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なぜ狩猟採集社会より農耕社会の方が、人口が多くなるのか?

モチオカ(望岡 慶)
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カロリー摂取量の増加

野生の動植物の狩猟や採集よりも、食用に適した植物や家畜を選んで育てることにより、単位面積あたりのカロリー生産量を飛躍的に増加させることができる。

結果、多くの人口を養うことができる。

家畜は食料生産に貢献

家畜は肉や乳、卵などの食料を提供するだけでなく、畑を耕す・荷物を運ぶなどの労働力や、肥料(糞尿)としても活用される。

これが食料生産全体の効率化につながる。

出産と育児の負担軽減

狩猟採集民は常に移動していたため、女性が一度に多くの子を産んだり、年齢の近い子どもを育てたりするのが困難。

栽培化、家畜化によって定住生活が定着すると、この負担が軽減され、より多くの子どもを育てられるようになった。

もっとくわしく・わかりやすく

ジャレド・ダイアモンドの名著『銃・病原菌・鉄 上巻』のp.150〜参照。この本面白すぎ!

参考文献

ジャレド・ダイアモンド(2013). 『銃・病原菌・鉄 上巻』. 草思社.

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