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御恩と奉公、武士の生活について東大卒の元社会科教員がわかりやすく解説【日本史19】

【日本の歴史19】御恩と奉公、武士の生活について東大卒の元社会科教員がわかりやすく解説

御恩と奉公について説明をします!

 

この記事を読むと

  • 御恩と奉公についてわかる
  • 武士の生活についてわかる

 

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御恩と奉公&武士の生活

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鎌倉時代の武士の生活について話をします。

 

【日本の歴史19】御恩と奉公、武士の生活について東大卒の元社会科教員がわかりやすく解説

今回話をする時代は、鎌倉時代です。

 

 

①御恩と奉公とは?

まず、御恩と奉公とは何なのか?についてです。

 

もちお
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分かったようで分かっていないことが多い部分なので、丁寧に説明します。

 

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まず、日本列島の各地には武士がいました。

 

どうやって武士が誕生して成長していったのか?は、別のところで説明しているので、今回は省略します。

武士の成長について

 

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各地の武士の中で、東国の武士は、「平氏を倒すぞ!」っていうところから始まった争いの中で、源頼朝のもとに集まって一緒に戦いました。

 

 

なんで源頼朝のもとに集まったのか?

 

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それは、各地の武士にとって、源頼朝についていくのが自分にとってプラスだと思ったからです。

命をかけて戦う時に、自分にとってプラスにならない人にはついていかないですよね。

 

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じゃあ、そのプラスって何なのか?っていうと、土地の確保です。

武士は自分が管理している土地を持っていました。

その土地にいる農民から税を集めて、土地の所有者に税を渡して、余った分を自分のものにしていたんです。

 

【日本の歴史19】御恩と奉公、武士の生活について東大卒の元社会科教員がわかりやすく解説稲作が行われている社会では、土地が富の基盤です。

だから、武士からすると、その富の基盤である土地を守りたいし、できれば土地を増やしたい(広げたい)んです。

土地を確保できれば、自分の取り分も増えて豊かに暮らせますからね。

 

で、各地の武士は、源頼朝についていくことが、自分の土地の確保にとってプラスだと判断したんです。

源頼朝が勝てば、源頼朝に「今まで通り、その土地はキミが管理してね」って認めてもらえるし、平氏から奪った土地を「この新しい土地はキミが管理してね」って言ってもらえるかもしれない。

だから、各地の武士、特に東国の武士は源頼朝のもとに集まって一緒に戦いました。

 

【日本の歴史19】御恩と奉公、武士の生活について東大卒の元社会科教員がわかりやすく解説

ここで、源頼朝と東国の武士との間に主従関係が生まれます。

こうして生まれた将軍と武士との間の関係を、御恩と奉公の関係と言います

 

源頼朝は、武士に対して

  • 昔から管理していた土地を「引き続きキミが管理してね」と認めたり(本領安堵)
  • 新しい土地の管理を任せたり(新恩給与)

する。

 

【日本の歴史19】御恩と奉公、武士の生活について東大卒の元社会科教員がわかりやすく解説

これが御恩です。

 

その代わりに武士は、自分のバトル技術を活かした仕事をする。

具体的には、

  • 天皇の家を警固したり(京都大番役)
  • 戦いが起きた時に軍事行動に参加したり(軍役)

です。

 

【日本の歴史19】御恩と奉公、武士の生活について東大卒の元社会科教員がわかりやすく解説

これが奉公です。

 

【日本の歴史19】御恩と奉公、武士の生活について東大卒の元社会科教員がわかりやすく解説

将軍とこのような関係を結んだ武士のことを御家人と言います。

 

 

あと大事なこと。

 

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守護と地頭っていうのが出てきますよね。

このうちの地頭っていうのは、土地(荘園・公領)の管理や、その土地にいる農民から税(年貢)を集める仕事をする役職のことです。

 

【日本の歴史19】御恩と奉公、武士の生活について東大卒の元社会科教員がわかりやすく解説

「この土地はキミが管理してね」っていう御恩は、つまり、その土地の地頭に任命するっていうことです。

 

地頭に任命してもらえれば、その土地から自分の取り分をゲットすることができるんです。

なので、武士からしたら嬉しくて仕方ないんです。

土地は富を生み出す、富の基盤ですからね。

 

荘園・寄進・公領(古代の土地制度)について

 

一方、守護っていうのは、ある国(地方)の警察のようなことをする役職です。

一つの国(地方)に対して1人、任命されます。

 

例えば、ある地方で刀をブンブン振り回す訳わかんないヤツが現れたら、そういうヤツを取り締まったりする仕事です。

しかも、別に自分の取り分はありません。

超イヤですよね。

「超荒れている○○っていう国に行って、殺人犯を片っ端から捕まえてきて」って言われる感じです。

 

 

②武士の生活

次に、武士の生活についてです。

 

【日本の歴史19】御恩と奉公、武士の生活について東大卒の元社会科教員がわかりやすく解説

武士は、自分が管理している土地に館を作って、武芸を磨きながら生活をしていました。

 

そんな武士が、どうやって行動をするのか?について話をします。

 

【日本の歴史19】御恩と奉公、武士の生活について東大卒の元社会科教員がわかりやすく解説

武士は、将軍と主従関係を結んだ御家人を中心に、血の繋がった人たち(家族)でまとまって行動をしていました。

家族の代表者が御家人になって(将軍と主従関係を結んで)、御家人が代表して御恩を受けて、奉公する時は家族みんなでやる、っていう感じです。

 

【日本の歴史19】御恩と奉公、武士の生活について東大卒の元社会科教員がわかりやすく解説

このような仕組みのことを惣領制って言います。

 

もちお
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将軍が一人一人の武士と主従関係を結んでいたわけじゃないよ、ってことです。

 

こうやって考えると、御家人がまとめて御恩をもらうってことになりますよね。

 

【日本の歴史19】御恩と奉公、武士の生活について東大卒の元社会科教員がわかりやすく解説

ところが、御恩として与えられる土地(の管理権)は、一箇所にまとまっているわけじゃなくて、いろんな地域に分散して存在しています。

これらの土地を、子供達は相続します。

 

だから、血の繋がった家族は各地に分散することになるわけです。

 

でも、いざ奉公をする場面、例えば鎌倉で反乱が起きて、その戦いに参加する場面が起きた時は、血の繋がった集団でまとまって行動をすることになります。

 

【日本の歴史19】御恩と奉公、武士の生活について東大卒の元社会科教員がわかりやすく解説

そこで、みんな「いざ鎌倉!」って言って、各地から武士が集まってくるんです。

 

これが武士の行動の仕方です。

 

 

そんな武士たちは、結構トラブルを起こしたりもしました。

土地のトラブルです。

土地は富を生み出す富の基盤なので、土地をめぐってトラブルが起きます。

 

【日本の歴史19】御恩と奉公、武士の生活について東大卒の元社会科教員がわかりやすく解説

土地の管理者(地頭)に任命されている武士は、その土地にいる農民から税(年貢)を集めて、その土地の所有者(荘園領主など)に年貢を納めていました。

 

【日本の歴史19】御恩と奉公、武士の生活について東大卒の元社会科教員がわかりやすく解説

が、この武士の中には、年貢を約束通りに土地の所有者に納めなかったり、その土地の中で好き勝手やったりする人がいた。

(地頭は幕府が任命するので、地頭に任命された武士からしたら「土地の所有者ってダレ?別に仲良くないし、適当でいいか」ってことになり得る。あと、幕府が力を持てば持つほど、「俺は幕府に任命された土地の管理者なんだぜ」ってイキって調子に乗る人もいる)

 

そうすると、土地の所有者からすると「ふざけんなよ」ってことになりますよね。

約束と違うだろ、と。

 

【日本の歴史19】御恩と奉公、武士の生活について東大卒の元社会科教員がわかりやすく解説

で、土地の所有者は、幕府に「あんたが任命した地頭が、ちゃんと仕事をしないんですけど」って訴えることになります。

こんな感じの土地のトラブルが、すごく増えました。

 

【日本の歴史19】御恩と奉公、武士の生活について東大卒の元社会科教員がわかりやすく解説

なので、鎌倉幕府は問注所っていう裁判を行う役所を作ったし、裁判制度を充実させる政策を必死に行いました。

 

ただ、地頭の行動に呆れた土地の所有者は、地頭と話し合って自分たちで解決したりもしました。

解決の方法は2つです。

【日本の歴史19】御恩と奉公、武士の生活について東大卒の元社会科教員がわかりやすく解説
  • 1つ目が、その土地の管理を完全に地頭に任せて、毎年一定額を納めさせる方法。(地頭請所)
  • 2つ目が、土地の一部を地頭にあげちゃって、お互いの支配権を認め合う方法。(下地中分)

 

ポイントは、地頭の、現地を支配する力が強まったっていうことです。

武士の力がますます大きくなっていますね。

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

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