地理

飛行機が遠回りしている(ように見える)のはなぜ?【中学地理】

飛行機に乗ると、目の前にディスプレイがありますよね。

そのディスプレイで飛行機の航空ルートを見ることができるわけですが、、、

飛行機が遠回り!?地球儀と世界地図の違いについて元教師が解説【教師向け&中高生のテスト対策】

航空ルートを見てみると、例えば東京とロサンゼルス間の航空ルートはこんな感じで表されることが多いはず

※だいぶ誇張してますが

飛行機が「遠回り」している!直線で最短距離で飛べばいいのに!

・・・

・・・

なんでこういうルートで飛ぶのでしょうか?

遠回りしているように見えるだけ

実はこれは平面の地図が歪んでいるから『遠回り』しているように見えるだけ

飛行機が遠回り!?地球儀と世界地図の違いについて元教師が解説【教師向け&中高生のテスト対策】

地球上の(=球体の上での)最短距離である直線を平面の地図で表すと、どうしても曲がってしまうんです。3D(立体)を2D(平面)で正確に表すのは無理なので。

あくまで飛行機は最短距離を結んだ「直線」のルートを飛んでいます。

そうじゃないと時間が余計にかかるし、燃料がもったいない

※現実的には、混雑とか風の向きとかの影響で直線ルートじゃないことも多いですが

本当に遠回りしていた例もある

1990年代頃まで、ヨーロッパ便はわざわざアメリカ合衆国のアンカレッジっていう都市を経由して遠回りしていました。

(理由)

  • 冷戦時代、西側諸国の航空機はソ連の上空を飛ぶことができなかった(2023年現在もソ連のウクライナ侵攻で同じようなことが起きている)
  • 途中で給油が必要だった

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