【日本史】アメリカから見て、広島が原爆投下地点として適切だった理由

モチオカ(望岡 慶)
ここは広島の相生橋。
1945年8月6日、アメリカが原爆リトルボーイを投下する目標地点となった場所です。
相生橋は全国的にも珍しいT字型の橋。T字の橋の真ん中に向けて原爆を落とすことになっていました。

ただ、実際には南東方向にちょっとずれた場所に爆弾が落ちて炸裂しました。
その近くにあったのが産業奨励館という施設。今は原爆ドームと呼ばれている場所です。


ではなぜ広島に原爆が落とされたのか?
その理由を学ぶために広島平和記念資料館に行きました。
目次
広島平和記念資料館
広島平和記念資料館は被曝資料などを通して核兵器の危険性などを伝える博物館です。

被曝前の広島の様子の展示からスタート。



被爆者の写真はさすがに撮影する気持ちになれなかった。実際に現地に行って自分の目で見てください
展示の最後の方で、広島が原爆投下の目標地点になった理由について説明されていました。

広島に原爆が落とされた理由
以下の観点で、広島が適切だったということ。
- 原爆の効果を検証できる場所
- 原爆をうまく落とせる場所
- 恨まれない程度に心理面でのダメージを与えて日本に降伏を決意させられる場所
- 原爆を落とす正当性がある場所
原爆の効果を検証できる場所
広島の特徴
- まだ空襲を受けていないため街が破壊されていない
- 適度な広さの平野が広がっている
- 三角州であるため風をさえぎる坂や山が少ない
- 周囲の山により爆風の収束が引き起こされ被害を大きくできる
→原爆の効果がわかりやすい

原爆をうまく落とせる場所
広島の特徴
- 中国山地と四国山地に囲まれていて海からの湿った空気が届きにくいため、雲に覆われにくい(瀬戸内気候)
→目視しやすい

恨まれない程度に心理面でのダメージを与えて日本に降伏を決意させられる場所
広島の特徴
- 人口が少なくはないけど多すぎない
- 京都ほど貴重な文化財が多くない
→恨まれない程度に心理面でのダメージを与えられる
※文化財が多い京都は「原爆を落としたら日本人にひどく恨まれる」という理由でターゲットから外された
原爆を落とす正当性がある場所
広島の特徴
- 軍事施設がたくさん設置された軍都
→原爆を落としても許される
※同じような軍都だった福岡県の小倉も原爆の投下目標になりましたが、アメリカが「広島には捕虜収容所がない」と判断したため、広島が原爆投下の第一目標になったらしい。
思うこと
原爆に限らず、何か思い切ったことをやる時って「やってみたい」っていう好奇心がそもそもある。
でもそれだけだと不十分だから
- 「成功するだろう」って思える実現可能性の高さ
- 「やるしかなかった」って自分と他者を納得させるための理屈
が必要になる・・・って感じだと思う。
って考えると、原爆投下に関しても
- 原爆を実際に使ってみて効果を検証してみたかった
- 原爆をうまく落とせる場所じゃないといけなかった
- 心理面でのダメージを与えて日本に降伏を決意させたかった
- 原爆を落としても許される場所にしたかった
という心理が働いたんじゃないかな。












