ベトナムの歴史をわかりやすく【世界の歴史】
モチオカ(望岡 慶)
モチオカの社会科プラス
あなたが手にしているスマートフォン。その部品の一部はベトナムやマレーシアで作られているかもしれない。
ユニクロの服やナイキのスニーカー、ニトリの家具も、多くが東南アジアで生産されている。
私たちの暮らしに欠かせない製品の多くが、なぜ東南アジアで作られているのだろうか?
半導体・電子部品の生産が盛ん。
世界の半導体組み立て拠点の一つ。スマホやパソコンの内部部品の多くがここで加工されている。
自動車の生産が盛ん。
トヨタ、ホンダ、日産などが生産拠点を構え、「東南アジアのデトロイト」と呼ばれる。
衣服や電子機器の生産が盛ん。
ユニクロの衣服の多くはベトナムの縫製工場で作られている。また、サムスンのスマートフォン組み立て拠点がある。
ニトリの家具もベトナムの工場で作られている。
衣類や靴などの生産が盛ん。
衣類や靴などの生産が盛ん。
=労働集約型の工業
それぞれの国で得意な工業の種類は異なるが、どれも「多くの人手を要し、低賃金労働力が競争力に直結する工業」という特徴でまとめることができる。
→別記事
ベトナム、カンボジア、ラオス、ミャンマーは、内戦や政情不安などで工業化が遅れた。
今後は賃金の上昇により、「安さ」だけでは競争力を保てなくなる。
そのため、自動化やAI導入による生産性向上や、より高付加価値な製品へのシフトが求められる。