高山気候の特徴と高地の暮らしについてまとめました!
高山気候とは
特徴
標高が高いので、同緯度の他の地域より気温が低い
標高が高いので、空気が薄い(気圧が小さい)
※標高=海面からの高さ
標高が高くなると気温が下がる理由
大気は主に地面からの照り返しの熱で温まるため、地面から離れると(標高が高くなると)気温は低下していく。
※標高が100m上がるごとに気温は約0.6℃下がる
ペルーのクスコで一年の気温の変化があまり見られないのは、クスコが赤道に近いから(→受ける太陽エネルギー自体の年間を通しての変化はあまりない)。
条件
- 温帯で標高2,000m以上
- 熱帯で標高3,000m以上
ケッペンの気候区分にはない気候。気温と降水量から判別されるわけではない。
高山気候の分布
ヒマラヤ山脈
ロッキー山脈
アンデス山脈
チベット高原
標高が高い地域での暮らし
熱帯では高温多湿の低地よりも生活しやすいため、高山に都市が集中する
- アディズアベバ(エチオピアの首都):2,355m
- ナイロビ(ケニアの首都):1,795m
- キト(エクアドルの首都):2,850m
- スクレ(ボリビアの首都):2,810m
標高の高さによって環境が変わるので、標高によって土地の利用の仕方が変わる
人間が生活をするにあたって、問題となるのは
- 気温が低い
- 風が強い
- 紫外線が強い
ということ
衣
着脱しやすいポンチョ(←気温の日較差が大きい)
帽子(←紫外線を防ぐ)
食
標高によってできる農業が異なる
4,000m〜 | リャマ・アルパカの放牧 |
3,000m〜4,000m | じゃがいも |
2,000m〜3,000m | とうもろこし |
住
石の壁(←樹木が乏しい)
日干しれんがの壁(←樹木が乏しい&乾燥している)
窓がない(←風が強い)
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