社会の解説

【地理】ケッペンの気候区分の覚え方・見分け方などをわかりやすく

モチオカ(望岡 慶)

ケッペンの気候区分についてまとめました!

※「語呂合わせで覚える!」みたいな愚かなことはせず、しっかり本質を理解するべし!

モチオカ
モチオカ

モチオカです。TwitterYouTubeやってます!【お問い合わせ半生振り返りこのブログについて

ケッペンの気候区分とは

ケッペンという学者は、植生の分布に注目して気温降水量の組み合わせで世界の気候を区分した。

Wikipediaより

樹木が見られない気候

乾燥帯と寒帯の2つ。

乾燥帯(B)

  • ステップ気候(BS)
  • 砂漠気候(BW)

寒帯(E)

  • ツンドラ気候(ET)
  • 氷雪気候(EF)

樹木が見られる気候

熱帯と温帯と冷帯の3つ。

熱帯(A)

  • 熱帯雨林気候(Af)
  • サバナ気候(Aw)

温帯(C)

  • 地中海性気候(Cs)
  • 温暖湿潤気候(Cfa)
  • 西岸海洋性気候(Cfb)

冷帯(D)

  • 冷帯湿潤気候(Df)
  • 冷帯冬季少雨気候(Dw)

気候帯・気候区分の見分け方

僕はこんな感じで見分けてるよ!ってのをまとめておきます。

【超重要!】基準を覚える

東京

  • 年平均気温:約16℃
  • 年降水量:約1,500mm
  • 温暖湿潤気候に分類される

ってのを覚えておきます。これを覚えておくと、

  • 年平均気温が25℃の雨温図を見た時に「うわー、暑い地域だなー」って判断できるし、
  • 年降水量が600mmの雨温図を見た時に「わりと雨が少ない地域だなー」って判断できます。

熱帯の見分け方

気温が高くて、気温のグラフがほぼ平ら(山形になっておらず、1年を通しての気温変化が小さい)な雨温図を見たら、「熱帯っぽいな」って判断します。

次に注目するのは降水量で、

  • 1年中雨が多い→熱帯雨林
  • 雨が少ない時期がある→サバナ気候

と判断します。

乾燥帯の見分け方

ものすごく降水量が少ない雨温図を見たら、「乾燥帯っぽいな」って判断します。

さらに、より降水量に注目して、

  • ほぼ雨がない→砂漠気候
  • 微妙に雨が降る→ステップ気候

と判断します。

※ただ、ステップ気候の雨温図を「ステップ気候だな」って判断するのは結構難しいと思います(→なので、テストではそういう問題はあまり出題されないと思う)。

温帯の見分け方

冬でも寒くなりすぎず、かといって暑くはない(=亜寒帯でも熱帯でもない)雨温図を見たら、「温帯っぽいな」って判断します。

※冬=1年の中で気温が低い時期

※夏=1年の中で気温が高い時期

※南半球では1〜2月頃が夏になるので要注意

次に注目するのは降水量で、

  • 降水量が多い→温暖湿潤気候
  • 降水量がやや少ない→西岸海洋性気候
  • 夏の降水量が少ない→地中海性気候

と判断します。

※温帯冬季小雨気候(Cw)ってのもありますが、テストで問われることは基本的にないのでスルー(←出題されたら、テスト作成者はマニアックな人)

冷帯(亜寒帯)の見分け方

1年を通しての気温変化が大きい(気温のグラフの山が大きい)雨温図を見たら、「冷帯(亜寒帯)っぽいな」って判断します。

※温帯と区別するのがやや難しいですが、冷帯(亜寒帯)は温帯に比べて降水量がやや少なめになりやすいので、降水量も合わせてチェックするのがコツ。

※冷帯の中の分類(冷帯湿潤気候、冷帯冬季小雨気候)はテストで問われることは基本的にないのでスルー(←出題されたら「この出題者、こんなどうでもいいことを問うなんてどうかしてるぜ!」って思うべし)

寒帯の見分け方

気温が低い(最も暖かい月でも10℃未満)雨温図を見たら、「寒帯だな」って判断します。

寒帯に関しては条件(定義)「最暖月の平均気温10℃未満」を覚えておくべし。

さらに、最も暖かい月の気温に注目して、

  • 最暖月の平均気温0℃以上→ツンドラ気候
  • 最暖月の平均気温0℃未満→氷雪気候

と判断します。

教員には「しょうもない問題を作るな」と言いたい

ここまで気候帯・気候区分の見分け方について書きましたが、、、「この雨温図は◯◯気候だ」っていう判定が必要な場面はあまりないと思います。そんな判定ができても、将来役に立たないでしょ。

本質的な問いじゃないから、「この雨温図は◯気候?」って中高のテストで問う必要はない。まあ、ケッペンの気候区分についてしっかり理解すれば、結果的に見分けられるようにはなるけども。

大事なのは「このあたりの地域は、こんな気候になるはずだ」っていう見当をつけられるようになること

生徒には「語呂合わせなんてするなよ」と言いたい

あと、語呂合わせで覚えたとしても何にも役に立たない!とも思う。ちゃんと本質を理解しよう。理解できないものを暗記しても意味ないです。

気候の本質(←絶対に理解しておくべきこと)については別記事でまとめてあるので、ぜひ読んでね

【地理】気候をわかりやすく①:なぜ地球上にはいろんな気候が見られるのか?【大気の循環】
【地理】気候をわかりやすく①:なぜ地球上にはいろんな気候が見られるのか?【大気の循環】
【地理】気候をわかりやすく②:なぜ地球上にはいろんな気候が見られるのか?【気候因子】
【地理】気候をわかりやすく②:なぜ地球上にはいろんな気候が見られるのか?【気候因子】

覚えた方がいい記号とその意味

とは言え、中学生のうちに覚えておくと後々(=高校生の地理の授業で)ラクになるものもある。ので、一応まとめておく。

  • 熱帯→A
  • 乾燥帯→B
  • 温帯→C
  • 冷帯→D
  • 寒帯→E
  • ステップ気候→BS
  • 砂漠気候→BW
  • ツンドラ気候→ET
  • 氷雪気候→EF
  • 一年中雨が多い→f(※ドイツ語feucht=湿潤)
  • 夏に乾燥する→s(summerって思えばOK)
  • 冬に乾燥する→w(winterって思えばOK)
  • 最暖月の平均気温22℃以上→a
  • 最暖月の平均気温22℃未満→b

各気候についてくわしく

乾燥帯(B)

【地理】乾燥帯の特徴・乾燥した地域の暮らしをわかりやすく
【地理】乾燥帯の特徴・乾燥した地域の暮らしをわかりやすく

寒帯(E)

【地理】寒帯の特徴・寒い土地の暮らしをわかりやすく
【地理】寒帯の特徴・寒い土地の暮らしをわかりやすく

熱帯(A)

【地理】熱帯の特徴・暑い地域の暮らしをわかりやすく
【地理】熱帯の特徴・暑い地域の暮らしをわかりやすく

温帯(C)

【地理】温帯の特徴・温暖な地域の暮らしをわかりやすく
【地理】温帯の特徴・温暖な地域の暮らしをわかりやすく

冷帯(D)

【地理】亜寒帯(冷帯)の特徴・暮らしをわかりやすく
【地理】亜寒帯(冷帯)の特徴・暮らしをわかりやすく

高山気候(H)

【地理】高山気候の特徴・高地の暮らしをわかりやすく
【地理】高山気候の特徴・高地の暮らしをわかりやすく

動画でも確認

雨温図の問題の解き方

https://social-studies-magazine.com/hythergraph-japan
https://social-studies-magazine.com/hythergraph-world
役に立ったと思ったら、シェアお願いします!
記事URLをコピーしました