【社会科】「生徒が自分で考えず、AIの答えを丸写しする」への対処法

「自分の考えを書きましょう」
教員に指示された生徒は、すぐさまiPadに手を伸ばす。教員の指示を生成AIに丸投げし、画面に表示された「チャッピーの考え」を丸写しする。・・・よし、書けた!

その様子を黙って見守っていた教員は「生成AIめ…!」と苦々しい思いをする。かといって「生成AIを使うのはダメ」と納得させられるほどの理論武装はできていない。うぐぐ・・・
そんな現象が全国の学校で観測されているようだ。(僕調べ)
この「生徒に問いを投げかけても、生徒が自分の頭で考えず、生成AIに解決されてしまう問題」に、教員はどう立ち向かっていけばいいのだろうか?
「生成AIに聞く」は問題なのか?
そもそも「自分の考え」を書く際に、生成AIを活用することは問題(=ダメなこと)なのだろうか?
僕の考えは「良いとも言えるし、悪いとも言える」。・・・我ながら、つまらなすぎる意見だ。これでは何も言っていないに等しい。
「あなた」である必要がなくなるからダメ
まず、生成AIに全面依存する人はつまらない。「自分の考え」を問われた時、なんでもかんでも生成AIに聞いて、それを恥ずかしげもなく完コピして喋る人はつまらなすぎる。おそらく「誰からも(うっすら)相手にされない人」になってしまう。
「他者の力を借りる」のはイイ
とはいえ、全部自分の頭だけで考えて、あまりにも的外れなことを言ったり「それみんな知ってるー…」ってことを言ったりする人も、それはそれで「なんだこいつ」案件になる。ニュートンが言う「巨人の肩に乗る」のは全く悪いことではない。むしろ良いことだ。
何を目指すのか?「自分の頭で考える」とは?
こういう時は、教員自身が「生徒にどんな動きをしてほしいのか」を具体的に言語化しておくのがいい。
すぐさまiPadに手を伸ばして生成AIの考えを丸写しする生徒を見た時の違和感の正体を突き止める。その上で、「これならイラッとしない」っていう理想の状態・ゴールを明確にする。
- 他者の力を借りてもいいけど、他者の考えを無批判に受け入れるんじゃなくて、いろんな角度からツッコミを入れて思考を深めてほしい
- 自分でちゃんと納得したものを「自分の考え」として書いてほしい
- 自分の個人的な体験・ポリシーに基づいた「考え」を書いてほしい

以下、まだ考え中(下書きです↓)
なぜ生徒は「生成AIの考え」を丸写しするのか?
的外れなことを言って劣等感を抱くのはイヤ
これはいいこと
なるほど!と思った
生成AIの考えに納得させられた
どうでもいいと思っている
なぜ苦労してまで思考しなきゃいけない?って生徒は思っている。
問いの立て方が悪い。生徒にとって「自分の頭で考える価値のない問い」であるということ。
生成AIに全面依存できない場面、「自分の考え」が必要な場面は?
最新のこと
未来のこと
自分に関係のあること
対策
問いの工夫
生成AIに全面依存できない問いにする
身近な「社会」と関連付けさせる。友人関係とか家族とかと関連づける。生徒自身の体験と関連づける。
自分にとって切実なテーマの問いにする
授業設計の工夫
「自分で考える」必要性を作る
生成AI使用禁止のレポート課題をやるよ!(←課題は当日発表)と宣言することで、「生成AI丸写しじゃダメだ」と思わせる。授業で生成AIをうまく利用する練習をしつつ、生成AIに全面依存させない。










