地中海性気候について説明をします!
ディズニーシーのカフェ・ポルトフィーノと地中海性気候
東京ディズニーシーの入り口にあるホテル・ミラコスタをくぐると、目の前に広がるのは、メディテレーニアンハーバーというエリア。
正面に見える大きな火山(プロメテウス火山)に向かって右側に歩いていくと、「カフェ・ポルトフィーノ」というレストランがあります。
この「カフェ・ポルトフィーノ」。
名前の由来は何なのでしょうか。
「カフェ」は良いとして、、、問題は「ポルトフィーノ」。
ポルトフィーノとは一体なんなのでしょうか。
引用:Wikipedia
この写真を見てください。
東京ディズニーシーに行ったことのある人なら、「あれ?」って思ったかもしれませんが、この写真は、ポルトフィーノの写真です。
ポルトフィーノとは、イタリアの とある漁村の名前。
これは東京ディズニーシーのメディテレーニアンハーバーの風景ですが、そっくりですよね。
そうです。
ディズニーシーのメディテレーニアンハーバーは、イタリアの漁村ポルトフィーノをモデルにして作られたのです。
で、そのメディテレーニアンハーバーに作られたレストランに、モデルとなった町の名前を取って、「カフェ・ポルトフィーノ」という名前を付けたのです。
このカフェ・ポルトフィーノの名前の由来となったポルトフィーノがあるイタリア北部は、地中海性気候。
ということで、カフェ・ポルトフィーノからは地中海性気候の特徴をうかがい知ることができるのです。
地中海性気候の特徴(雨温図)
地中海性気候の特徴について説明をします。
地中海性気候とは、
- 温帯の中の気候区の1つで、
- 夏に降水量が少なく、乾燥する
という特徴を持っています。
普通は、夏になると…つまり気温が高くなると、空気中にふくむことのできる水蒸気の量が増えるので、降水量は多くなりがち。
でも、地中海性気候は夏に降水量が少なくなるので、特殊な気候なのです。
雨温図を見分ける時は、
気温が高い時期(夏)に降水量が少なくなっている → 地中海性気候かな?
と考えると良いです。
南半球は季節が逆転するので、こんな雨温図になります。
地中海性気候の分布
地中海性気候の分布(どこらへんにあるか)について説明をします。
地中海性気候は、その名の通り、主に地中海周辺で見られます。
地中海はここ。
ちなみに、地中海は英語でMediterranean(メディテレーニアン)。
ディズニーシーのメディテレーニアンハーバーは、地中海をモデルにしているのです。
とりあえず「地中海性気候は地中海周辺で見られる」でOKですが、余力のある人向けに、地中海性気候が見られる他の地域もまとめておきます。
地中海性気候の生活
地中海性気候の生活の特徴について説明をします。
気温が高い時期(夏)は、蒸発量も多くなるので、水分がたくさんないと困ってしまいます。
ですが、
地中海性気候では、気温が高くて蒸発量も多くなる夏に降水量が少なくなるので、乾燥に強い植物が育つことになりました。
その代表例が、オリーブやブドウ。
だから、オリーブオイルを使ったパスタ・ピザなどのメニューや、ワインが、この地域では有名なわけです。
で、ディズニーシーのカフェ・ポルトフィーノのメニューを見てみると、やっぱりパスタやワインがあります。
ワインボトルの栓に使われるコルクガシも、地中海性気候に適した植物です。
あと、ポルトフィーノは漁村なので、カフェ・ポルトフィーノではシーフードサラダなど魚介類を使ったメニューも多いですね。
地中海性気候と観光
引用:Wikipedia
地中海性気候と観光の関係について説明をします。
地中海性気候の地域は、夏に雨が少ないということで、まばゆい太陽の輝きを求めた人にとってのリゾート地であることが多いです。
例えば、イタリアの漁村ポルトフィーノも、有名な高級リゾート地。
フランス人と言えば「バカンス」ですが、バカンスの目的地として、ポルトフィーノはよく選ばれているようです。
日本人にとってディズニーシーが観光地であるのと同じで、地中海性気候のポルトフィーノもヨーロッパの人々にとっての観光地なのです。
まとめ
地中海性気候
- 温帯の中の気候区の1つで、夏に降水量が少なく、乾燥する気候
- 主に地中海周辺で見られる
- 乾燥に強い植物が育つ(オリーブやブドウなど)
- リゾート地であることが多い
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