地理の教科書はどんな構成で、地理学習はどんな流れなのか?
地理の具体的な内容に入る前に、地理という科目がどんな構成になっているのか?という全体像について説明します。
「地理の構成」を理解するべき理由
というのも、地理の勉強を始めると、いきなり山とか川とか平野とか覚えさせられて、
- 「今、なんの勉強をしているんだろう?」
- 「これ、なんのために勉強しているんだろう?」
ということになりがちだからです。下手すると、いろんな山脈や河川、平野といった地形の名前をたくさん覚えれば地理の実力が上がると勘違いしてしまうことになります。
知識はあればあるほどいいですが、「なんのための知識なのか?」がわかっている状態じゃないと意味がないです。具体的に言うと、山脈とか河川とか平野とかを、なんのために覚えるのか?をちゃんと理解しておくことが大事です。
勉強をする際、「自分は今、何をしているのか」を把握しておくことはものすごく大事です。自分の位置を見失わないこと。
頭がいいとは
ちなみにこれは僕の持論なのですが、位置の把握ができる=「頭がいい」です。
自分自身の立ち位置(見ている視点)を把握すること、対象の立ち位置(何に対する具体なのか、何に対する抽象なのか、反対の概念はなんなのか、などの構造的理解)を把握すること。
これができる=「頭がいい」です。
あと、新しい対象(新たな知識)に出会ったときに、今まで持っている知識の中のどこに位置づけるか、というところにも頭の良さが出ます。
これだけじゃわかりづらいと思うので、「自分自身の立ち位置の把握」について言うと、例えばみんながうっすら「こいつナンボのもんやねん」って思っている場で「俺について来いっ!」とか言っちゃうのは場がしらける行為なのでアホですが、歌手が東京ドームでファンに向かって「俺について来いっ!」って言うのはアリ、っていうかそれくらい言わないと場が盛り上がらないからむしろ言わないとダメまでありますよね。
いま自分がどういう場にいて、どのような位置に自分を置くことが求められているのか?を把握できる、というのが知性であり頭の良さです。
たまに「謙虚であること」をヨシとしすぎて、常に謙虚謙虚謙虚でやってますっ…!みたいな人がいますが、そういう人を見ると「この人あんま頭良くなさそうだなあ・・・」とか思ってしまいます。逆に、ここぞの時に傲慢さとかヤンチャさを出せる人を見ると、頭がいいなあこの人って思います。
・・・と、言葉足らずで何言ってるか訳わかんないかもしれませんが・・・とにかく位置の把握ができる=「頭がいい」です。まあ要するにメタ認知ってやつです。
ということで、地理の勉強中に自分の位置を見失わないようにするために、地理の全体像について説明します↓
地理の全体像
地理は地球を舞台にした人間の活動について理解を深める科目。
なので、大きく分けて以下の4つのステップで学習を進める構成になっています。
系統地理
①地球というフィールドについて
現在、人間の活動のほとんどは地球上で行われています。そのため、まずは土台となる「地球そのもの」について理解を深めることから始まります。
正直、この最初の部分は勉強していてあまり面白くない。山とか平野とか川とか、なんのために覚えるの?ってなりがち。楽しく勉強することを優先するなら、後半の「地誌」から勉強してもいいと思う。
②地球における人間の活動
地球というフィールドを理解した上で、その全体像の中で人間がどのような活動を行っているのか、その一般的な傾向を学習します。
地誌
③地域ごとのフィールドについて
地球をいくつかの地域に切り分け、それぞれの地域(というフィールド)がどのような特徴を持っているのかを理解します。
中学校の教科書も高校の教科書も、「アジア」とか「ヨーロッパ」の部分の冒頭に地形とか気候について書かれているはず。これです。
④地域ごとの人間活動の傾向
最後に、それぞれの地域において、そこに住んでいる人々がどのような活動をしているのかを個別に見ていきます。
まとめ
- 地球(フィールド)を知る
- 地球での人間の活動を知る
- 地域(フィールド)を知る
- 地域での人間の活動を知る
というサイクルを回すことで、地球を舞台にした人間の活動について理解を深めていくのが地理です。中学校や高校の地理の教科書は、すべてこのような構成になっています。







