オセアニアの農業と食生活をわかりやすく:「南の島」で農業ってできるの?
南の島の人たちって、どうやって食べ物を手に入れているのだろう?
オーストラリアやニュージーランドのように大きな国なら農業はできそうだけど、フィジーやサモアなど小さな島ではどうだろう?

この記事では、オセアニアの農業と食生活をまとめる。
オセアニアの食生活をざっくり
オーストラリア
肉料理(牛肉・羊肉)、小麦を使ったパンやパスタ、ワインや果物など。


ニュージーランド
乳製品(チーズ・バター)、羊肉、キウイフルーツやリンゴなど果物も豊富。


太平洋の島々
タロイモやヤムイモ、バナナ、パンノキの実、ココナッツ、魚。
オセアニアの農業
大きな国と小さな島とで、食生活の違いがあることがわかる。
- 大きな国→肉、乳製品、小麦
- 小さな島→イモ類、魚
では、これらの食生活をどのように実現しているのだろう?どうやって食糧を確保しているのだろう?
オーストラリアとニュージーランドは、「人が少ないからこその農業が展開されている」という点で共通している。
オーストラリア
オーストラリアはとにかく土地が広い!そのため、地域ごと、気候ごとに農業の形が変わる。
- 乾燥した内陸部(アウトバック) → 羊や牛を広い土地で放牧
- 温暖な地域 → 小麦や果物、ブドウ(ワイン用)を栽培
特に小麦と羊(羊毛・羊肉)は世界的にも有名な輸出品。オーストラリアは「農業輸出国」として、海外の食卓も支えている。

ニュージーランド
ニュージーランドは温暖で雨がそれなりに降る気候(西岸海洋性気候 Cfb)。
牧草がよく育つため、牛や羊を放牧して育てる酪農が盛ん。
- 牛乳から作るバターやチーズ
- 羊肉(ラム・マトン)
人口が少なく土地が広いので、大規模な放牧酪農を展開でき、生産コストも抑えられるのが強み。

太平洋の島々
フィジーやサモアなどの島国では、広大な土地がないため自給的な農業と漁業が中心。
- タロイモやヤムイモ
- バナナやココナッツ
- パンノキの実
- 魚や貝
ただし、人口が増えたり観光客が増えたりすると、島でとれる食べ物だけでは足りない。
そのため、米や小麦、肉、加工食品などは輸入に大きく依存している。
島嶼国はサトウキビやコプラ(乾燥ココナッツ)、バナナなどを輸出したり、観光で外貨を得たりして暮らしを成り立たせている。
オーストラリア・ニュージーランドは食料供給基地
太平洋の小さな島国の食卓を支えているのが、オーストラリアやニュージーランド。
オーストラリアやニュージーランドの農業は、周辺の島国だけでなく東南アジアや東アジアなども支えている。

まとめ
オーストラリア → 広大な土地を活かした大規模農業
ニュージーランド → 広大な土地を活かした大規模な放牧型の酪農
太平洋の島々 → イモ類や魚を中心に自給的農業+輸入に依存