社会の解説

「緑の革命」と日本企業の関係

モチオカ(望岡 慶)

緑の革命って中高の社会科の教科書に書いてあって内容は理解しているけど、「わかったようで実はよくわかっていない」事柄の代表格だと思う。

教科書的な基礎知識と、深掘りした内容についてまとめておく。

緑の革命(Green Revolution)の基礎知識

1960年代を中心に、アジアやラテンアメリカの発展途上国で行われた農業の生産性向上運動のこと。

内容

  • 国際的な農業研究機関で開発された多収量品種(HYV:High-Yielding Varieties)の導入
  • 化学肥料の使用
  • 農薬の使用
  • 灌漑設備の整備
  • 農業機械の導入

影響

プラスの影響

食糧生産が飛躍的に増加した

マイナスの影響

化学肥料や農薬による環境汚染が起きた

富農と零細農民の経済格差が一層拡大した(←高収量品種の導入には灌漑設備・化学肥料・農薬など、資金や技術が不可欠で、農地改革・自作農の育成の遅れはその導入を富農に限定した)

もっと深掘り

緑の革命の父

ノーマン・ボーローグ(アメリカの農業学者)

緑の革命と日本企業の関係

ヤンマー(Yanmar)

日本の農業機械メーカー。緑の革命の機械化の部分において、非常に重要な役割を果たした。

  • ヤンマーの農業機械は、アジアやアフリカの農村に導入された
  • 大型の農業機械が使えない地域や小規模農家向けに、コンパクトで扱いやすい機械を提供した

クボタ(Kubota)

日本の農業機械メーカー。緑の革命の機械化の部分において、非常に重要な役割を果たした。

  • クボタはインド、タイ、フィリピン、インドネシアなどに積極的に進出し、現地の農業に適したトラクターや田植機を提供した
  • クボタは特に日本式の水田農業向け機械に強みがあった

日立製作所

灌漑システムの技術提供

住友化学、三井化学

除草剤、殺虫剤、化学肥料の提供

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モチオカ ケイ
モチオカ ケイ
社会科コンテンツクリエイター
関東で生まれる → 公立中学校 → 公立高校 → 1年間浪人 → 東大(教育学部) → 東大院(教育学研究科) → 修士課程修了(教育学) → 公立中学校の教員に → 退職 → ブログをがんばる → ?
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