授業づくり

【社会科教員へ】終わらせよう、授業準備の「再発明」を

モチオカ(望岡 慶)

教員の仕事には問題が多い。まずなにより、部活動や保護者対応、校内事務といった「授業以外の業務」に時間が奪われすぎる。

だけれども、「授業準備の生産性が低い」ことも結構大きな問題だと思う。

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全国で「車輪の再発明」が起きている

全国の教員は、それぞれが個人として授業のやり方や発問を考えている。説明の仕方、問い、ワークシート、レポート課題を一人一人がゼロからひねり出している。

一人一人が良い授業をしようと工夫することはいいことだ。

だけれども、これはいわば車輪の再発明が全国で行われているような状態。効率悪すぎだよね。

しかも、一人一人の教員が考案した工夫・ノウハウは広く共有されることはない。多くの場合、その教員のフォルダか校内の狭いコミュニティに閉じたまま消えていく。

年に数回、研究授業が行われ「研究紀要」という冊子に授業実践がまとめられる。これは悪くない取り組みだとは思うけれど、放課後に教員が総動員してグルグル回りながら紙を集めてホッチキスして作った冊子を、ほぼ誰も読まない。そして年度末に焼却処分される。

誰かの授業実践が他校の教員に「引用」され、さらに磨き上げられることは超レアケース。せっかく蓄積された知見がほぼ活用されないまま消えていく。これってどう考えても社会の損失だよね。

「同じ教科の仲間と議論しながら、より良い授業を追究したい!」と思っている教員は少なくないはず。

でも現実には、同じ学校に同じ教科の教員が複数いるとは限らないし、いたとしても気が合わなかったり、温度差があったりする場合が多い。結局、良い出会いがなければまともなディスカッションも試行錯誤も切磋琢磨もできない。そんなモヤモヤを抱えている教員は結構いるんじゃないかな。

「引用の連鎖」で授業を洗練させていく!

学術論文の世界では、先行研究を引用しながら少しずつ知見が積み上がっていく。ある研究をベースに次の研究が生まれ、また次の研究へとつながっていく。

授業においても、同じような循環を作れないだろうか。

「この発問を投げかけたら生徒の反応が良かった」「この活動は失敗した、なぜなら〜」という知見を公開し、それをベースに、別の教員が「自分はこう改善してみた」という実践を積み重ねていく。

全員がバラバラに作るのではなく、全国の教員が知見を持ち寄り、改善していくことを前提に「◯◯の単元の授業」の高品質なベースを作る。

すでに、指導案を自由にアップロードできる場はいくつか存在する。でもそれは「みんなが自分の実践を自由に投稿する場所」にすぎない。実際にやってみてどうだったのか?がわかる場所にはなっていない。

そうではなく、「引用の連鎖」により知見が積み重なって、徐々にブラッシュアップされていく仕組み。「こうやって授業するといいよ!」というベースが蓄積されている場所。こういうのが欲しい。

エンジニアの世界の「GitHub」のように、誰かのコード(授業案)を誰かがフォーク(派生)させ、より良いものへと洗練させていく。一人のアイディア(←僕が作って公開します)が叩き台となり、別の誰かの改善が加わり、また次の誰かが引き継いでいく。

こんな循環を作りたい。

こうした循環が回れば、全国の授業の質は底上げされ、教員一人ひとりの授業準備の負担も下がるはずだから。なにより、僕自身が「超おもしろい社会科の授業」をできるようになりたいから。正直に白状すると、社会貢献という気持ちは20%くらい。80%は自分のエゴ。

いい社会科の授業を作る!

ということで、上記の趣旨の社会科チャット的なものを作りたいなと思っているのですが、興味ある人、参加してみたいと思う人がどれくらいいるのかを知りたいです。

「ええやん!」「悪くないやん!」と思った人は、下記のツイートに「いいね」するか問い合わせフォームで伝えてくれると助かります!リアクションがなくても作りますが、リアクションをいただけた方が助かります!!

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