観光スポット

【旅行記】沖縄を旅して学ぶ【2022年4月・10月】

沖縄への修学旅行を通して学んだこと・考えたことをメモしておこうと思います!

沖縄の特徴・魅力

おすすめ観光スポット(見どころ)

沖縄県平和祈念資料館

沖縄がいかに「国」の犠牲になってきたかがよくわかる博物館です。沖縄観光に行くならマストの場所。

海だけ行って沖縄観光したつもりになるんじゃないよ!と

公式ページはこちら:沖縄県平和祈念資料館

ひめゆりの塔・ひめゆり平和祈念資料館

ここも沖縄がいかに「国」の犠牲になってきたかがよくわかる博物館。

沖縄県平和祈念資料館とセットで訪れるべし!!!

ひめゆり学徒隊とは

アメリカ軍が沖縄に上陸する直前、沖縄師範学校女子部・沖縄県立第一高等女学校の女子生徒が沖縄陸軍病院に看護要員として動員される(疎開は主に子供や高齢者が対象で、働ける年齢の生徒の疎開は条件が厳しかったため、彼女たちは学校と行動を共にするしかなかった)。

1945年4月、沖縄戦がスタート。

沖縄陸軍病院は、丘の斜面に掘られた横穴に粗末な二段ベッドがあるだけの施設。そこで女子生徒は負傷兵の手当て等をした。手術をしたり、ウジを取ったり、排泄物の処理をしたり、ご飯の用意をしたり、伝令をしたり、死体の埋葬をしたり・・・。

沖縄本島南部に撤退(アメリカ軍の本土上陸を遅らせるため=時間稼ぎ・・・)。

自然の鍾乳洞(ガマ)に避難し、医療器具や医薬品がほとんどない中で負傷兵の手当てを行う。日本軍は住民の口から機密が漏れるのを防ぐため、アメリカ軍に投降することを許さなかった。

敗色濃厚となった6月18日に急に解散命令が出される・・・(「今日からは自らの判断で行動するように!」)

ひめゆり平和祈念資料館の展示を見て、ただただしんどかったです。涙が出ました。。。沖縄に行ったら絶対見学しに行くべきです。

沖縄に初めて行った時、那覇からバスで行こうと思ったんですけど、、、たどり着く難易度がちょっと高いので非推奨。

沖縄のバスは遅れるのがデフォルトなので、乗り換えでうまく接続できなくて・・・ってのが心配です(僕は実際にたどり着けなかった)。

バスで行くならせめて午前中に到着するつもりで行った方がいいです!(←15時くらいに到着するつもりで行くと閉館時間までにたどりつけないかも)

公式ページはこちら:ひめゆりの塔・ひめゆり平和祈念資料館

嘉数高台公園

嘉数高台公園は沖縄戦の時に激戦地になったところ。沖縄守備軍が米軍に対してとった持久作戦の最前線の陣地が置かれた場所です。

塀には無数の弾痕が・・・

歴史の授業で沖縄戦について学んではいたけど、実際の遺構を見ると「本当にここで戦争があったんだな…」と実感。

トーチカという鉄筋コンクリートの防御陣地も残っています。

展望台からは普天間基地を見ることができます(オスプレイも見える)。ほんとに市街地のど真ん中に基地があるんだな・・・。

旧海軍司令部壕

旧日本海軍によって掘られた壕に実際に入ることができる博物館。

楽しく沖縄観光をしたい人は来ても面白くない場所かもしれないけど、こういう負の歴史を学ぶのは大事だと思います!

米軍の人(アメリカ人)がたくさん見学に来ていました。

むっちゃ不気味。ここに実際に人がいたなんて・・・。

見学の所要時間は60分くらいだと思います。

公式ページはこちら:旧海軍司令部壕

美ら海水族館

沖縄観光の定番スポット。1975~76年に行われた国際海洋博覧会の跡地。

那覇からのアクセスが悪い(車or高速バスが必要)のが難点。

ジンベエザメのインパクトがすごい!!!

公式ページはこちら:美ら海水族館

首里城

琉球王国の城、首里城。

2000円札の柄になってた門(守礼門)の近くに総合案内所があって、琉球王国に関する映像を見ることができます。

映像で軽く勉強してから首里城散策をするとより楽しメルと思います。

首里城は中国っぽさを感じる城で面白いです!!ザ・日本!っていう城もいいけど、首里城は緑と石垣のコントラストが美しくてかっこいい。

首里城の石垣が他の日本の城と違って曲線的なのは、石垣の材料の琉球石灰岩は加工しやすいかららしいです。

休憩スペースで琉球王国のお菓子を食べられるサービスをやっているので、ぜひ食べるべし!

首里城の正殿は2019年に火事で焼けてしまったのですが、まっさらな首里城は今しか見れません!今こそ行くべき!

上からの景色を一望できる物見台に行くと、首里城は丘陵地に造られた城だってことがよくわかります。

その他の見どころ

洞窟(ガマ)の遺構

※首里王府の女官たちの息抜きの場として使われた

第32軍司令部壕

※沖縄への空襲に備えて1944年末から作られた穴

公式ページはこちら:首里城公園

石畳道

首里城とセットで観光しておくべき石畳道。

14~19世紀にかけて栄えた琉球王国の城下町にある道で、貿易港の那覇まで続いていた重要な道だったらしいです。

昔はものすごく長い道だったらしいんですけど、戦争で破壊されてしまい、現在は約300mしか残っていません。

※勾配がすごい!雨の日はむっちゃ滑りそう

石敢當(いしがんどう)は魔除けの役割を果たす石碑。

玉陵

琉球王国の歴代国王が葬られている陵墓。2000年に「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として世界遺産に登録されました。

数少ない「沖縄にある国宝」の一つでもあります。

※沖縄に国宝がほとんどないのはなぜ・・・?

展示室で玉陵の模型を見てから実物を見に行った方がいいと思います(←いきなり玉陵を見に行っても、よくわからない可能性が高いので・・・)。

見学の所要時間は30分くらいだと思います!

公式ページはこちら:玉陵

今帰仁城

三山時代の北山王の居城。

頂上からの景色が絶景です!美ら海水族館まで行くならセットで観光する価値は十分あると思います!

公式ページはこちら:今帰仁城

国際通り

おもろまち

おもろまち駅周辺は米軍基地返還後の用地を再開発した地区。

「那覇新都心」とも呼ばれる地域ってことで、沖縄ではとっっっても珍しいタワマンがあったりと、キレイで整った”沖縄っぽくない”雰囲気が漂っています!

外貨を獲得するための免税店もたくさんあります。

ただ、なんか寂しい街だな・・・って思いました。開発がうまくいってないというか。パチンコ屋のデカデカとした看板があったりして、どういうコンセプトで街づくりをしているのかが謎です。

って感じで、都市開発的な視点で散策すると楽しめるはず!

アメリカンビレッジ

もともと在日米軍施設があった場所。

1981年に返還された後、埋立地が造成されてアメリカンビレッジが建設されました。

若者向けのインスタ映えスポットって感じです。

辺野古基地

辺野古の新基地反対運動が行われている場所。

沖縄が持つ二面性がよくわかる場所なので、ぜひ行ってみてほしいです(車が必須かな)。

沖縄県立博物館

米軍基地返還後の用地を再開発した地区「おもろまち」駅の近くにある博物館。

沖縄の城(グスク)をイメージしてデザインされた施設で、なんと金・土曜日は20時までオープンしています。

常設展示では沖縄の自然・歴史・文化を学ぶことができます!(大人530円)。

沖縄の歴史をしっかり学べて「沖縄がいかに”日本”のために利用されてきたか?」がわかる、とても良い博物館です(もっと評価されるべき)

琉球王国のシステムについて、歴史の教科書に載っている以上のことを知ることもできます。

全部ガッツリ見るなら所要時間は2時間くらいって感じ。

公式ページはこちら:沖縄県立博物館・美術館(おきみゅー)

那覇市歴史博物館

那覇市歴史博物館は沖縄県庁のすぐ近くの「パレットくもじ」という商業施設の4階にあります。

思ったより小さめの博物館でした(所要時間は30〜60分くらいだと思います)。サクッと見学できて那覇空港に近いので、フライトまでの暇つぶしにも最適!

ここでは沖縄の歴史を学ぶことができます。

正直、沖縄県立博物館の方が展示が充実しているので、迷ったら沖縄県立博物館の方に行くのがおすすめ。

ただ、沖縄の伝統的な染物(紅型)の作り方の展示はとても勉強になりました(撮影禁止なので画像なし)。

あと、この博物館の見どころは琉球王国の玉冠!国宝です。

公式ページはこちら:那覇市歴史博物館

おすすめグルメ

ソーキそば(空港食堂)

ソーキそば(800円)

那覇空港の1階にある知る人ぞ知るレストラン。おすすめ!

沖縄料理(海邦丸)

ホテル オリオン モトブ リゾート&スパの近く(って言っても車があった方がいい距離だけど)にある沖縄料理のレストラン。

かなり混雑してて1時間くらい待ちました・・・。

でも待った価値は十分にあって、とってもおいしかったです!

手作りじーまみ豆腐が地味においしかった。

もずくそば(くんなとぅ)

くんなとぅ定食(1,177円) ※もずく天ぷら追加

沖縄本島の南部にあるレストラン。食べログか何かでレビューの評価が高かったのも納得の良いレストランでした!

景色が最高!

ジョージレストラン

アメリカ統治下で営業を許可された「Aサインレストラン」の1号店の歴史を持つ老舗洋食レストランです(1954年創業)。

店内にはドル表示の昔のメニューが飾ってありました。

沖縄のレストランでよく出てくるマッシュルームスープはなんとも言えない味・・・。メインのトンカツは老舗レストランのトンカツって感じでした(肉は硬め)。

タコスがおいしいので絶対頼むべき!!

ステーキハウス88

ジャッキーステーキハウスと並ぶアメリカのステーキ屋さん。

ジャッキーステーキハウス

父親に「沖縄でステーキ食べるならここ!」って教えてもらった場所。

父から「17時までに行った方がいいよ!行列ができるから!」って聞かされていたので、平日の16:40くらいに行きました(→行列はなかった)。

A&W

アメリカのファストフードレストラン「A&W」。

車に乗ったまま注文して、車に乗ったまま食べることもできます。これぞアメリカンスタイル!

名物はルートビア。店員さんは「湿布みたいな味」って言ってましたが(笑)、本当に湿布みたいな味でした・・・。

最初は甘くてバニラ?コーラ?って感じなんですけど、飲み込んだ後に湿布の味に急変する感じ。飲めなくはないけどおいしくはない。でも名物なのでぜひご賞味あれ!!!

ハンバーガーは普通においしかったです。

呈茶サービス(首里城)

琉球王国のお菓子(500円←安すぎ)。

僕が行ったときは

くんぺん

ちんすこう

花ぼうる

冬瓜漬(とうがんづけ)

の4点セットでした。

お茶は沖縄名物さんぴん茶(中国のジャスミン茶と同じもの)で、おかわり自由!(ホット・アイスどっちもOK)。

「これで500円は安すぎ!もっと取っていい!」って思います!!!

サーターアンダギー

公設市場の2階で売ってるサーターアンダギー。昼過ぎに行ったら余裕で売り切れてました・・・。

塩ちんすこうアイス(ブルーシール)

沖縄のサーティーワンアイスクリーム。

塩ちんすこう味がおすすめ!さっぱりとした甘さでおいしいです。

沖縄バヤリース

沖縄名物の沖縄バヤリース!

宿泊したところ(ホテルレビュー)

ホテル オリオン モトブ リゾート&スパ

本部町にある豪華なホテル。僕が泊まった時は1泊30,800円でした。

部屋はこんな感じ。マリーナベイサンズと完璧に同じ部屋の間取り(大きさもほぼ同じ)でした。

温泉が別料金だったのはちょっと残念だったけど、有料にしないと混雑しちゃうんだろうなー…って思いました。

ただ、部屋の風呂がものすごく大きかったから満足です!!!

窓から見える景色がものすごくキレイでビックリ!これぞ沖縄。

ホテル オリオン モトブ リゾート&スパの朝食ブッフェは全部おいしかったです(←語彙力)

ホテル カクテルステイ 那覇

国際通りから1kmくらいの場所にあるホテル(@那覇市松山)。

部屋は結構せまくて、お世辞にも居心地がいいとは言えなかったです。ただ寝られればOKな人向け。

ホテルの朝食ブッフェはまあまあおいしかったです。ハンバーグをその場で焼いてくれたのがうれしかった!

CABIN & HOTEL CONSTANT NAHA

沖縄の格安カプセルホテル。2022年3月にオープンしたばかりです。

1〜5階が客室で、6階にお風呂があります。オープンしたばかりということもあって、トイレがすごくキレイでした。

他のカプセルホテルと違ってロッカールームはなく、自分の部屋にロッカーがあるタイプのカプセルホテルです。

観光ルート・予算

2022年10月

今回はこんなルートで旅をしました。

★1日目

7:30 羽田空港発

10:25 那覇空港着

12:00 おもろまち駅着(ゆいレール)

  • レンタカーを借りる

北上

嘉数高台公園から普天間基地を眺める

本部町

海邦丸で沖縄料理を食べる

ホテル オリオン モトブ リゾート&スパに宿泊

★2日目

ホテルのビーチを散策

備瀬のフクギ並木

今帰仁城

ハートロック

辺野古基地

那覇へと南下

ステーキハウス88でステーキを食べる

ホテル カクテルステイ 那覇で宿泊

★3日目

那覇から南下

沖縄県平和祈念資料館

もずくそばを食べる(くんなとぅ)

ひめゆりの塔・ひめゆり平和祈念資料館

おもろまち駅でレンタカーを返す

ゆいレールで那覇空港へ

東京へ!

予算合計:92,892円(+食費)

交通費:52,412円

  • 飛行機:38,620円(往復:羽田〜那覇:JAL)
  • るいレール:600円(往復:那覇空港〜おもろまち)
  • レンタカー:10,260円
  • ガソリン代:2,932円

宿泊費:40,200円

  • ホテル オリオン モトブ リゾート&スパ:30,800円
  • ホテル カクテルステイ 那覇:9,400円

施設の入場料:2,860円

  • 美ら海水族館:1,510円
  • 今帰仁城:600円
  • 沖縄県平和祈念資料館:300円
  • ひめゆり平和祈念資料館:450円

くわしい記録はこちら

沖縄旅行の記録 & 沖縄に行って考えたこと【2022年10月】

2022年4月

★1日目

7:30 羽田空港発

10:25 那覇空港着

旭橋駅(ゆいレール)

↓(徒歩)

ジョージレストランで昼食

↓(徒歩)

旭橋・那覇バスターミナルからバスに乗る

↓(徒歩)

旧海軍司令部壕

バスでひめゆりの塔に行こうとしたけど、途中で断念

旭橋・那覇バスターミナルに戻る

↓(徒歩)

ジャッキーステーキハウスでステーキを食べる

↓(徒歩)

国際通り

  • ブルーシールアイス
  • CABIN&HOTEL CONSTANT NAHAにチェックイン

バスでおもろまち駅へ

↓(徒歩)

沖縄県立博物館・美術館

CABIN&HOTEL CONSTANT NAHAで宿泊

★2日目

ゆいレールで「てだこ浦西駅」へ

↓(徒歩)

嘉数高台公園から普天間基地を眺める

↓(徒歩)

A&W 牧港店でハンバーガーを食べる

↓(徒歩・レンタサイクル)

てだこ浦西駅から首里駅へ(ゆいレール)

首里駅

首里駅から美栄橋駅へ(ゆいレール)

国際通り

那覇市歴史博物館

県庁前駅から那覇空港駅へ(ゆいレール)

19:50 那覇空港発

22:10 羽田空港着

予算合計:59,230円(+食費)

交通費:55,100円

  • 飛行機:52,800円(往復:羽田〜那覇:JAL)
  • るいレール:1,300円
  • バス:1,000円

宿泊費:2,100円

  • CABIN&HOTEL CONSTANT NAHA:2,100円

施設の入場料:2,030円

  • 旧海軍司令部壕:600円
  • 沖縄県立博物館:530円
  • 玉陵:300円
  • 首里城:320円
  • 那覇市歴史博物館:280円

行く前に知っておくといいこと

沖縄の歴史

沖縄が「日本」にとってどういう場所だったのか?を予習しておくと、観光に深みが出るはず!!

沖縄の歴史

那覇について

那覇は浮島と呼ばれていた。

那覇は大型船が収容できる有数の港湾で、かつ居住可能な平坦地が広がり、首里とのアクセスが容易だった

→14世紀後半頃から国際貿易港として栄える

→国が主体となった貿易は1470年代から徐々に衰退

→変わって民間商人が活躍

→琉球王国は彼らを介して貿易を継続

「国家が管理する」って難しいんだなあ・・・

新たに沖縄県が設置されると、首里から県庁が設置された那覇へと政治の中心が移り変わっていく

(理由)那覇は交通や物流の面で利便性が高いと判断されたから

沖縄のバスは信用できない

まじでバス来なさすぎ。時刻表の時間から数分遅れるならまだしも、10分以上遅れることもざら。定時運行するつもりそもそもない説。

グーグル先生に頼ると痛い目に遭います!!!

バスを使うにせよレンタカーで移動するにせよ道路は常に渋滞気味なので、計画通りに移動できるとは思わない方がいいです!

電子マネー・クレカを使えない場所多すぎ

Suicaなどの交通系ICカードを使えるバスはかなり少ない。

お店も「電子マネー不可・現金のみ」の店が多い・・・。せめてクレカを使えるようにしてよ・・・って感じ。

沖縄に行って学んだこと・考えたこと

オリオンビールが人気なのはなぜ?(他のビールのシェアが低いのはなぜ?)

ゆいレールって、ディズニーリゾートラインみたいに自動制御できないの?

首里城は「鉄砲を使った攻撃」の防御に特化した感じがしない

沖縄の観光施設は見学料が安すぎ

沖縄の博物館は撮影禁止の場所が多い・・・なぜ?

沖縄の歴史が語られる時、被害者として語られることが多いけど・・・「いかに沖縄自身が失敗してきたか?」を語る場所があっても良さそう

おすすめの学習教材
モチオカ

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