ポリネシア・メラネシア・ミクロネシアの違いをわかりやすく
太平洋の島々を学ぶ時に出てくる区分が「ポリネシア・メラネシア・ミクロネシア」。
なぜこのように分けるのか?よくわからないまま暗記するやつ。
この記事では、「ポリネシア・メラネシア・ミクロネシア」は具体的に何が違うのか?をわかりやすく説明したい。
ポリネシア・メラネシア・ミクロネシアの違い
実はこれ、19世紀にヨーロッパの探検家や学者が「太平洋の人々を分類しよう!」と考えて、とりあえず分けたもの。ギリシア語で名前をつけた。
- Polynesia(ポリネシア) = 「多くの島々」
- Melanesia(メラネシア) = 「黒い人々」
- Micronesia(ミクロネシア) = 「小さな島々」
つまり、「島の大きさ」や「人の見た目」というざっくりした特徴から生まれた分類に過ぎない。
よって、あまり厳密に考えすぎないほうがいい。
- ポリネシア=拡散の最終段階
- メラネシア=ミックス
- ミクロネシア=(たぶん)周りからの寄せ集め
このように、「だいたいこんな感じ」と大まかなイメージをつかむくらいがちょうどいい。

ポリネシア:太平洋拡散の最終段階
ポリネシア人は、台湾やフィリピンあたりを出発点としたオーストロネシア語族の大航海の最終段階の人たち。
カヌーで太平洋を渡り、ハワイ・ニュージーランド・イースター島と、最も遠くまで広がっていった。
言語や文化に共通性があり、メラネシア人に比べると一般に肌の色がやや明るめ(褐色〜小麦色)。

メラネシア:ミックスの地
ニューギニア島あたりの人たち(パプア系)と、台湾〜東南アジア方面から海を渡ってきた人たち(オーストロネシア語族)のミックス。
遺伝的にも言語的にも非常に多様だが、強い紫外線環境に適応し、「メラ(黒い)ネシア」という名前の通り、非常に肌の色が濃い人々が多い。
ミクロネシア:(たぶん)周りからの寄せ集め
ミクロネシアは「小さな島々」という意味。その起源・歴史はまだ研究途上。
一部はポリネシア人に近い系統、一部はメラネシアやフィリピンに近い系統。島ごとに成り立ちが違うため、まとめて「ミクロネシア人」と言うのはかなり便宜的。
なぜオーストラリアは別枠なのか?
よく出る疑問が「なぜオーストラリアは、3つの分類のどこにも入らないの?」というもの。
オーストラリアの先住民であるアボリジニは、数万年前に大陸に到達した人々の子孫で、大陸に到達した後、ほとんど外部から大規模な移住や混血を経験していない。
地理的にはメラネシアに近いが、「ミックスの地」ではないのである。
そのため、オーストラリアはポリネシア・ミクロネシアはもちろん、メラネシアとも別枠で理解されている。
