具体的にどんなメリットがあるのか?について
僕の考え
旅行がより楽しくなります!
(理由)
社会科の勉強をして旅行先の地域・国のこと(歴史、地理、政治体制、経済状況などなど)を大まかにでもいいから知っておくと、旅行中に気づけることが多くなるから。
例えば沖縄旅行について考えてみます。
沖縄について何も学んでいなくても、ギラギラとした日差しを受けて美しいオーシャンブルーを見るだけで十分に楽しめるとは思います。
でも、沖縄の歴史についてある程度の知識を持っていれば、いろんなことに気づいたり考えたりすることができます。
沖縄にはモノレール(「ゆいレール」)があるけど、電車も地下鉄はない
→車社会だったアメリカに占領されたから?戦争時の不発弾が地下に残されているから?
沖縄ってリゾート地って感じだけど、太平洋戦争の時に地上戦(沖縄戦)が行われた場所だよね
→沖縄戦に関する観光スポットにも行ってみよう(旧解軍司令部壕、沖縄県平和祈念資料館など)
沖縄って豚料理が多い気がする(ラフテー、ミミガー、ソーキそば)
→琉球王国の時代に中国と交易をしていて中国との関係が深かったからか!中国人って豚肉が好きだもんね!
実際にこういう楽しみ方をするかどうかは別として、社会科の知識があると旅を楽しめる幅が広がるのは間違いないと思います。
また、社会科の考え方を身につけていれば、沖縄でやたら目に入ってくるオリオンビールの看板から次のように考えることもできます。
・なんでオリオンビールがこんなに普及しているんだろう?キリンとかアサヒとかサントリーとかサッポロとか全然見ないなあ・・・
・アメリカに占領されていたから、キリンやアサヒが進出できなかった?(だとしたら戦前の沖縄ではどんなビールが飲まれていたんだろう?)
・本土から遠いから、キリンやアサヒが進出しようと思わなかった?(でもだったらキリンやアサヒも沖縄に工場を作って現地で生産すればいいよな・・・)
・本土復帰後の格差是正のために、沖縄の企業であるオリオンビールの会社になんらかの優遇措置がとられた?だから他社がなかなか沖縄に進出できないのかも?
いろんなことに気づいたり考えたりすることを楽しいと思うかは人それぞれですが、社会科を学んでおくと楽しむための選択肢が増える!って僕は思います。
ちなみに・・・
よく「社会科をしっかり勉強しておくと、ニュースがわかるようになる!新聞を理解しやすくなる!」って言われますが、
正直ちょっと微妙だなと思います。
中学・高校の社会科の勉強をしても、現代の時事問題についてしっかり理解できるようになるとは思いません。
というのも、中学・高校の社会科で学ぶ内容は、基礎の基礎であくまで土台に過ぎないからです。
現在進行形の国内情勢・国際情勢について理解するためには、また別のトレーニングが必要な気がしています。
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