24時間テレビ「愛は地球を救う」を観て、「やっぱりこの番組って気をつけて観ないといけないよなー」って改めて思ったので、今回は僕が何に気をつけているかを書きたいなと思います。
障害者の方の企画
24時間テレビって、障害者の方が何かしら難しいことに挑戦する企画があるじゃないですか。山に登ったりパフォーマンスをしたりするやつ。んで、その姿(障害者が努力して困難に打ち勝つ姿)を見てポロポロ泣いたりするっていう。
別にそれを悪いことだと言いたいわけではありません。お涙頂戴してるんじゃないよ!って批判したいわけでもありません。障害を持っていようが持っていまいが、達成したいことに向けて努力することはすばらしいことだと思っています。
でも、24時間テレビを一生懸命観ていた僕はいつしか(←確か小学生・中学生くらいの時)
「障害者の人たちって良い人だよね」「障害者の人たちって一生懸命ですばらしいよね」
って思っていたんです。「障害者」というワードが、「良い人」「一生懸命」っていうワードと一緒に脳みそに刻み込まれていた。
24時間テレビで見た「挑戦する障害者」を、僕は”障害者代表”として捉えていたわけです。24時間テレビの企画を繰り返し見ることで、知らず知らずのうちに「障害者は良い人」「障害者は一生懸命なにかに向けて挑戦している」って信じてしまっていた。
ほんとアホ丸出しですよね。いやいや、そうとは限らんじゃろ!っていう。
改めて言う必要がないくらい当たり前のことですが、障害者だって人間です。たまたま特定の分野において「ここからはハンディキャップを抱えている人と見なしますよ」っていう境界線を超えただけであって、障害者も健常者も同じ人間です。
そう考えれば、健常者の中に性格が悪い人がいるように(時には性格が悪くなったりするように)、障害者の中にだって性格が悪い人(時には性格が悪くなる人)がいて当たり前だなって想像できます。同様に、人間なら誰でも「頑張るのダルいなー」って思うんだから、障害者だって同じこと思うよなーって想像がつくはずです。
でもアホ丸出しな僕は「障害者は良い人」「障害者は一生懸命なにかに向けて挑戦している」って思い込んでいた。勝手に障害者の人に「良い人であること」「一生懸命なにかに挑戦すること」を期待してしまっていた。そんな自分に気づいた時、ものすごく恥ずかしくなりました。なんで障害者にばっかりそういうことを期待するんだよ。お前何様だよっていう。
それ以来、24時間テレビを観る時は
障害があろうがなかろうが人間は一人一人違うし、いろんな性格の人がいて当たり前だぞ!!!!
障害者の人に「良い人であること」「一生懸命なにかに挑戦すること」を無邪気に期待するなよ!!!
って気をつけています。
もし僕みたいなアホ丸出しな人たちの目を気にして「良い人」「頑張る人」であろうとムリしている障害者の方々がいるのであれば、本当に申し訳ないことだと思います。すみません。一人一人、自分がやりたいように自然体で生きていけばいいんですよね。
※マスメディアでの障害者の扱いについて思うところがあるので、改めて別記事でまとめたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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