社会問題・リテラシー

物事の危険性について考える時はハザードとリスクを分けて考えるべし!

 

日本人が理解してなさすぎなこと(必須のリテラシー)について。

 

ハザードとリスク

物事の危険性について考える時は、ハザードとリスクを分けて考えるべし!

 

ハザード(hazard) 潜在的危険性(それに危険があるかどうか?)
リスク(risk) 内容と生じる可能性まで踏まえた上での危険性(どれくらい危険か?)

 

ほとんどの化学物質は暴露量がある程度大きな時には毒性を示しますが,少ない時には無毒です.人への毒性は,化学物質の毒性の強さと暴露量の大きさで決まるため,化学物質をその暴露の程度を考慮せずに安全か有毒かのどちらかに分類することは誤りです.

引用:James T MacGregor. 『ナチュラル ミステイク 食品安全の誤解を解く』 (p.196). 

※暴露(ばくろ)=人体に取り込む量

 

リスクを決める重要な原則は,暴露量とハザード(毒性)の組み合わせでリスクが決定されるべきであり,ハザード(毒性)だけで決定してはいけないということです.この原則を最初に明言したのは,16世紀初頭ルネッサンスの医師パラケルスス(Paracelsus) で「全てのものは毒であり,毒でないものなど存在しない.その服用量こそが毒であるか,そうでないかを決めるのだ」と述べています.

引用:James T MacGregor. 『ナチュラル ミステイク 食品安全の誤解を解く』 (p.198). 

 

 

官僚や政治家がちゃんとハザードとリスクの違いについて理解していれば、日本はもうちょっと良い国になりそう・・・

 

ハザードとリスクについて理解するために

(例1)

回転ドアに挟まれると怪我をする恐れがあるが(ハザードがそれなりにあるが)、適切なスピードで使っている限りリスクは低い。回転のスピードを上げればリスクが上がる

(例2)

航空機は墜落したら人間はほぼ死んでしまうためハザードは大きいが、安全対策が入念になされているためリスクは相当低い

(例3)

自動車には航空機ほどのハザードはないが、事故が起きる可能性が高いため航空機よりもリスクが高い乗り物である

(例3)

「人間は水を飲みすぎたら死ぬので、水は危険だ!」は間違い

※水にだってハザードはあるが、致死量まで飲む可能性は極めて低いのでリスクは相当低い

※逆に、水には極めて低いハザードしかないとはいえ、暴露量が極めて大きくなればリスクが上がる…とも言える

(例4)

電線は感電死を引き起こす危険性があるが(大きなハザードがあるが)、道路の下に安全に埋められた電線や鉄塔に張られた送電線によって危害を受けるリスクは相当低い

 

 

化学物質と天然物

「天然物の方が化学物質よりも安全」と断定するのは間違っている。

化学物質

→みんな化学物質は警戒しているので、安全性を見極めて「これくらいなら摂取しても大丈夫」っていう安全域を決めるために試験が十分に行われている可能性が高い

天然物

→化学物質ほど警戒されていないので、化学物質に対して行われるような試験が十分に行われていないことがある(=実は危険なものが含まれている可能性がある)

 

 

リスク評価

リスクの削減には往々にして別のリスクの増大(ベネフィットの損失)が伴う。

あるリスクへの対策を行う際は、その対策を選ぶ理由を明確化する。費用は妥当か?別のリスクを不当に増大させてはいないか?など。

 

望岡 慶
望岡 慶
おわり

 

 

ハザードとリスクについて理解を深めるために、、、

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