地理

西アジア地誌

 

望岡 慶
望岡 慶
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西アジアの地形

  • アラビア半島
  • 地中海
  • アラビア海
  • 紅海
  • ペルシャ湾
  • ホルムズ海峡
  • マンダブ海峡
  • ダーダネルス海峡
  • ボスポラス海峡
  • 黒海
  • カスピ海
  • ティグリス川
  • ユーフラテス川
  • ネフド砂漠
  • ルブアルハリ砂漠
  • イラン高原
  • アナトリア高原
  • カフカス山脈
  • ザクロス山脈
  • エルブールズ山脈

 

 

西アジアの気候

中緯度高圧帯(亜熱帯高圧帯)が通年常駐する

→砂漠気候(BW)、ステップ気候(BS)

 

トルコなどの地中海沿岸地域は地中海性気候(Cs)

 

気候区分の覚え方など

ケッペンの気候区分について(覚え方・見分け方など)【地理】ケッペンの気候区分 ・植生の分布に注目して、気温と降水量の組み合わせで世界の気候を区分...

 

西アジアの文化・歴史

古くから東西交通の十字路として発展。

 

民族・言語

主にアラブ民族(アラビア語)

  • イスラエル:ユダヤ人(ヘブライ語)
  • トルコ:トルコ人(トルコ語)
  • イラン:ペルシャ人(ペルシャ語)

 

人種、民族

人種、民族 人種 身体的特徴によって区分された人類の集団 (例)肌の色、毛髪の色と形、目の色、鼻の形など ...

 

 

宗教

主にイスラム教(スンナ派)

  • イスラエル:ユダヤ教
  • イラン:イスラム教(シーア派)
イラン ペルシャ人、イスラム教(シーア派)
サウジアラビア アラブ人、イスラム教(スンナ派で最も戒律の厳しいワッハーブ派が支配的)
イスラエル ユダヤ人、ユダヤ教
アラブ首長国連邦 アラブ人(48%)、南アジア系(35%)、イスラム教(スンナ派)
カタール アラブ人、イスラム教(スンナ派)
バーレーン バーレーン人(アラブ系)、イスラム教(シーア派58%、スンナ派24%)
クウェート アラブ人、イスラム教(スンナ派)
オマーン オマーン人(アラブ系)、イスラム教(イバード派)
イエメン アラブ人、イスラム教(スンナ派58%、シーア派42%)
レバノン アラブ人、イスラム教(スンナ派27%、シーア派27%)
シリア アラブ人、イスラム教(スンナ派)
ヨルダン アラブ人、イスラム教(スンナ派)
パレスチナ アラブ系パレスチナ人、イスラム教
トルコ トルコ人、イスラム教(スンナ派)
キプロス ギリシャ系、ギリシャ正教
アゼルバイジャン アゼルバイジャン人、イスラム教(シーア派53%、スンナ派34%)
アルメニア アルメニア人、キリスト教(アルメニア正教)
ジョージア ジョージア人、キリスト教(ジョージア正教)

 

 

パレスチナ問題

2000年前はユダヤ教を信仰するユダヤ人の王国があった

ローマ帝国によって滅ぼされ、ユダヤ人は追放される

アラブ人が住むようになる

19世紀末、シオニズム運動(パレスチナにユダヤ人国家を作る運動)

第二次世界大戦後、国連はパレスチナをユダヤ人国家とアラブ人国家に分割する案を提示

1948年、イギリスの委任統治終了と同時にユダヤ人が一方的にイスラエルの建国を宣言

4回にわたる戦争(中東戦争)

1993年、ヨルダン川西岸とガザ地区でパレスチナ人の暫定自治を認めることが合意された

 

 

クルド人問題

イラン・イラク・トルコなどにまたがってクルド人が居住する(その地域のことをクルディスタンという)

  • クルド人の自治・独立の要求が強い

 

人種、民族 人種 身体的特徴によって区分された人類の集団 (例)肌の色、毛髪の色と形、目の色、鼻の形など ...

 

 

戦争

  • イラン・イラク戦争(1980〜88)
  • 湾岸戦争(1991)
  • イラク戦争(2003〜11)

 

背後には欧米諸国の関与がある。

 

 

西アジアの農業

  • 遊牧
  • オアシス農業

 

過放牧

  • 人口増加により、家畜の頭数を増やす
  • 飼料の草木の成長以上に家畜が若葉を食べ尽くす

 

乾燥地域の水問題

乾燥地域では土地があっても水がなければ生活できないため、地主よりも水主が大切(→盗水)。

不十分な灌漑は土壌中の塩分を毛細管現象によって吸い上げ、地表に塩類を集積させる(塩害)。

→塩害を防止するためには十分な水が必要。

 

国際河川(チグリス川、ユーフラテス川、ヨルダン川)

→水をめぐる国際紛争

 

 

西アジアの鉱工業

  • 原油

 

産油国が原油の富を十分に享受できるようになったのは最近の話。

石油開発は生産コストが高い(油田の探査、採掘、原油の精製、輸送)

→かつてはアメリカ合衆国・イギリス・フランス・オランダの巨大石油企業(国際石油資本:メジャー)が独占していた

→第二次世界大戦後、メジャーが西アジアなどで油田開発

→安価で大量に流通

→1960年にOPEC(石油輸出国機構)が結成される。1968年にはOAPEC(アラブ石油輸出国機構)。メジャーに対抗。

→1973年と1979年に石油危機(油田の国有化、産油国は原油価格の大幅な引き上げを行う)

 

アラブ首長国連邦やバーレーンは、リゾート開発や金融センターの誘致などを進めて石油依存からの脱却を進めている。

 

 

西アジアの国々

イラン

イスラム教シーア派を国教とする共和国

カナートを利用したナツメヤシや小麦などの栽培

 

 

サウジアラビア

王政

人口の4分の1が、羊の毛で織った黒いテントで生活する遊牧民のベドウィン

産油国(→今後どうする?)

 

農業

遊牧とオアシス農業以外に、多額の資本を投入してセンターピボットによる灌漑を行なって小麦・野菜などの栽培を行う。

 

 

イスラエル

ダイヤモンド加工業(イスラエルの重要な輸出品)

死海

 

 

アラブ首長国連邦

ドバイ

  • 首長国の1つ
  • 原油に恵まれないため、第3次産業の育成が進められ、中東における運輸・物流、観光、商業、金融の拠点を目指して発展を続けている
  • 建設ラッシュが続いているため、インドなど南アジアの外国人労働者が大量に流入

 

 

カタール

 

 

バーレーン

 

 

クウェート

 

 

オマーン

 

 

イエメン

 

 

レバノン

レバノンってどんな国?元社会科教員がざっくり解説【カルロス・ゴーン】「カルロス・ゴーンが行ったレバノンってどんな国?ざっくりでいいから簡単に知りたい。」 このブログ記事は、そんなあなたに向けた記事です。 本記事では、 レバノンはどんな国なのか? について説明をします。...

 

シリア

 

 

ヨルダン

 

 

パレスチナ

 

 

トルコ

トルコの特徴

政教分離・EUへの加盟申請・欧州への移民など、政治・経済面では欧州との結びつきが強いが、国民がイスラム教徒で言語がアルタイ語系であるなど、文化面ではアジアとの結びつきが強い。

 

 

キプロス

 

 

アゼルバイジャン

 

 

アルメニア

 

 

ジョージア

 

 

 

望岡 慶
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参考文献

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