アルゼンチンってどういう国?【2023年ver.】

モチオカ(望岡 慶)

アルゼンチンの地理

どんなフィールドなのか?

穏やかな気候

ポテンシャルは高い!

※実際、世界の先進地域だった時代がある

広大な草原(パンパ)

ラプラタ川の流域には広大で平坦な草原がある

河川が少ない

ラプラタ川はすごいけど、他の河川はイマイチ

→輸送が不便

南半球に位置する

世界の先進国からとにかく遠い…!

アルゼンチンの歴史

どんな過去が積み重ねられてきたのか?

植民地支配

農作物や鉱産資源を供給する地域、という役割を担うことになってしまった

大土地所有制

アルゼンチンの今

強み

広大な農地を持っている

農作物の生産が得意(大豆、トウモロコシ、小麦など)

南半球に位置している

北半球と季節が逆転しているので、農作物の価値が上がりやすい

弱み

南半球に位置している

交易(モノのやり取り)をするのが不便。不利(←先進国は北半球に多い)

→だからこそ工業が発展しにくい

輸出できるものが農作物くらいしかない

値段が安いし、天候に左右されて不安定。。

南半球に位置していて季節が逆転していたとしても、工業製品の製造には何の関係もない(メリットを活かせない)

格差が大きく国民の経済力がイマイチ

余裕がない人が多いので国内であまりモノ・サービスが売れない

→国内企業が育ちにくいし、外国企業も「アルゼンチンで商売をしよう」って考えにくい

通貨が信用されていない

「アルゼンチンの通貨ペソを持っていても仕方ない!外国のお金(特にアメリカのドル)に変えよう!」

って思う人が多く、ペソの価値がどんどん下落している

→貯金しても仕方ないし、外国企業は「アルゼンチンで商売をしよう」とは考えない

お店目線で言うと、値札を張り替えるっていう何の生産性もない仕事を頻繁にしなきゃいけなかったり…

誰もお金を貸したくない

「アルゼンチンの通貨が下落して借金を返せません!」ってことが何度も起き、

その対策として「もう借金は返しません!」っていうトンデモないことを政府が宣言した”実績”が何度もあるので、

外国企業は「アルゼンチンで商売しよう」だなんて考えない。

国民も投資・融資なんてしたくないと思っている。結果、ビジネスのためのお金が集まらない。

長期的な視点で改革できるほど我慢する余裕がない

格差が大きくて貯蓄がない国民が多いうえに、通貨の価値が下がり続けているので、とにかく余裕がない人が多い。

余裕がないと、長期的な視点で物事を考えられない。

でもアルゼンチンは民主主義国家。「とにかくお金を配ってくれ」って考える国民が多いので、長期的な視点で国を改革する政策が支持されない。

結局、その場しのぎ・人気取りの政策ばかり実行され、ひたすら問題は先送りされ、いつまで経っても根本的な解決に至らない。

どんな強みを伸ばすか?のポリシーがない

誰もアルゼンチンの明るい未来を描けていない

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モチオカ ケイ
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社会科ブロガー
社会科の教科書には書いていないことなど、世の中(社会)のリアルについて自分なりに学んだこと・考えたことを記録するブログです。

※ブログ「社会科マガジン」は3つに分かれています

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