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星野リゾート青森屋に泊まった感想【2023年4月】

モチオカ(望岡 慶)

2023年4月に星野リゾート青森屋に泊まったので、感想をメモっておこうと思います。

お金をもらっているわけじゃないので、忖度なく僕が思ったことを正直に書きました

結論!

快適だったし、青森県三沢市に行ったらこのホテルに泊まるべき!っていうホテル。

でも厳しいことを言うと、ホテル館内に漂う「偽物感」というか「つくりもの感」がなんとも・・・

体験価値としては、悪くはないけどむっちゃ感動するわけではないかなって感じ。

予約時に「ここに泊まってみたい!」と思わせる星野リゾートのブランドってすごいよな…!って、むしろそっちに感動した。

星野リゾート青森屋に泊まった理由

今回、星野リゾート青森屋に泊まることに決めた直接のきっかけは、

アメリカ空軍・航空自衛隊・民間機が共用する日本唯一の空港である三沢空港に行ってみたい!と思ったこと。

変な動機・・・

その時の思考の流れはこんな感じ↓

周辺のホテルはどれもビジネスホテルばかり…

→三沢市街地に夜も楽しめそうな場所はなさそうなので、夜に時間を潰すのは難しい

→滞在型のホテルに泊まった方が良いかなー

→せっかくだし、三沢地区で一番高級なホテルっぽい星野リゾート青森屋に泊まってみるかー

あと、今まで星野リゾートに泊まったことがなかったので、せっかくの機会だし泊まってみよう!って思った、ってのもあります。

星野リゾート青森屋の感想

三沢駅からのアクセス

15時くらいから何本か、三沢駅からホテルへの送迎バスが出ています(要予約)。

三沢駅からバスで3分くらいの距離なので、わざわざ乗らなくてもOK(徒歩でいけるけど)

※バス進行方向の左側に桜並木あり。4月末なのに咲いててビックリ!青森って本当に東京より涼しいんだなあー(←当たり前)

到着!

星野リゾート青森屋は本館・東館・西館の3棟で構成されています。

部屋

今回泊まったのは東館の部屋「和室 えんつこ」(1泊30,000円:夕食・朝食付き)。

※「ひとり旅特別優待」プランってのがあったので、楽天トラベル経由で予約

内装は「あおもり藍」を基調とし落ち着きのある空間を演出したお部屋、とのこと。

このイス(ソファ?)が地味によかった!

窓からの景色はイマイチ。部屋によって変わるのかもだけど、眺望はあまり期待しない方が良さそう。

館内着、館内用スリッパでホテル内を移動してOKでした!

トイレは普通。ところどころ古さを感じさせる部屋。

浴槽は小さめ。温泉があるので使う人はあんまりいないかも。僕も使わなかったです。

んで、

部屋の鍵がカードタイプじゃなくて昔ながらのガチャってあけるタイプの鍵(←紛失を防ぐために、でっかいタグがついてるやつ)だったんだけど、あの鍵って不便だよね・・・。

オートロックじゃないから部屋を出るたびに毎回毎回自分で鍵を閉めなきゃいけなくて面倒だし、大きなタグが付いた鍵を持ち運ばなきゃいけないから面倒だし。

古い旅館をリノベーションして星野リゾートになっただけなので、こういう細かいところは昔のままなのかも。

館内施設

本館・東館・西館は地下通路でつながっていて、この地下部分にいろんな施設が入っています。

風呂場の出入口の横にはりんごジュースが出る蛇口が…!(ウェルカムドリンクという位置付け)

むっちゃおいしくて4杯くらい飲んでしまった・・・

でも、厳しいことを言うけど、、、この蛇口は使える時間が決まってて、翌日になるとチェックインの時間になるまで(15時まで)使えないんだよね。

これがすごく残念だった。

ウェルカムドリンクじゃなくて、常に飲めるようにしてほしかった。だって、朝風呂の後に飲みたいじゃん。

なんのために風呂場の横に設置してるの?っていう。

掃除や手入れをするために一時停止しなきゃいけないのはわかるけど、だったらせめて12時〜15時の間は停止、とかにすればいいのになーって思ったかな。

こちらは本館と東館をつなぐ囲炉裏ラウンジ。無料でコーヒーやココアを飲める。

なぜか利用者はほとんどいなくて、ほぼ僕一人で独占してました・・・

風呂(温泉)

星野リゾート青森屋より

露天風呂「浮湯」。湯船が広い池に張り出していて、水に浮かんでいるような感覚になれる・・・っていうのが売り。

むっちゃ心休まって良かった。滝っていいよねー

ただ、周りの湖は普通の湖です。なので、よく見ると「うげげっ汚ねっ・・・」ってなるという。

ってことで、雰囲気を壊したくない人は浴槽の端の方には行かない方がいいかな。

星野リゾート青森屋より

あと湖に白い球(←夜になると光る)がたくさん浮かんでいて、「映え〜」ってのを狙ってる感があったけど、そんなんいらんやろ!って思った。

そのままの風景で十分魅力的だし、夜になったら滝や木々をライトアップすれば十分でしょ。

光る球を湖に浮かべて幻想的な雰囲気にする必要ないから!青森に来た観光客が求めてるものってそういうものじゃないから!(たぶん)

ちなみに、ホテルと三沢駅の間に「元湯」っていう温泉もあります(←バスもしくは歩いて行く)。

僕が泊まった日は雨で、行くのが億劫だったのでスルーしました。。。

夕食

夕食はホテル内にある「のれそれ食堂」で。ブッフェ形式の夕食です。

青森県の郷土料理せんべい汁、ホタテ、マグロなどなど、ご当地グルメが用意されています。

いろんなメニューにリンゴが使われていて、「頑張ってんなー」って思いました。(←謎の上から目線)

で、正直な感想を言うと、、、

普通においしかったけど、むっちゃ感動!って感じではなかったかな。悪くはないけど、感動もしない・・・という絶妙なライン。

メニューの数自体そんなに多くないし、デザートもイマイチだし。さりげなーく経費削減してる感。

まあもともとブッフェってこういうもんなのかもしれないし、僕が「星野リゾート」っていうブランドに過度な期待をしすぎていたのかもしれないです。

※勘違いしてほしくないので強調するけど、別に悪かったわけじゃないです!!

ショー(みちのく祭りや)

夜21時からはショー(有料:1,800円)。せっかくなので観てみました!

かなり辛口だけど、

感想はこちら↓(ネタバレ含)

・宿泊者の半分以上が外国人(主に中国人?)だったので、日本語がわからないと楽しめないショーは苦しいと思うなあ・・・って思ってたら、、、

・字幕ないんかい!

・これは外国人にはきついのでは・・・(日本人でさえ、青森の方言が使われていて聞き取りづらいのに)

・絶対に字幕を表示するべき

・ショー開始直後のレクチャーの場面で、いきなり観客が前に出て参加させられるの、公開処刑気味、、、

・若い社員が演者担当させられてる感

・ストーリー性がないから、引き込まれない

・終始、なにやってんのかよくわからない

・盛り上がりがない

・真ん中の舞台装置がお目見えになるところがクライマックスっぽいけど、一瞬「おー」ってなって終わる

・青森的にこれでいいのか???

・外国人にこれを見せるの???

・1日の締めくくりとして見るショーとして、どうなの???ガッカリして終わっちゃうの???ってかこれがメインのエンターテイメントなんでしょ?さすがにインパクト弱すぎない?

・これは要改善では、、

・ベトナム ホーチミンで見たショーがいかにクオリティが高かったかがわかった(まあ値段高いから当然かもだけど)

ただ、良いところも

・最後のプロジェクションマッピングはキレイだなと思った

・伝統的な祭りとプロジェクションマッピングを融合したのは面白いと思った

ショー公演中、観客の顔がわりと無表情気味だった(明らかに「惹き込まれている」感じではなかった)ので、心の中で厳しめに評価している人が多そうだなー・・・って思った

朝食

朝食もホテル内にある「のれそれ食堂」で。ブッフェ形式。

ホタテがおいしかったー

池の周り

チェックアウトまで時間があったので、初日は雨が降っていて行けなかった池の周り(星野リゾートの敷地内の公園)を散歩。

池を眺められる足湯あり。むっちゃ落ち着くー!

この公園がむっちゃ良かった!

ホテルにあるエンタメ地下施設も決して悪くはないけど、星野リゾート青森屋の最大の価値はこの公園なのでは・・・?

ショーとか「それっぽい」映え施設とかよりも、こういうのでいいと思う(←古牧温泉

総評

最後に総評。お金をもらっているわけじゃないので忖度なく正直な思いを言うと、、、

30,000円の価値はあったのか?

正直、微妙かなーって思った。

  • 食事は普通だし(悪くはないけど、感動もしない・・・という絶妙なライン)
  • 最大の売りっぽいショーが微妙だし(1,800円のショーって考えると、ハイクオリティなのかもしれないけど、30,000円のホテルで提供されているショーって考えると微妙)
  • 地下のエンタメ施設で提供されているものがどれも微妙だし(絶対に体験してみたい!って思えるものがない)

星野リゾート青森屋の魅力をすべて堪能したわけじゃないし、そもそも3万円のホテルで多くを期待するなよって感じで、的外れかもしれないけど、、、

つくりもの感

このホテル、いろんなところから「偽物感」「つくりもの感」が漂ってくるんだよね。

地下通路の施設は完全に「人間によって意図的に作られた隔離空間」で、たくさんの装飾が逆にものすごくチープさを感じさせていたり、

「水に浮かんでいるような感覚になれる」浮湯の湖にわざわざ人工的な球を浮かべて「映え」を演出しようとしていたり、

青森の祭をテーマにしたショーは、仕方ないとはいえ どれも偽物だったり、、、(←しかも山車が実際に動くわけじゃなくてショボい)

本物に多少の演出を加えるなら良いんだけど、ここ星野リゾート青森屋で提供されているものは基本、「それっぽい」だけの偽物。

わざわざ青森まで来て、隔離された空間で人工物ばかり見せられてもなー・・・

ってのが正直な感想でした。辛口ですみません。

例えばディズニーに行く時は、「それっぽい偽物を見に行く」っていう覚悟があるから、「それっぽい」だけの偽物を見せられたとしてもなんとも思わない(むしろそれを作り上げた努力に感動する)し、

大都市の高級ホテル(←泊まったことないけど)に行く時は、自然の美しさじゃなくて「手厚いサービスによる非日常体験」を求めているから、人工的な空間でも全然問題ない。

でも、ここは青森。

青森という地方にわざわざ観光しに行く人って、中途半端な人工物を見たいわけじゃないと思うんだよね。

もちろん、

三沢駅周辺には何も魅力的な店・施設がなく、ちょっと出かけるってのがしづらい・・・という弱点がある立地条件において、

「このホテルの敷地内でたくさんのコンテンツを提供して、お客さんを退屈させないようにしよう!」って考えてくれていることはわかるし、

実際、星野リゾート青森屋で提供されているものがよく考えられた素晴らしいものであるのは間違いないと思います。

でも、

このホテルの体験価値が、お客さんが「青森のそこそこ値段がするホテル」に期待していたものと同等、もしくは上回るのか・・・って考えると、ちょっと疑問です。

僕だけなのかもですが・・・

そういう意味で言うと、このホテル敷地内にある池の周りの空間は、とても素敵で価値があるなーって思いました。

・・・言いたいことがうまく伝わっていたらうれしいです

決して悪いホテルだったと言いたいわけじゃないです。受けたサービスはとても良かったです。僕が「星野リゾート」というブランドに過度な期待をしていただけなのかもしれません。

「星野リゾート」のすごさ

で、僕がこのホテルに泊まって一番思ったのが「星野リゾートっていうブランドってすごいよなあ」ってこと。

僕がこのホテルに泊まろうと思ったのは、このホテルが「星野リゾート」というブランドだったからなんですよね。

たぶん「星野リゾート」というブランドを冠していないホテルで同じ値段だったら泊まらなかったはず。

「星野リゾート?泊まってみたい!」って思わせるブランドの力。これこそが星野リゾートの強みなのかな。

星野リゾートについて考えたことはまた別のところでまとめたいと思います…!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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