地理

広がる境界・狭まる境界・ずれる境界とは?東大卒元社会科教員がわかりやすく解説

 

本記事の内容

  • 広がる境界
  • 狭まる境界
  • ずれる境界

 

望岡 慶
望岡 慶
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プレートの境目(境界)

プレートの動き方は3通り

2枚のプレートが離れる =広がる境界
2枚のプレートが近づく =狭まる境界
2枚のプレートがずれる =ずれる境界

※この言葉自体は覚えなくてOK!「プレートの境界で3通りの動き方があるんだ!」ってことをつかむことが大事!

 

 

広がる境界のポイント

・マントルの上昇部に相当する

→地下からマグマが供給されて、プレートが左右に押し分けられる

 

・広がる境界のほとんどが深海底に存在する

→開いた割れ目には、地下からマグマが供給され、新しく地殻が作られる

→盛り上がっていて、海嶺と呼ばれる

(例)大西洋中央海嶺

 

・まれに陸上にも存在する

(例)アフリカ大地溝帯、アイスランド(大西洋中央海嶺が陸上に現れたのがアイスランド島)

→開いた割れ目のことを地溝と呼ぶ

 

 

狭まる境界のポイント

・プレート同士が近づくところ

 

・プレートには比重が重い海洋プレートと比重が軽い大陸プレートがある

→近づくプレートの違いから、狭まる境界は2パターンに分かれる(→沈み込み型・衝突型)

 

沈み込み型

・大陸プレートと海洋プレートの衝突

・比重が重い海洋プレートが沈み込む

→沈み込んだ海洋プレートと大陸プレートの境界に溝(海溝)ができる

(例)日本海溝

・地震が起きやすい

・沈み込む時に岩石が溶けてマグマが発生し、多くの火山ができる(→火山列)

 

衝突型

・比重が軽い大陸プレート同士の衝突

→沈み込みが起こらず、境界が盛り上がる

→大山脈が形成される

(例)ヒマラヤ山脈やチベット高原(←インド・オーストラリアプレートとユーラシアプレートの衝突)

 

 

ずれる境界のポイント

(例)サンアンドレアス断層(アメリカ西部)、北アナトリア断層 (トルコ)

 

 

望岡 慶
望岡 慶
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参考文献

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