羽田の発着枠が足りないなら、必要性が薄い国内便を減らせばいいのでは?
飛行機が離陸・着陸するのには一定の時間がかかる。
→なので、空港で1時間の間にさばける飛行機の数(=滑走路を使える飛行機の数)は限られている。
→よって、空港で1日(24時間 or 朝〜夜)の中でさばける飛行機の数にも限界がある。
ってことで、日本で一番混雑している羽田空港では
「離着陸したい飛行機が多すぎて、全部をさばくことはできませーん!離着陸するには国土交通省の許可(割り当て)が必要でーす!」
ということになっています。
んで、「羽田便を維持したい!(→そうすれば、地方空港にも人が来てくれるはず…!)」って考えている地方空港は、限られた枠をゲットするために必死に努力をしているし、
そもそもの羽田空港の発着能力を上げるために、都心住民の反対を抑えて(無視して?)、飛行機が都心上空=都心ルートを飛べるように運航ルールを変更した。
もしかすると近いうちに羽田空港に5つ目の滑走路ができるかも・・・
羽田空港関係の現状をざっくり言うと、こんな感じ。
でもさ、思うんだけどさ、
羽田空港の発着枠の問題をなんとかしたいなら、
必要性が薄い地方空港との便を減らすか無くすかすればいいんじゃないの???
もともと日本には空港が多すぎる。
そして、経営状況のあまりよろしくない地方空港がたくさんあります(=そんなに需要がない空港がたくさんある)。
だから、そういう地方空港と羽田を結ぶ便を減らせばいいと思うんだよね。だって相対的に必要性が薄いんだし。
例えば、
- 羽田-佐賀便とか(→福岡空港を使えばいい)
- 羽田-三沢便とか(→東北新幹線を使えばいいし、もっと関空発着の国際便を増やして関空-三沢便を新たに作ればいい)
- 羽田-神戸便とか(→伊丹空港を使えばいい)
※雰囲気で適当に言ってます(本当に必要がなさそうな路線があったら教えてちょ!!!)
- 必要性の薄い羽田発着路線を減らして、
- 関空やセントレア発着の路線を増やして、
- 東京と地方の間の移動はもっと新幹線を活用して、
- 本当に必要性が薄い地方空港は少しずつ閉鎖していく…
ってことにすれば(=国内移動のグランドデザインをしっかり考えれば)、
羽田の発着枠はもうちょっと余裕が生まれるんじゃないの?
もちろん、いざという時に空港(滑走路)があると便利なのはわかるし、
利用客が少ない路線でも実際に利用している人はいるんだから、路線がなくなると困る人がいるのはわかる。
でも、羽田空港の発着枠は限られています。すべての願いを叶えることは絶対にできません。
日本政府はインバウンドを増やしたい!っていう方針をとっているんでしょ?
だったら、(政治的に難しいのかもしれないけど)取捨選択が必要だよね。
「地方空港との路線を維持したまま、羽田の発着枠の問題を解決しよう!」ってのは、いくらなんでも日本の航空行政の本当の問題から目を背けすぎだと思うよ。
都心ルートを強行できるんだから、地方空港との路線の整理だってできるでしょ・・・
以上、「羽田空港に人が集中しすぎ!混雑しすぎ!」ってイライラしている東京在住のモチオカの愚痴でしたー