鹿児島1泊2日旅行記②(知覧:知覧特攻平和会館、知覧城)【2022年7月】
2022年7月の鹿児島旅行に関する自分用のメモです!
2日目
城山観光ホテルの朝食ブッフェ
朝はホテルの朝食ブッフェ(会場は「ザ ラウンジ カサブランカ」)
鹿児島名物のさつま揚げがあったりとメニューの種類が豊富で、味はもちろんホテルクオリティ。
よくある残念な朝食ブッフェとは違って、一つ一つのメニューが丁寧に作られている感じがしました。
特にすごいなと思ったのはデザート。マカロンやカヌレなど朝食ブッフェにしては珍しいものが置いてあってびっくりしました。
朝から大満足!
城山観光ホテルは「また来たいなー」って心から思ったホテルでした!
鹿児島中央駅から知覧へ
今日は薩摩半島の南部にある知覧に行きます。
ホテルから送迎バスで鹿児島中央駅に移動。
駅のロッカーに大きな荷物を入れて、鹿児島名物ボンタンアメを買い、
8:40 JR指宿枕崎線 指宿行きで喜入駅へ(約40分、570円)
※今までに乗った電車の中で一番揺れた
9:29 駅のすぐ近くにあるバス停「喜入駅東」から鹿児島交通 指宿喜入知覧線 武家屋敷入口行きに乗ります(480円)
※人がいなすぎてバスが来るか不安だったけど、ちゃんとバスは来ました
知覧に到着
9:55 特攻観音入口で降りる。知覧に到着!
ここ知覧は太平洋戦争の時に特別攻撃隊の出撃地となった場所。
道沿いにたくさんの灯籠が並んでいます。これは沖縄戦の特攻作戦で戦死した隊員1,036名を慰霊するために建てられたものとのこと。
一式戦闘機「隼」(はやぶさ)
特攻勇士の像
知覧特攻平和会館
知覧特攻平和会館に来ました。
※取材許可をいただいています
知覧は1941年に飛行場が開かれて以降、少年飛行兵らが操縦訓練を重ねる場所でした。
ところが太平洋戦争末期、本土防衛の最前線と位置付けられた沖縄で戦闘が始まります(沖縄戦)
その沖縄を守るためにとられた戦法が特攻で、本土最南端の知覧飛行場は特攻の出撃地となったのです。
特攻とは、爆弾を装着した飛行機もろとも敵艦に体当たり攻撃をする戦法のこと。
未来ある多くの若者が命を落とすことになった戦法です。
知覧飛行場は沖縄に最も近い本土最南端の飛行場だったため、出撃者が最も多かったようです(全特攻戦死者1,036名のうち、約400名が知覧基地から出撃)
そのような悲しく虚しい歴史を後世に残すために、知覧飛行場の跡地に知覧特攻平和会館が建設されました。
※入館料600円
ここでは沖縄戦の特攻作戦で戦死した隊員1,036名の遺影・遺書などが展示されています。
遺書の内容は必見…ぜひ行ってほしいです
「笑って散ってゆきます」など、前向きな手紙ばかり(東京にある遊就館の展示とは明らかに違う)。こういう文章を書く時、どんな心境だったんだろう・・・
日本・満洲などの各地で編成された特攻隊は、知覧基地などに集結した後2〜3日ほど滞在してから、沖縄へと飛び立っていきました。
ここが特攻隊が飛び立つ前に滞在した兵舎
敵に見つからないよう、兵舎は半地下壕に作られました。
風通しが悪く薄暗い兵舎の中で談笑したり遺書を書いたりしながら、特攻隊の方々は最期の時を過ごしたのです。
ミュージアム知覧
知覧特攻平和会館の隣にある知覧ミュージアムにも行きました。
ここは知覧文化を学べる博物館。知覧の人が持っていた「昔のもの」を集めた、よくある民俗博物館って感じ。
すごく小さい博物館で見るべきものも多くないので、わざわざ鹿児島中心部から時間をかけて来るほどの博物館ではないかな。
ただ、知覧城の模型があって、これがわかりやすかった。この後行く知覧城についての理解が深まりました。
※知覧城の続100名城のスタンプはここにあります
知覧城跡
次は知覧城へ。
知覧ミュージアムから徒歩20分くらいの距離です(約1.5km)。
正直アクセスは悪いです。徒歩で行くのは結構つらい(そんなに長い時間歩くわけではないけど、何もない場所すぎて不安になる)
歩いてる人は誰もいませんでした・・・暑いー
到着!
知覧城は中世後期に築かれた山城です。中世の山城ってこんな感じなんだなーってのがわかる場所。
この中に入っていくのしんどすぎるー・・・って感じでしたが、せっかく来たので勇気を出して中に入りました。
誰もいないー(虫はたくさんいる)
そして何もないー(虫はたくさんいる)
いかにも山城!って感じ(虫がたくさんいる)
道が舗装されているわけではなく、ただの山道です。
絶対にいないと思うけど、クマみたいな大きな動物が出てきたら100%アウトって感じ。いないと思うけど
人の気配が全くない場所で一人でもっと奥まで行くのはさすがにつらかったし、途中で虫が急に増えたのでギブアップ…!
逃げるように脱出
特に見どころはなく、ただ空堀などがあるだけでした。
江戸時代初期の火災のため当時の建造物は残っていません。
ただ、人の気配が全くないし建造物は残っていないとはいえ、人の手が入った形跡があるので、何百年も前の人間の営みが感じることができました。
もう二度と行かないと思うけど
行くなら涼しくて虫が少ない時期に行くのがおすすめ。
知覧農園の知覧茶とソフトクリーム
最後に知覧の中心地に行きました。
知覧は武家屋敷がたくさんあって「薩摩の小京都」と呼ばれた地域。
のどかで平和な場所だなー
ここは軍の指定食堂として特攻隊員を支えてきた「富屋食堂」。
女将の鳥濱トメさんは、若い特攻隊員にとって母親替わりのような存在だったようです。
むっちゃ暑かったので「知覧農園」というカフェで一休み。
自分が見た中で唯一、現代的なカフェっぽかったのが知覧農園。若い人が率いている会社らしく、マーケティングがしっかりしている感じがしました。
サービスの知覧茶。ありがたい・・・!(知覧では茶の栽培が盛ん)
知覧抹茶ソフトクリーム(350円)
抹茶の粉がすごい!お茶の旨味をむっちゃ感じられておいしかった!
温かいお茶もいただきました。
結局、温かいお茶、紅茶、冷たい緑茶の試飲をさせてもらえました。特に冷たいお茶は飲み放題的な感じ。すごいサービス!ありがとうございました!
知覧茶は甘くておいしかったです(特に温かい緑茶がおいしかった)
たくさんサービスしてもらったし、知覧茶がすごくおいしかったので知覧茶を購入!取り寄せもできるみたいです(「知覧農園」で検索)
帰りは知覧から鹿児島中央駅まで走っているバスに乗りました(880円)。
ほぼ時刻表通りにバスが来てくれるのが日本の良いところ
いおワールドかごしま水族館
まだ飛行機の時間まで余裕があったので水族館へ。入場料は1,500円。
南の海に特化している水族館って感じです。
黒潮の展示が面白かったです。
サンゴ礁についてもわかりやすかった。
そしてここの名物はイルカショー。
会場はこじんまりとした規模だけど、だからこそ距離が近くて迫力がありました。
沖縄で見たイルカショーよりも動きがダイナミックだったような
水族館はそんなに大きくないし入場料1,500円は高く感じるかもしれませんが、イルカショーを見るだけでもその価値は十分にあると思いました。おすすめ
鹿児島中央駅から鹿児島空港へ
鹿児島中央駅にあった明石屋で鹿児島名物かるかんを購入(422円)
空港バスに乗って鹿児島空港へと向かいました(1,300円)
20:35 鹿児島空港発
鹿児島空港のレストラン「いわさきのキッチンさつま」で黒豚かつ丼(1,210円)を食べて、
いざ羽田空港へ!(JAL:16,970円)
22:00 羽田空港着
無事に到着!これで1泊2日の鹿児島旅行は終わりです。
最後までお読みいただきありがとうございました!