公民(政治経済・現代社会)

貿易について東大卒元社会科教員がまとめた【公民】

 

貿易についてざっくりまとめました!

 

望岡 慶
望岡 慶
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貿易

貿易

=国家間の商品取引

※国際分業:各国がそれぞれ最も適した商品を作り、貿易を通じてその交換を行う。

 

 

政府の関与の度合いによる分類

自由貿易:貿易について国家が統制を行わず、民間の自由取引に任せること

保護貿易:自国産業の保護のため国家が貿易に介入して制限を加えること

(制限方法)

  • 関税障壁
  • 非関税障壁(数量制限など)

※国際収支が赤字になると台頭する考え方

 

 

相手国との関係による分類

水平貿易:先進国と発展途上国との間の貿易。発展途上国からは原料・食料が輸出され、先進国からは工業製品が輸出される。

垂直貿易:先進国同士の貿易。工業製品がお互いに輸出入される。

 

 

世界貿易の発達の歴史

産業革命+商工業や交通の発達

先進工業国と原料供給国(植民地)の間で物資の移動が活発になった(=国際分業)。

第二次世界大戦前、国内産業を保護するために多くの国が保護貿易政策をとった。

第二次世界大戦後、資本主義国(先進国)を中心に、自由貿易を原則とする貿易の拡大をはかる動きが見られた。

  • 国際通貨基金(IMF)
  • 関税及び貿易に関する一般協定(GATT)
  • 国際貿易機関(WTO)

???

 

 

日本の貿易

財務省貿易統計

 

貿易依存度

貿易依存度=GDPに対する輸出入額の割合

日本は他の先進諸国に比べて圧倒的に低い(=日本は超内需型国家)

 

 

貿易相手地域

アメリカ、中国の比率が高い。

 

 

日本の貿易の変化

1960年代前半まで

  • 内需主導型
  • 外国から原材料を輸入して国内の工場で加工→国内で消費

1965〜70年代前半

  • 外需主導に転換
  • 外国から原材料を輸入して国内の工場で加工→外国に輸出
  • 大幅な貿易黒字(アメリカは大幅な貿易赤字)

1970年代後半〜1985年

  • 石油危機後も外需主導型を継続
  • アメリカとの貿易摩擦が深刻化

1985年〜

  • 内需主導型
  • アメリカに投資し、日本は世界最大の債権国に(←プラザ合意による円高ドル安を利用)

 

関連:国際通貨体制の変遷(歴史)をまとめた

 

 

望岡 慶
望岡 慶
最後までお読みいただきありがとうございました!

 

参考文献

 

公民の記事・動画一覧はこちら

【公民・政治経済サイト】中学公民・高校政治経済をわかりやすく解説

【公民・政治経済サイト】東大卒元社会科教員がわかりやすく解説【中学公民・高校政治経済】中学の公民(高校の政治経済)について解説した記事を一覧にしてまとめました。...

 

公民を解説したYouTube動画まとめ(準備中)

 

 

関連:中学社会の参考書・問題集を東大卒の元教員が紹介

 

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