、次の通りである。

  • 国際の平和と安全を維持すること。
  • 人民の同権および自決の原則の尊重に基礎をおいて諸国間の友好関係を発展させること。
  • 経済的、社会的、文化的または人道的性質を有する国際問題を解決し、かつ人権および基本的自由の尊重を促進することについて協力すること。
  • これらの共通の目的を達成するにあたって諸国の行動を調和するための中心となること。

引用:国際連合広報センター

 

 

組織

総会 国連の主たる審議機関で、政策を決定し、国連を代表する機関 @ニューヨーク(アメリカ)
安全保障理事会 国際の平和と安全に主要な責任を持つ @ニューヨーク(アメリカ)
経済社会理事会 国際連合や専門機関、その他各種機関の経済社会活動を調整する主要な機関 @ニューヨーク(アメリカ)
国際司法裁判所 国連の主要な司法機関 @ハーグ(オランダ)
信託統治理事会 国連加盟7カ国の施政下に置かれた11の信託統治地域の施政を国際的に監督し、かつ適切な措置を取ってこれらの地域が自治もしくは独立に向けた準備ができるようにする(→1994年に最後の信託統治地域であるパラオが独立したことを受けて、作業を停止)
事務局 多岐にわたる国連の日常業務を遂行する

 

 

総会

 

総会(国際連合広報センター)

 

 

安全保障理事会

常任理事国 アメリカ・ロシア・イギリス・フランス・中国
非常任理事国 10カ国(任期2年)※毎年半数ずつ改選される

拒否権:常任理事国の反対投票(→1カ国でも常任理事国が反対すると、議案は否決となる)

 

安全保障理事会(国際連合広報センター)

 

 

経済社会理事会

 

経済社会理事会(国際連合広報センター)

 

 

国際司法裁判所

 

国際司法裁判所(国際連合広報センター)

 

 

信託統治理事会

 

信託統治理事会(国際連合広報センター)

 

 

事務局

 

事務局(国際連合広報センター)

 

 

活動

紛争の平和的解決

国連平和維持活動(PKO)

強制措置

平和構築

選挙支援

開発による平和構築

平和のための行動

経済的及び社会的国際協力

人道支援

 

参考:主な活動(国際連合広報センター)

 

 

望岡 慶
望岡 慶
最後までお読みいただきありがとうございました!

 

参考文献

 

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