本記事の内容
- 社会とは?
- 社会に必要なシステムとは?
- なぜ意見が対立するのか?
- 合意を形成するためには?
社会とは
人間が生きるために必要なものはそんなに多くない。
- 水
- 食べ物
- 安全
↓
しかし、それら必要なものを手に入れるためには様々な活動が必要。
- きれいな水を見つける、水を運ぶ(→水の確保)
- 狩猟、採集、農業、林業、水産業など(→食べ物の確保)
- 衣服を作る、住居を作る(→安全の確保)
↓
これらの活動をすべて一人でやるのは大変。
人間は自分が持っていないものを手に入れたいという欲求がある。(→交換、略奪)
人間には種の保存という本能もある。
↓
人間は一人ではなくグループを作って生活をする。こうしてできたグループが「社会」。
↓
社会をちゃんと機能させるためには、様々なシステムが必要。
- 他の人とコミュニケーションをするためのツール(=言語、文字、絵画、記号)
- ルール(法)
- ルールを破られないようにするための仕組み(刑罰)
- トラブルが起きた時の解決方法(裁判)
- 合意形成のための仕組み(政治)
- 弱者を救済するための仕組み(社会福祉)
- グループの中で、もしくは他グループとの間でモノを交換するための決まり(→お金)
- モノの交換や他グループとの交流を楽に素早く行うための仕組み(交通)
- 他グループから自らのグループを守るための仕組み(軍事)
などなど
意見の対立
人間は全員が同じ考えを持っているわけではない。
(理由)
- 一人一人、価値観が異なるから
(価値観が異なる理由)
- グループごとに独自の文化・伝統・歴史があるから
- 一人一人、生きてきた環境が違うから
グループとしての合意形成
一人一人違う考えを持ってOK。特定の価値観を強制される必要はない。
でも、グループとして何らかの合意に至らないといけない場合もある。
(例)グループのために一人一人が負担する税金をいくらにするか?など
合意形成のために必要な能力・スキル
- いろんなことに気づく(課題を見出す)
- 物事にはいろんな面があることを踏まえて、いろんな角度から考える
- 論理的に考えて「なるほど」と思える効率的で公正な判断をする
- 他の人に伝わるよう適切に表現する(プレゼン)
合意形成のためのルール
話し合いのやり方
- 全員で話し合う
- 代表者で話し合う
- 話し合わず一人で決める
結論の出し方
- 全会一致
- 多数決
※結論を見直すことも大事
望岡 慶
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