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【解説&掘り下げ】2024共通テスト地理B 大問1 世界の自然環境と自然災害

モチオカ(望岡 慶)

共通テスト地理(※)で9割超え、理想は満点!を目指していた僕が、実際にどんなふうに問題に取り組んでいたのかを紹介します。(※僕が受験生だった時はセンター試験でした)

70〜80点台で伸び悩んでいる人にとって、きっと参考になると思います!

大きく2つの場面に分けて解説します。

1. 問題を解いている最中の思考

  • ① 時間を意識しながら、どうやって答えを特定していくか
  • ② 自信がない時・迷った時に、どうやって確証を得るか

2. 解き終わった後の復習(事後学習)

  • ③ 教科書知識の確認と、そこからの深掘り・整理
モチオカ ケイ
モチオカ ケイ
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社会科教員向けの、社会科の教材研究・授業づくりのためのサイトを作っています! / 関東で生まれる → 公立中学校 → 公立高校 → 1年間浪人 → 東大(教育学部) → 東大院(教育学研究科) → 修士課程修了(教育学) → 公立中学校の教員に → 退職 → ブログをがんばる
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目次
  1. 問題
  2. 解答番号1(イギリスとニュージーランドの土地利用)
  3. 解答番号2(永久凍土と氷河・氷床)
  4. 解答番号3(海岸地形)
  5. 解答番号4(世界の各都市の緯度と気候)
  6. 解答番号5(気候による洪水災害の違い)
  7. 解答番号6(日本各地の気候)
  8. ほかの大問・年度の解説一覧はこちら

問題

問題は東進ハイスクールさん等のページを参照してください…!

2024 地理B 大問1

解答番号1(イギリスとニュージーランドの土地利用)

問題を解いている最中の思考

イギリスは中央に古期造山帯の山脈がある。ニュージーランドは新期造山帯(環太平洋造山帯)に属し、南島にサザンアルプス山脈がある。

土地利用に関しては、イギリスもニュージーランドも牧畜が盛んな国だが、ニュージーランドは特に酪農が盛んな国。

まず標高別面積割合の図を見ると、アの方が標高が低く、標高が高い場所はほぼないので、これはイギリスだろう。

イは標高が高い場所がそれなりにあるので、新期造山帯(環太平洋造山帯)に属するニュージーランドだろう。

土地利用割合の図を見ると、Bの割合に大きな差がある。酪農に力を入れているニュージーランドでBの割合が高いことから、これは牛は羊のエサとなる牧草地だろう。酪農が盛んで牧草地が多い関係で、ニュージーランドは耕作地が少なくなっている。

特に大きな差があるわけではないAは森林。

ということで答えは④。→間違いでした…(答えは③)

解き終わった後の復習(なぜ間違ったのか?)

牧草地にばかり注目してしまい、問題の意図を理解しようとしていなかった。

  • 「どちらも牧畜が盛んな国だから、どちらも牧草地は多いはず」と推測しなければいけなかった。
  • 「ニュージーランドは林業が盛ん」という教科書に書かれている知識が全く頭に入っていなかった。「ニュージーランドは酪農大国」ということばかりにとらわれてしまった。
  • なぜ標高別面積割合の図が一緒に掲載されているのか?を全く考えなかった。「標高が高く傾斜がきつい土地は、耕作や牧草地に適さないため森林として維持される」と、地形と土地利用を結びつけて理解しているかを試す問題だったのだろう。

解き終わった後の復習(事後学習)

ニュージーランドはなぜ牧畜大国なのか?

温暖で適度な降水量がある西岸海洋性気候なため、牧草が手に入りやすい。

人口が少なく広大な土地を活用できるため、牧草主体で家畜を育てる放牧を大規模に行なって生産コストを抑えることができる。

参考:ニュージーランドの地理をわかりやすくまとめた【中学〜高校レベル】

なぜニュージーランドは林業が盛ん?

ニュージーランドは温暖で降水量が多く、森林の成長が速い(→短いサイクルで収穫が可能:約25〜30年)。特に人工林の主要な樹種であるラジアータパイン(松の一種)の生育に最適な気候。

また、山地が多く、耕作や都市化に適さない土地が広大に存在するため、大規模な商業用人工林の造成が可能だった。

※パイン(pine)=松

木材の輸出入(原木・製材)のデータは?

輸出(2023)

  • 1位 カナダ
  • 2位 ニュージーランド
  • 3位 ロシア
  • 4位 ドイツ
  • 5位 スウェーデン

輸入(2023)

  • 1位 中国
  • 2位 アメリカ合衆国
  • 3位 オーストリア
  • 4位 スウェーデン
  • 5位 ドイツ

FAOSTATより

解答番号2(永久凍土と氷河・氷床)

問題を解いている最中の思考

適当でないものを選ぶ問題。

①チベット高原とヒマラヤ山脈が分布する緯度は覚えていないけど・・・日本列島の緯度が北緯30〜45度くらいだったはず。チベット高原やヒマラヤ山脈は日本列島と大体同じくらい(割と南の方)にあったはずなので、この文章は正しいだろう。

②ユーラシア大陸の北部。高緯度側ほど日射量や年平均気温が低下するから永久凍土が増加するってのは正しい。

③氷河・氷床が高緯度側で多いのは降雪量が多くなるからなのかな。高緯度で雪が降るのは間違いないと思うけど、寒すぎて蒸発量が少ないから、雪の量も少なくなっていくんじゃないかな。降雪量が多いことよりも、寒くて雪が溶けなかったり、川が凍ったりするのが主な理由なのでは?怪しい。

④極付近の陸地は寒すぎて、ほとんどの地域で永久凍土が分布するはず。正しいと思う。

んー・・・なんか確信が持てない。本当に③が間違っているのか?

でもやっぱり「高緯度側ほど降雪量が多くなるから、氷河・氷床の割合が増加する」ってのは正しくないと思う。日本海側の降雪量を考えても「高緯度側ほど降雪量が多くなる」とは言えないと思うし、降雪量そのものよりも春夏になっても雪が溶けないこと(=毎年蓄積されていくこと)の方が氷河・氷床が増加することに寄与しそう。

③は適当でない!答えは③。→正解でした!

解き終わった後の復習(事後学習)

改めて氷が絡む自然環境について復習しよう。

氷河とは?

陸地に降り積もった雪が、自らの重みで圧縮されて厚い氷の塊となり、重力によってゆっくりと流れ動くようになったもの。この「流動」という点が、ただ単に凍っている氷とは違う氷河の大きな特徴。

2種類に分けられる。

山岳氷河山岳地帯に存在し、谷を流れる氷河。
大陸氷河(氷床)山の谷間などの特定の地形に沿って流れるのではなく、広大な面積と氷の厚みが生み出す圧力によって流動する氷河。南極大陸とグリーンランドのみに存在し、地球全体の氷河面積の95%以上を占める。

確かによく見てみると、南極とグリーンランド以外に氷河ってほとんどないんだなあ。

グリーンランド上空(2023.9撮影)

参考:大地形・小地形をわかりやすくまとめた【地理】

オスロやストックホルムはU字谷にできた都市?

オスロはU字谷にできたフィヨルドの最奥に位置する都市。

しかし、ストックホルムはU字谷に直接できた都市ではない。氷期には厚い氷河に覆われていたため、市内の岩盤には氷河によって削られた跡が見られる。

永久凍土とは?

2年以上連続して温度が0℃以下に保たれている地盤のこと。凍っているのは土壌に含まれる水分であり、土そのものが流動することはない(→氷河とは違う)。

なぜ永久凍土が溶けると温室効果ガスが放出される?

土壌中に閉じ込められていた大量の有機物が微生物によって分解されるため。

  • 永久凍土の土壌には、凍結によって分解されずに蓄積されてきた植物や動物の遺骸(有機物)が大量に含まれている。
  • 地球温暖化によって永久凍土が溶けると、土壌中の気温や水分が上昇し、これまで活動できなかった微生物が活動を開始する。
  • これらの微生物は、蓄積された有機物を餌として分解(呼吸や発酵)する。この分解プロセスの中で、温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)やメタン(CH4)が生成され、大気中に放出される。

解答番号3(海岸地形)

問題を解いている最中の思考

Dはリアス海岸?でもEもリアス海岸っぽいな。河川の方が細かく山を削って、氷河はざっくり山を削るから、切れ込みが緩やかなDはフィヨルドかな?

Eはリアス海岸。

Fは河口が広がっているから三角江かな?

Gは沿岸流による堆積でできる砂州かな。

①は砂州の説明だからG。

②はリアス海岸の説明だからE。DよりEの方が海岸線が複雑になっているから、やっぱりEがリアス海岸で間違いない。

③は三角江だからF。

④はフィヨルドだからD。

よって答えは②。→間違いでした…(答えは④)

解き終わった後の復習(なぜ間違ったのか?)

「リアス海岸はギザギザしている」という印象が強すぎて、より海岸線が複雑で湾の奥行きが長い方がリアス海岸だと考えてしまった。

後から見返すと、どう見てもEがフィヨルドだなー・・・って思うわー。

解き終わった後の復習(事後学習)

フィヨルドとは?

氷河の浸食作用によって形成されたU字谷に海水が入り込んだ地形。

入り江の幅が比較的均一で、奥行きが非常に長く、直線的な湾になりがち。氷河は谷全体を均一に、深く削る性質があるため。

リアス海岸とフィヨルドの主な土地利用は?

両者とも湾が穏やかで養殖に向く。

リアス海岸は河川の浸食作用によって形成されたV字谷に海水が入り込んだ地形なので、断崖が少なく、人が住みやすい。また、浅い湾に適した養殖が行われる。

フィヨルドは氷河の浸食作用によって形成されたU字谷に海水が入り込んだ地形なので、断崖で平地がなく、人が住みにくい。また、深い湾に適した養殖が行われる(サケなど)。さらに、フィヨルド周辺は水力発電に適している。

なぜフィヨルドは水力発電に適している?

フィヨルド周辺は標高差と水量が大きいため、水力発電の効率が良い。

解答番号4(世界の各都市の緯度と気候)

問題を解いている最中の思考

日照時間は緯度と気候によって決まる。1月は南極に近い方が日照時間が長くなり、7月は北極に近い方が日照時間が長くなる。

オスロはノルウェーの首都。北極に近いので日照時間は1月が極めて短く、7月が極めて長くなる。

シドニーはオーストラリアの都市。東京と同じような気候(温暖湿潤気候)だが、南半球に位置するので日照時間は1月が長く、7月が短くなる。高緯度ではないので、1月と7月の差はそれほど大きくならない。

ムンバイはインドの都市。東京よりも南にあるので、日照時間は東京よりも1月が長く、7月が短くなる。モンスーン地帯で夏の7月に降水量が多い。だから7月は日照時間が結構短くなるのかな。

ローマはイタリアの首都。東京よりも緯度がやや高いかな。だから7月の日照時間は長め。ただそれよりも重要なのはローマは夏に降水量が少なくなる地中海性気候だということ。7月の日照時間は極めて長いはず。

①は1月の日照時間が極めて短いのでオスロ。②は7月の日照時間が極めて長いのでローマ。

③は・・・1月の日照時間が東京よりも長いからムンバイかシドニーだけど、7月の日照時間が東京よりも長い。ムンバイはモンスーンの関係で7月の日照時間が短くなるかなと思ったけど、東京よりも長いのはなぜ・・・?③はシドニー?

でも④は1月の日照時間がかなり長い。1月の東京は北西からの季節風が山を越えて吹き下ろす関係で乾燥し、ずっと晴れが続く。ってことを考えると、④の1月の日照時間は極めて長い。これは北半球のムンバイではなく南半球のシドニーだろう。

となると、ムンバイは③になる。1月の日照時間がムンバイの方が長いのは、ムンバイの方がより南にあるからだろう。東京と同じく、ムンバイも1月は乾燥する。大陸からの乾いたモンスーンが吹く(=雨がほとんど降らない)から。

ではなぜムンバイの方が7月の日照時間が長いのか?・・・東京は6〜7月にかけて梅雨だからかな。7月中旬くらいまでは梅雨明けしないから、東京の7月の日照時間は緯度のわりに短くなるのだろう。だからムンバイの方が7月の日照時間が長くなるのは整合性がとれる。

よって、ムンバイは③。

一応確認のために、③がシドニーの可能性も考えてみる。1月の日照時間が東京よりも長いのはおかしくはないが、7月の日照時間が東京よりも長いのは・・・あり得るか。東京は7月はまだ梅雨なのだから。

となると、③はシドニーでもおかしくなさそう。あれ・・・?そもそも東京の日照時間が1月も7月も思ったより短い気がする。7月は5時に日の出で19時に日の入りだとすると、日照時間のMaxは14時間。でも梅雨だったり、普通に雨が降ったりして、日照時間が短くなる。その結果、7月の日照時間は4.5時間くらいになっている。すごい減りようだ。つまり、雲の影響はものすごく大きいということ。

待てよ、もしかしてムンバイの位置がカギを握っているのか?インドには南西に海に沿うように山脈が走っている(西ガーツ山脈)。その山脈とモンスーンの影響で、夏のモンスーンの風上にあたる海沿いは降水量が多くなり、冬のモンスーンの風下にあたる海沿いは降水量がさらに少なくなる。ムンバイはちょうどこの位置にあるから、夏は降水量がかなり多く(=日照時間がかなり短く)、冬は降水量が少なく(=日照時間が長く)なるのか。って考えると、ムンバイは④か。

④がシドニーだとしたら、いくらなんでも冬にあたる7月の日照時間が短すぎる。そんなに雨が降りまくる地域ではないだろう。また、夏にあたる1月も、ずっと乾燥しているわけではなく温暖湿潤らしく雨もそれなりに降るはずなので、極端に日照時間が長くなることもないはず。だからシドニーは③か。

ってことで、かなり迷ったけどムンバイは④だと思う!→正解でした!

・・・この問題、結構難しくない?

解き終わった後の復習(事後学習)

特になし

解答番号5(気候による洪水災害の違い)

問題を解いている最中の思考

コロンビアとボリビア・・・全然馴染みのない国きたー・・・。カナダ、コロンビア、ボリビア、メキシコの洪水災害に関する知識は全くない。教科書にも書いてなかったような。

ってことは、降水量のパターンを踏まえて考えればわかる問題のはず!

まずカナダ。1年を通してそんなに降水量が多いイメージはない。高緯度に位置する国で冬に河川が凍りがち?春にかけて南の方から雪解けしていくので、北に流れる河川では「まだ北は凍っているのに、南から水が流れてくる」っていう事態になって洪水が多くなるのでは?って考えると、最も割合が大きいシが春の3〜5月だと思う。

次にメキシコ。スの割合が最も大きい。メキシコ周辺はハリケーンが起きる。ハリケーンが起きるのは何月頃だろう。・・・日本は秋に台風が多いから、同じようにハリケーンも秋に多くなるんじゃないかな。同じ北半球で緯度も同じくらいだし。ってことで、スは9〜11月だろう。

コロンビアは飛ばしてボリビア。サの割合が最も大きい。消去法的に12〜2月のはず。南半球は12〜2月が夏になるので、気温が高く雨が降りやすい関係でこの時期に洪水が多くなるってことでいいんじゃないかな。内陸だから夏に気温が結構高くなりそうだし。サは12〜2月で良さそう。

コロンビアはサの12〜2月も、シの3〜5月も、スの9〜11月も洪水が多い。ほぼ赤道直下で年中雨が多いから、洪水の発生割合の季節変化はそんなに大きくないってことかな。

答えは④でいいはず。→正解でした!

解き終わった後の復習(事後学習)

寒冷地での河川の洪水について

春の融雪洪水:冬の間に積もった大量の雪が春先に急速に溶け出すことにより、河川が氾濫する。

アイスジャム:氷結による河川の閉塞。局所的な急激な洪水を引き起こすことがある。

参考:アイスジャムによる河川災害と減災への取り組み

メキシコシティは盆地だから洪水が起きたら大変?

盆地という地理的な特徴と都市化の進行により、洪水災害のリスクが非常に高く、被害が大きくなりやすい。

※しかも盆地はかつて湖底だった(←テスココ湖)ため、地盤が軟弱。
※地下水の過剰なくみ上げによる地盤沈下が深刻。

参考:沈みゆく都市・メキシコシティ、水問題解決への試み

メキシコシティは災害に脆弱な都市なんだな・・・。大気汚染の話題もよく聞くし。くはー

なんかメキシコとフィリピンって自然災害に脆弱っていう点でよく似ているな。

地震

両国とも、地震活動が活発な地帯である環太平洋造山帯に位置している。

  • メキシコ:ココスプレートが北米プレートの下に沈み込む、大規模な沈み込み帯に位置している。
  • フィリピン:フィリピン海プレートとユーラシアプレートなど複数のプレートが複雑に衝突・沈み込んでいる地域に位置している。
熱帯低気圧

両国とも、熱帯低気圧の発生源となる温暖な海域に面している。

  • メキシコ:ハリケーンが接近・上陸する。
  • フィリピン:台風が接近・上陸する。

※両国とも、メキシコシティやマニラのような大都市圏に貧困層が集中している。貧困層は災害リスクの高い場所に住居を構える傾向があるため、災害発生時に最も大きな被害を受けやすい。

参考:メキシコ地震 (1985年)

解答番号6(日本各地の気候)

問題を解いている最中の思考

最高気温は南の方で高くなる。あと内陸でも高くなる。岐阜とか埼玉とか。

最大風速はよくわからない。日降水量もよくわからない。瀬戸内は少なくなる?

タは沖縄に多い。最高気温かな。でも岐阜や埼玉にタは見られない。おかしい。岐阜や埼玉で多いのはツ。ツが最高気温か。ってことは、タは日降水量か?

そうか、このデータは「最大記録」か。ものすごく雨が降った日が1日でもあれば、それが最大記録になるってことか。

だから最高気温が高い傾向にあるけれど、内陸のようにものすごく暑くなるわけではない沖縄は、「最高気温」の上位20位までの地点がないのね。

でも沖縄は台風がよく上陸するから、降水量がものすごく多くなる。だから沖縄には「日降水量」の上位20位までの地点がたくさんある?

ということでツは最高気温、タは日降水量。でも新潟で最大気温が多い地点があるっておかしくない・・・?

残ったチが最大風速?風は海沿いで強くなるのか?だから和歌山の紀伊半島の南端とか、静岡の伊豆半島の南方で最大風速が大きくなるのかな?

・・・でも台風でも最大風速は大きくなるはず。というか、海沿いよりも台風が上陸しやすい場所の方が普通に考えて最大風速は大きくなるよな?って考えると、沖縄で多いタが最大風速なのでは?どう考えても新潟で最大気温が高いはずもないし。

・・・もう一回最初から考えよう。

少なくとも新潟で多いツが最高気温はない。ツは最大風速か日降水量だけど、「風速は台風の時に速くなる」が一番説得力があるので、台風上陸地のイメージがない新潟で多いツは最大風速ではない。よって日降水量。新潟が豪雪地帯ってことを考えると、整合性がとれる。関東で日降水量が多いのはゲリラ豪雨の影響?ツは日降水量だろう。

タとチの違いは?タは沖縄で多く、チは紀伊半島や高知で多い。紀伊半島や高知は暖流の影響で最高気温が高くなりやすい?風は海沿いで強くなるはず。四国の半島の先端や長崎、紀伊半島の南端など、風が強くなりそうな場所で多いタは最大風速っぽい。沖縄で多いのも、台風上陸地と考えると納得。タは最大風速だろう。

残ったチは最高気温で合っている?最高気温上位20位までの地点は、絶対に埼玉に一つはあるはず。タはなくてチはあるから、チが最高気温でいいはず。暖流の影響で紀伊半島と高知で気温が高くなるはずだし。チは最高気温だろう。

ということで、(ちょっと自信ないけど)答えは③。→間違いでした…(答えは⑤)

解き終わった後の復習(なぜ間違ったのか?)

フェーン現象に全く気づかず、「新潟で多いツが最高気温はない」と思い込んでしまった。

「紀伊山地で林業が盛んなのは、降水量が多くて森林が成長しやすいから」という知識を軽視していた。

解き終わった後の復習(事後学習)

日本でフェーン現象が起きる場所は?

春から夏にかけて日本海側で起こることが多い。太平洋から吹く暖かく湿った風が、日本列島の背骨となっている山脈を越える際に発生する。

  • 北陸地方(新潟県・富山県など)
  • 東北地方の日本海側(山形県・秋田県など)

参考:糸魚川市大規模火災

日本以外でフェーン現象がよく起きる場所は?

ヨーロッパのアルプス山脈周辺。

  • 地中海側から吹く湿った南風がアルプスを越えると、北側(ドイツ、スイス、オーストリア側)に乾燥した高温の風として吹き降り、急激な気温上昇を引き起こす。

なぜカリフォルニアとオーストラリアは山火事が多いのか?

ほかの大問・年度の解説一覧はこちら

共通テスト地理/取り組み方

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