結婚制度って、なぜ生まれたの?
人間は、結婚という制度がなくても男女で夫婦関係を築けるし、生殖活動をすることができる。
つまり、結婚制度は必ずしも必要な制度ではない。
実際、縄文時代や弥生時代には結婚という制度は存在しなかったはずです(なんとなくはあったかもしれないけど)。
じゃあ、(本質的には必要ないはずの)結婚という制度がなぜ生まれたのか???
気になったので、調べてみました↓
どうやら、
結婚制度は戸籍制度があるから生まれた!
ということらしい。
江戸幕府から日本の統治権を引き継いだ明治新政府は、租税制度や徴兵制度を成立させるために1871年に戸籍法を制定し、1872年に戸籍を編成(壬申戸籍)。
これは国民一人一人を把握するための名簿なんだけど、「戸」籍という名が表す通り、一人一人を家単位でグループ分けした上で把握するものだった。
つまり、日本において国民は「○○グループ(○○家)に属する□□さん」という形で把握されたということです。
→だからこそ、グループの長である戸主の権限が強かった
じゃあ、「鈴木家の一郎さん」と「大谷家の翔子さん」が夫婦関係を築いて一緒の家で暮らすようになった場合はどうなるか?
・・・
一郎さんは鈴木家の戸籍に登録されていて、翔子さんは大谷家の戸籍に登録されている。
でも、一郎さんと翔子さんは一緒に暮らす。
「一人一人を家単位でグループ分けした上で把握する」社会においては、同じ家で暮らす人々は同じグループ(戸籍)に所属させなければいけません。
・・・
ここで、「一緒に暮らすようになった男女を同じグループに所属させるための仕組み」が必要になります。
そのための制度が結婚制度・・・ということ。
つまり、結婚は所属グループ(戸籍)の変更を行うための仕組みだということです!
自民党は「○○グループ(○○家)に属する□□さん」という”伝統”(=家族制度)を大事にしたいんだよね。
→【夫婦別姓問題、どうしますか?】 私たちは「家族戸籍」にこだわります 自民党・片山さつき参院議員