現代の社会

日本の皇室に関する基礎知識を解説【宮家、親王・内親王とは?結婚後は?】

日本の皇室に関する基礎知識を解説【宮家、親王・内親王とは?結婚後は?】

日本の皇室のことって、

  • 日本は天皇制の国
  • 戦後、天皇は「日本国および日本国民統合の象徴」となった
  • 天皇は憲法に規定された国事行為を行う(内閣の助言と承認が必要)

ってのは中学校で勉強するんですけど、

  • 皇室とは?
  • 皇族とは?
  • 親王・内親王とは?
  • 王・女王とは?
  • 宮家とは?

ってのは中学校では勉強しないんですよね。その結果、日本の皇室関連のニュースを見ても「どういうことなのかよくわからん!」ってなりがち。

ということで、これらの用語についてざっくり説明をします!

 

もちお
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皇室とは?

 

皇室ってのは、「日本の天皇およびその一族の総称」のことです。

2021年9月現在、天皇と上皇と皇族16名の合計18名により構成されています。

 

 

皇族とは?

で、似たような言葉に「皇族」ってのがありますが、

「皇后、太皇太后、皇太后、親王、親王妃、内親王、王、王妃及び女王を皇族とする。」

と皇室典範第5条に書かれています。

※皇室典範ってのは、皇室に関する事柄を定めた法律のことです。

 

この皇室典範に書かれている通り、天皇と上皇は「皇族」ではありません。

※上皇は「退位した天皇」(もと天皇)のことです

 

 

もちお
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では、ここからは皇族に含まれるそれぞれの身分・地位について説明をします!

 

 

皇后とは?

皇后は「天皇の后(きさき)」(妻)のことです。

 

 

皇太后とは?

皇太后は「前の代の天皇の后」のことです。

 

 

上皇后とは?

皇室典範には書かれていないのですが、上皇后という称号があります。

上皇后は「天皇の退位等に関する皇室典範特例法(←2017年に成立)に基づいて退位した天皇の后」のことです。

 

2019年に天皇の退位が行われましたよね。そうすると天皇の后だった美智子さまは「皇后」ではなくなって新たな称号が与えられるわけです。

その際、新たな称号をどうするか?でかなり揉めたらしいです。

具体的に言うと、

「『前の代の天皇の后』ってことで皇太后っていう称号を使うべきだ!」っていう考え

と、

「いや、ここ最近は天皇がお亡くなりになる前に退位した例はないから、今回は特別なんだよ。

今までは、天皇がお亡くなりになったことによって、その妻であった皇后に対して新たに皇太后の称号が与えられていたわけなのよ。

だから、皇太后っていう称号には『夫がいない女性』っていうイメージがついているのでは?皇太后じゃなくて、新たな称号を使った方がいいのでは?」っていう考え

で揉めたんです。

 

で、結果的には、新たに上皇后という称号が作られることになりました。

 

 

太皇太后とは?

太皇太后は「前の前の代の天皇の后」のことです。

 

 

親王・親王妃・内親王とは?

親王と内親王は、

天皇の嫡出の(=婚姻関係にある男女から生まれた)子供

「天皇の嫡出の男子」から生まれた嫡出の子供

のことで、その子供が

  • 男の場合→親王
  • 女の場合→内親王

と言います。

 

親王妃は、「親王の妃(きさき)」(妻)のことです。親王の配偶者となった人(女性)は皇族に加わることになるわけです。

※逆に、内親王の配偶者となった人(男性)は皇族には加わりません。この点に関してはかなり重要なので、あとで詳しく説明します!

 

 

王・王妃・女王とは?

王と女王は、

「『天皇の嫡出の男子』から生まれた嫡出の男子」から生まれた嫡出の子供(=天皇の嫡男系嫡出で三親等以上離れた皇族)

のことで、その子供が

  • 男の場合→
  • 女の場合→女王

と言います。

 

 

ちょっとわかりにくいので図を使って詳しく説明すると、

 

例えばこの人(A)が天皇だったとしたら、Bは「天皇の嫡出の男子」なので親王です。

 

このBから生まれた嫡出の子供たちであるCは「『天皇の嫡出の男子』から生まれた嫡出の男子」となります。なのでこの人たちも親王です。

 

そして、Cから生まれた嫡出の子供たちであるDは、「『天皇の嫡出の男子』から生まれた嫡出の男子」から生まれた嫡出の子供(=天皇の嫡男系嫡出で三親等以上離れた皇族)になるので、「」もしくは「女王」と呼ばれることになるわけです。

 

王妃は「王の妃(きさき)」(妻)のことです。王の配偶者となった人(女性)は皇族に加わることになるわけです。

※逆に、女王の配偶者となった人(男性)は皇族には加わりません。

 

もちお
もちお
ここまでが皇族とは何なのか?についての話でした。

 

 

皇嗣・皇嗣妃とは?

あと、皇室関連の用語として、皇嗣(こうし)・皇嗣妃(こうしひ)という用語もあります。

 

皇嗣は、皇位継承順位第1位の皇族のことです。次の天皇になる人っていうことですね。

で、その人の配偶者のことを皇嗣妃と言います。

 

 

皇位継承順位とは?

皇室典範では、「今の天皇の後に天皇の位につく皇族」は誰なのか?を、順序(順位)をつけて定めています。

この順序のことを皇位継承順位と言い、基本的には「継承順位が1位の皇族」が天皇の位を継承します。

※その皇族が病気や事故等で継承できない場合は、第2位の皇族が継承することになります(皇室会議が必要)。

 

なんで皇位継承順位を定めているのか?というと、あらかじめ皇室典範で皇位継承順位を決めておくことで、「次の天皇は誰にするか?」で混乱したり揉めたりしないようにするためです。(漫画「ハンターハンター」の王位継承戦編では、14人いる王子に対して皇位継承順位が規定されていないため、争いになっている)

 

ちなみに、2021年9月現在では、秋篠宮文仁親王が皇位継承順位第1位(皇嗣)です。

 

 

宮家とは?

秋篠宮の「宮」っていうのは、「宮家」のことを意味します。

 

宮家っていうのは「皇族男子が独立して生計を立てる際に天皇によって与えられる称号」のことを言います(宮家の称号は、宮家の当主で世襲される)

 

どういうことかというと、、

 

通常、皇族男子が結婚して独立した場合、その時に宮家が作られます(※独身のまま宮家が作られた例もあるけど)

この図で言うと、ピンク色で囲ったところ(家)が宮家です。

 

 

もちお
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最後に、皇族の結婚に絡む重要なポイントについて説明をします。

 

 

皇族女子は、皇族の身分を離れることがある

皇族女子は、天皇や皇族以外の者と結婚した場合、皇族の身分を離れることになります。

 

皇族女子は、天皇及び皇族以外の者と婚姻したときは、皇族の身分を離れる。(皇室典範第12条)

 

 

なので、この図の一番下に書かれている内親王は、天皇や皇族以外の者と結婚した場合は皇族じゃなくなる(=「一般人」になる)わけです。なので、当然、内親王と結婚した男性が皇族になることはありません。

 

皇族以外の者及びその子孫は、女子が皇后となる場合及び皇族男子と婚姻する場合を除いては、皇族となることがない。(皇室典範第15条)

 

 

皇族男子は、(基本的に)皇族の身分を離れることはない

一方で、皇族男子は基本的には皇族の身分を離れることはありません。

皇族女子の場合とは違って、皇族の男子が結婚した場合はその妻が新たに皇族に加わります。

 

つまり、皇族男子は基本的には減らないってことです(皇族男子は「一般人」にはなれず、一生「皇族」として過ごすとも言えます)

 

 

以上です!最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

【女系天皇と女性天皇の違い】なぜ女系天皇は認められないのか?

 

 

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