社会の解説

インドの経済自由化(新経済政策)

モチオカ(望岡 慶)

背景

1991年、インドは大きな経済危機に直面していた。

①輸入の支払いに必要な外貨(ドルなど)があと2週間分しかなかった

  • 湾岸戦争(1990~91)により原油価格が高騰した(←インドは石油を大量輸入していた)
  • 湾岸戦争(1990~91)により中東の出稼ぎ労働者からの送金が途絶えた

②財政赤字と貿易赤字が悪化していた

  • 効率の悪い国営企業が多く、政府が赤字を垂れ流していた
  • 製造業が弱く、輸出より輸入の方が圧倒的に多かった

改革(1991〜 新経済政策 NEP)

インド政府は国際通貨基金(IMF)に支援を求めたが、その際「お金は貸すけど、経済改革してね!」という条件がついたため、新経済政策が実行された。

①規制緩和

企業に対する政府の介入を減らし、企業が自由に活動できるようにした。

②民営化

国営企業を民間に売却するとともに、一部の分野で民間企業の参入を解禁した。

③貿易と投資の自由化

外国との貿易を自由にするとともに、外国きぎょうのインドへの直接投資を許可した。

結果

  • 経済成長が加速!(IT・サービス業が特に成長)
  • 中間層が拡大
  • 貧困率の改善
  • 外国企業がインド市場に進出(例:Google、Microsoft、トヨタなど)

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モチオカ ケイ
モチオカ ケイ
社会科コンテンツクリエイター
関東で生まれる → 公立中学校 → 公立高校 → 1年間浪人 → 東大(教育学部) → 東大院(教育学研究科) → 修士課程修了(教育学) → 公立中学校の教員に → 退職 → ブログをがんばる → ?
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