【解説&掘り下げ】2023共通テスト地理B 大問2 資源と産業
共通テスト地理(※)で9割超え、理想は満点!を目指していた僕が、実際にどんなふうに問題に取り組んでいたのかを紹介します。(※僕が受験生だった時はセンター試験でした)
70〜80点台で伸び悩んでいる人にとって、きっと参考になると思います!
大きく2つの場面に分けて解説します。
1. 問題を解いている最中の思考
- ① 時間を意識しながら、どうやって答えを特定していくか
- ② 自信がない時・迷った時に、どうやって確証を得るか
2. 解き終わった後の復習(事後学習)
- ③ 教科書知識の確認と、そこからの深掘り・整理
問題
問題は東進ハイスクールさん等のページを参照してください…!
解答番号8(ヨーロッパの混合農業)
問題を解いている最中の思考
①教会や集落は濠に囲まれていない。誤り。
②正しい。ヨーロッパの農業で教科書に書かれてあるやつ。
③短冊状になっていない。誤り。
④集落は固まっている。誤り。
答えは②。→正解でした!
解き終わった後の復習(事後学習)
ヨーロッパで行われている混合農業とは?
耕種(=作物栽培)と畜産(=家畜飼育)を組み合わせて行う農業のこと。
- 主食となる穀物や家畜のエサになる飼料作物を育て、
- それを使って家畜(肉用・乳用)を飼育し、
- 家畜のふんを畑の肥料として使う
上空から見ると、カラフルなモザイク状の農地に見える。
- 様々な作物を栽培している
- 区画が細かく分かれていて、形が不規則(←長い歴史の中で開拓・相続してきた)

ところで、なぜヨーロッパで混合農業が発達したんだろう?
- 土地が広くないから、最大限に活かす必要があった
- 作物と家畜の両方が生活に欠かせなかった
- 作物と家畜は、おたがいを支え合う関係にあった
解答番号9(世界の農業)
問題を解いている最中の思考
1ha当たりの穀物収量は麦作よりも稲作の方が高い傾向にある。また、発展途上国よりも先進国の方が農業技術が高いので、生産性も高いだろう。
灌漑施設は麦作よりも稲作の方が必要度が高い。稲作が盛んな地域では灌漑面積の割合は大きくなるだろう。
ただし、降水量が少ない乾燥地域で耕作を行うためには、近くの河川などから灌漑を行うしかない。よって、乾燥地域でも灌漑面積の割合は大きくなるだろう。降水量が多い地域は、降水のみで農業をできる地域もあるはず。
アフリカは灌漑面積の割合が小さく、1ha当たりの穀物収量も少なめだと思う。
中央・西アジアは乾燥しているので灌漑面積の割合が大きいが、1ha当たりの穀物収量は少なめだと思う。
東アジアは灌漑面積の割合がそこそこで、1ha当たりの穀物収量は多めだろう。
ヨーロッパは稲作地域ではなく、降水量もそこそこあるので、灌漑面積の割合はそんなに大きくならないだろう。1ha当たりの穀物収量は高めだと思う。
①はともに低いのでアフリカ。
②は灌漑面積の割合が小さいが生産性がやや高いのでヨーロッパ。
③は灌漑面積の割合が大きく生産性も高いので稲作地域の東アジア。
④は灌漑面積の割合が大きいものの生産性は低いので乾燥地域の中央・西アジア。
よって答えは③。→正解でした!
解き終わった後の復習(事後学習)
灌漑面積の割合って、先進国でも意外と低いんだな。農地で灌漑を行うかどうかってどうやって決まるんだ?
耕作地において灌漑を行うかどうかは、主に「水の必要性」と「水の供給可能性」という二つの要因で決定される。
作物にとって「天水(雨水)だけでは足りない」状態かどうか=灌漑なしでも安定した収穫が得られるかどうか
- 乾燥している:年間降水量が少なく、作物の生育に必要な水分を満たせない乾燥地域や半乾燥地域では、灌漑が必要になる
- 雨季と乾季がある:年間降水量は多くても雨季と乾季が明確に分かれており、乾季に作物を育てる場合は、灌漑が必要になる
- 稲作:常に大量の水を必要とする作物を育てる場合は、灌漑が必要になる
灌漑の必要性があっても、それを賄えるだけの水資源と技術・経済的な余力があるかどうか
- 水資源がある:灌漑に使える河川、湖、地下水などが近くに存在する場合は灌漑を行える
- 技術や余力がある:灌漑施設を建設・維持・管理するだけの資本力や技術力、政府の政策がある場合は灌漑を行える
例えば茶の栽培には多量の水が必要だが、多くの場合、大規模な灌漑施設は必須ではない。これは、茶の主要な生産地が、年間を通じて降水量が豊富なモンスーンアジア(インドのアッサム、中国の江南地方、日本の静岡など)や熱帯・亜熱帯の湿潤な地域に集中しているからである。
日本や中国の一部の産地では、スプリンクラーなどを用いた補助的な給水が行われることがある。
年間を通じて降水量が多く、作物の生育に必要な水分が自然に供給される地域では、天水(雨水)のみで耕作を行うことがある。
サハラ以南のアフリカ諸国では、耕作地に占める灌漑面積の割合は非常に低い。小規模な自給自足的な農家が中心で、灌漑施設を建設・維持・管理するだけの資本力や技術力が不足しているからである。また、熱帯雨林地域は年間降水量が多いため、灌漑の必要性が相対的に低い。
解答番号10(遺伝子組み換え作物)
問題を解いている最中の思考
①正しい・・・?ただ、「農薬の使用をなくし」は言い過ぎかな。むしろ遺伝子組み換え作物の種類によっては、農薬の使用が必須なものもあるはず。これは誤りだろう。
②アフリカや南インド、東南アジア、ラテンアメリカでも広く栽培されている。OECD加盟国の方が多いわけではない。誤り。
③インドは企業的な大規模農業が中心ではない。ガンジス川流域など、小規模農家が密集している地域が多い。誤り。
④正しいと思う。そういう国があってもおかしくはない。
答えは④。→正解でした!
解き終わった後の復習(事後学習)
遺伝子組み換え作物は農薬を使わなくても育てられる?
遺伝子組み換え作物は従来の作物と同様に、病害虫や雑草、環境ストレスにさらされるため、農薬の使用がゼロになることはない。
むしろ、除草剤を散布しても枯れないように遺伝子を組み換えられている作物があり、除草剤の使用回数や総使用量が増加しているケースもある。
遺伝子組み換え作物はどのような作物で導入されている?
世界の遺伝子組換え農作物の栽培面積は、トウモロコシ・ダイズ・ワタ・ナタネの4種を中心として、年々増加しています。
遺伝子組換え農作物をめぐる国内外の状況(農林水産省)
日本の食卓に並ぶトウモロコシは多くが遺伝子組み換え作物?
日本が輸入するトウモロコシの大部分は、以下の用途に回される。
| 家畜の飼料 | トウモロコシの輸入量の約 8〜9割は飼料用。主としてアメリカやブラジルから輸入されており、これらの国では耐虫性や除草剤耐性を持つGM品種が広く普及している。したがって、輸入飼料用トウモロコシの多くはGM作物。 |
| スイートコーン(生鮮・冷凍) | スーパーで販売されている生のトウモロコシや冷凍コーンの多くは、日本国内産か、海外産であっても遺伝子組み換えでない品種が使われる傾向がある。 |
解答番号11(牛肉、鶏肉、羊肉)
問題を解いている最中の思考
日本を考える。牛肉の輸出はしているはず(←和牛)。鶏肉はわからない。羊肉が日本の輸出品っていうイメージはないから、羊肉は輸出していないんじゃないかな。
羊肉の輸出が盛んだと思われる国として思いつくのは、牧羊が盛んなニュージーランド。オーストラリアも輸出していそう。
また、オーストラリアは牛肉も積極的に輸出している。オージービーフってよく聞くし。アメリカも牛肉の輸出が盛ん。牛を神聖な動物を見なすヒンドゥー教国のインドは牛肉を輸出しないはず。
とりあえず以上の手掛かりをもとに判定してみよう。
- インドが低位になっているCは牛肉かな。
- Aはニュージーランドが高位になっているので羊肉。これは間違いない。
- 残ったBが鶏肉。
これで合っているだろうか?
っていうか色が塗られていない国は何?・・・問題文に「世界に占める生産量が1%以上の国・地域」って書いてある。
ってことは、インドは牛肉生産で少なくとも世界の1%以上は占めているのか・・・。あーインド国内のイスラム教徒向けに牛肉が生産されているってこと?
だとしたら、インド国内のイスラム教徒が牛肉を輸出していてもおかしくないか。ヒンドゥー教国といえど、国内での牛肉生産・輸出を禁止しているわけではないだろうし。って考えると、インドは牛肉で低位になるとも限らないのか。
実際、CよりもBの方が牛肉っぽいんだよな・・・。オーストラリアが高位になっているし。アルゼンチンも牧牛が盛んだったはず。
Cは東南アジアで色が塗られている。熱帯地域は暑くて牧牛にそんなに向いていない地域だから、いくら水牛が牛肉に含まれるといえど、そんなに生産量は多くならないんじゃないかな・・・?
ましてやタイが牛肉を積極的に輸出しているイメージはない。鶏肉の方がしっくりくる。カオマンガイっていうチキンライスがタイ名物だし。
やっぱりCは鶏肉っぽいな。確かブラジルも鶏肉の生産・輸出が盛んだし。
ということで答えは④。→正解でした!
解き終わった後の復習(事後学習)
インドで牛肉って生産されているんだ?
インドの主要宗教であるヒンドゥー教では、牛と水牛は区別されていて、水牛は食べても良いことになっている。
そもそも、主要な家畜の特徴についてわかっていないな。牛、豚、鶏、羊について復習しよう。
- 汗腺が発達していないため、暑さに弱い。乳牛は高い代謝熱を発生するため、特に暑さに弱い。
- 粗飼料(牧草)を消化できる反芻動物であり、体格が大きいため、広大な牧草地での生育に適している。
- トウモロコシや大豆粕などの濃厚飼料を使うことで肉質や乳量が向上する。
- 肉牛も乳牛も、利用開始までに約2年かかる。
- 汗腺が発達していないため、暑さに弱い。
- 牛とは異なり、牧草などの繊維質を効率的に消化できない単胃動物であるため、トウモロコシや大豆粕などの飼料穀物(濃厚飼料)に大きく依存する。
- 集約的な屋内飼育が一般的。
- 約6ヶ月で出荷される。
- 汗腺が発達していないため、暑さに弱い。
- トウモロコシや大豆粕などの飼料穀物(濃厚飼料)への依存度が高い。
- 体が小さく、成長が極めて速いため、土地をほとんど必要としない。
- ブロイラー(若鶏)は40〜50日で出荷される。
- 羊毛が断熱効果を持つため、寒さに強い。また、湿気に弱く、乾燥した冷涼な気候に適している。
- 牛と同じく粗飼料(牧草)を主食とするが、草の根元まで食べられるため、牛が利用できない乾燥した荒地でも飼育が可能。
- 羊肉(ラム)は通常1年未満で出荷される。
畜産業が盛んな国は、どのような条件を満たしている?
畜産業、特に大規模な商業畜産を成功させるための主な決定要因は、「広大な土地」と「安価で安定した飼料の入手しやすさ」の2点に集約される。
- 牛・羊:これらの反芻動物は、大量の牧草(粗飼料)が必要。
- 豚・鶏・集約的肥育牛:これらの家畜を効率よく、短期間で大量に生産するためには、トウモロコシや大豆粕といった濃厚飼料が不可欠。
ブラジルが牛肉・鶏肉の生産・輸出に強いのはなぜ?
ブラジル(やアメリカ)は、広大で安価な土地を持ち、牛を粗放的に放牧できる。また、自国で大量の飼料穀物(トウモロコシ、大豆)を安価に生産できるため、豚や鶏の飼育、肉牛の肥育において、圧倒的なコスト競争力を持つ。
※濃厚飼料=繊維質が少なく、カロリー(エネルギー)やタンパク質が非常に豊富な飼料。短期間で、大量に、高品質な畜産物を生産するために不可欠。
ブラジルで牛肉や鶏肉の生産量が多いことと、熱帯雨林の伐採は関係している?
ブラジルが世界有数の牛肉・鶏肉輸出国である背景には、熱帯雨林の伐採により広大な土地を低コストで利用できることがある。
熱帯雨林は伐採(→有用な木材は搬出される)・火入れされた後、多くが牛の放牧地に転換される。ここで粗放的な放牧を行うことで、低コストで牛肉を生産できる。
鶏肉の生産は、牛のように広大な牧草地を必要としないが、間接的に森林破壊と関連している。鶏肉の生産には、トウモロコシや大豆粕といった濃厚飼料が大量に必要。ブラジルは大豆畑の拡大のために、熱帯雨林(アマゾン)やアマゾン南側のセラード(サバンナ)を大規模に伐採・開墾している。
解答番号12(フランスとポルトガルの物流)
問題を解いている最中の思考
フランスとポルトガルは地理的位置はさほど変わらない。ただ、ポルトガルは南北に細長い国で大西洋に面している。フランスよりも海上輸送の割合が高いのかな。
また、ポルトガルは道路輸送の割合が低そう。ポルトガルから道路を使って輸送するには、スペイン(結構ゴツゴツしているので陸路は大変そう)を通って、さらにフランスとの国境にあるピレネー山脈を越えなければいけない。
それに対して、フランスの場合は比較的平坦な土地を通って輸送できる。フランス・ドイツ付近から東ヨーロッパ、中東方面への道路網も充実しているだろう。ポルトガルよりもフランスの方が道路輸送の割合が高そう。
さらに、ポルトガルよりもフランスの方が経済発展しているので、航空輸送が発達していそう。ポルトガルよりもフランスの方が空港が大きく充実していそうだし。
製品的には、フランスの方が、コストの高い航空輸送でも利益を確保できる高付加価値商品を輸出していそう。フランスもポルトガルも農業が盛んな国だが、フランスの方が工業が発達しているだろう。
以上の視点で考えると、海上輸送の割合が比較的高いイがポルトガルで、海上輸送の割合が低く道路輸送の割合が比較的高いアがフランスだろう。
また、輸出額に関しては、コストの高い航空輸送は高付加価値商品の輸送に使われるので、輸出額の大きさと航空輸送の割合の高さには相関関係があるはず。Fの方が航空輸送の割合が高いので、Fが輸出額。Eが輸出量。
比較的低コストで大量の物資を運搬できる海上輸送の割合がEで高くなっているのも、整合性がとれている。
よって答えは③。→正解でした!
解き終わった後の復習(事後学習)
フランスの主な輸出品は?
輸送機器(エアバスの航空機や航空機部品、ルノーやプジョーの自動車)、化学製品・医薬品。
世界的なブランド力を持つ食品・飲料(乳製品、ワイン)、香水・化粧品・衣料品も重要な輸出品。
ポルトガルの主な輸出品は?
自動車(大手自動車メーカーの工場がある)、電気機械、衣料品、食品・飲料。
解答番号13(パルプと古紙の消費量)
問題を解いている最中の思考
まず大前提として、人口が多く、出版業などのビジネスが盛んな国ほど、紙の消費量は多くなるはず。その上で、紙をどうやって確保するか?という話。
木材から作られるパルプの消費量は、林業が盛んな国ほど多くなるだろう。林業が盛んではなく、パルプを輸入しなければいけない国ほど、古紙の再生利用を進めようとするのではないか。また、環境への意識が高い国も古紙の再生利用が多そうだ。
- カは紙の消費量が多い。アメリカ合衆国だと思う。
- キは日本と同じくらいの紙の消費量。ドイツかな。
- クは紙の消費量が少ない。3つの国の中で最も人口が少ないカナダかな。
パルプと古紙の判定をする。カがアメリカだとすると、Xはパルプかな。アメリカは環境意識がそれほど高くはない国っていうイメージがある。環境保全も大事だとは思っているけれど、それよりも経済合理性を追求する国っていう感じ。だからXはパルプっぽい。
Xがパルプ、Yが古紙でOKか?を検討する。
カナダは林業が盛んな国なので、パルプの消費量が多いと考えられる。パルプと古紙の消費量の大小だけで考えると、カがカナダのようにも思えるが、カナダの紙の消費量がアメリカや日本、ドイツよりも多いイメージは湧かない。パルプの消費量の方が大きいが、全体としての紙の消費量は少ないクの方がカナダっぽい。
キはパルプよりも古紙の消費量の方が多い。環境保全に積極的に取り組んでいるEUのドイツだろう。わざわざ問題文に「環境意識の高まり」と書いてあるから、出題者は「環境意識が高いEU」という話をしたいのだろう。
で、残ったカがアメリカ合衆国。林業が盛んなイメージはそこまでないが、カナダとの国境に近い地域には針葉樹がたくさん生えているだろうから、パルプの生産量が多くても不思議ではない。それに、確かシアトルはパルプの生産が盛んな都市だったような。紙の消費量的にもカはアメリカで間違いないだろう。
以上の解釈で矛盾は見つからなかったので、答えは③。
一応Yがパルプのパターンも検証してみると、「環境意識が高いドイツ」に当てはまるものがなくなってしまう。カは紙の使用量が多すぎる。ドイツではないだろう。クがドイツのパターンもあり得るか?と思ったけど、さすがにカナダよりも紙の消費量が少ないってことはないだろう。Yはパルプじゃない。
答えは③で大丈夫!→正解でした!
解き終わった後の復習(事後学習)
林業と製紙業についての理解が浅いなあ。復習しよう。
パルプとは?
木材などの植物繊維を、機械的または化学的な方法で分解して取り出した繊維の原料のこと。


参考:人間が「いい木」と感じるのはどんな木か?木材の種類とその価値
林業はどのような場所で盛ん?
- 有用樹がまとまって大量に存在する
- 伐採・運搬しやすい
- 労働力・資本に恵まれている
- 輸送機関が整備されている
各気候帯での林業の特徴は?
熱帯広葉樹(マホガニー、チーク、ラワンなど)が対象。
樹種が多様すぎて一本あたりの量が少ない(=材の均質性に欠ける)
そのため開発が遅れていたが、近年は先進国の資本や技術の投下により開発が進んでいる。
スギ、ヒノキ、マツ、ナラ、ブナなど
昔から開発されていたため、天然林は少ない
高品質な建材・家具材を産出する
森林が自然のままだと樹種・大きさ・形がバラバラで、用材に適した太くまっすぐな木だけを選ぶ択伐が必要。そのため労働力コストが高く、採算がとりにくい。
主に針葉樹林(トウヒ、モミ、アカマツなど)
成長は遅いが、純林であることが多い(→伐採の手間・経費が小さい)
軟木が多く、加工しやすい→製材・パルプ材
冷帯地域は寒冷なため、樹木の成長スピードが非常に遅く、一度伐採すると、自然に元の森に戻るまで非常に長い時間が必要
製紙・パルプ工業が盛んな場所はどこ?
原料となる森林資源が豊富で、かつ生産した製品を消費地に輸送しやすい場所。
- カナダ:広大な針葉樹林(タイガ)を持つ。
- アメリカ:広大な森林資源を持ち、国内需要も大きい。
- 北欧(スウェーデン、フィンランドなど):広大な針葉樹林(タイガ)を持つ。主にヨーロッパ市場向けに高品質な紙や板紙を供給。
日本で製紙・パルプ工業が盛んな場所はどこ?
森林資源が豊富で、原料(パルプ・古紙)の輸入や製品の輸送に便利な地域。
- 富士(静岡県)
- 苫小牧(北海道)
なぜドイツ(やヨーロッパ)は環境に対する意識が高いのか?環境問題に対する取り組みの温度差の理由
→まだよくわかっていない(勉強中)




