人間の活動

一次エネルギーと二次エネルギーとは?なぜわざわざ加工するのか?

モチオカ(望岡 慶)

教科書に出てくる「一次エネルギー」と「二次エネルギー」という言葉。いまいちピンとこない人も多いのでは。

そもそも、一次エネルギーと二次エネルギーとは何を指しているのか?

なぜわざわざエネルギーを加工して使う必要があるのか?

この記事では、一次エネルギーと二次エネルギーの違いをわかりやすく説明する。

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人間は自然の中にあるエネルギーを加工して使っている

人間は自然の中にあるエネルギー源からエネルギーを取り出して、活用して生きている

たとえば

  • 太陽光
  • 水の流れ
  • 化石燃料(石油、石炭、天然ガス)

など。

シンガポールにあるガーデンズ・バイ・ザ・ベイ。暑い。(2022.9撮影)
鹿児島 知覧。(2022.7撮影)

でも、これらはそのままでは使いにくかったり、運びにくかったりする

そこで人間は、自然の中に存在するエネルギー(=一次エネルギー)を、人間が使いやすい形に加工・変換して(=二次エネルギー)活用している。

二次エネルギー加工元(一次エネルギー)具体例
電力石油・石炭・天然ガス、水力、風力、太陽光、原子力など家庭・工場・オフィスなどで使用
ガソリン・軽油石油自動車・トラックの燃料
都市ガス天然ガスガスコンロ、給湯器など

人間が使いやすいエネルギーは電力

現状、電力が最も使いやすいエネルギーの形態。電力に勝るエネルギー形態は今のところ存在しない。

ドバイ。(2025.2撮影)

しかし、電力には保存しにくいという弱点と、一気に高出力を出しにくいという弱点がある。

そこで、電力の弱点を補う形で、化石燃料を加工して作ったガソリンや軽油、都市ガスなども使用されている。

Singapore Science Centre。(2024.12撮影)
石炭は一次エネルギー。(2022.3撮影 @田川市石炭・歴史博物館)

なぜ電力は人間にとって便利なのか?メリット・デメリットをわかりやすく

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