望岡 慶(Kei Mochioka)
「分裂を恐れている国」だと思う。
Profile
千葉の公立中・公立高から、1年間の浪人を経て東大へ(文3→教育学部→大学院教育学研究科)。公立中学校の教員になった後、数年で退職。現在はブロガーとして生計を立てて8年目。★「社会の攻略」を目指しています:世の中がどういう仕組みで動いているのか。今何が起きていて、これから何が起きそうなのか。それらを理解することを目指しています。★「仲間」を探しています:社会の攻略が楽しそうだなと思った方は、ぜひSNSのフォローをお願いします!
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中国は「分裂を恐れている国」
「分裂」とは、1つにまとまっていた国が分かれて小さな国の集まりになってしまう、という意味。
分裂は以下のような条件がそろったときに起こりやすい。
- 1つ目が、国民の不満が溜まること。
- 2つ目が、国民の一部が疎外感を持っていて、仲間意識を持てていない人がいること。
- 3つ目が、それらが臨界点を超えてしまうこと。
中国に当てはめてみると、中国には分裂を恐れる理由が十分にある。
地理的・歴史的に、分裂を恐れざるを得ない
国土が広く、人口が多い
- →1つの国としてまとまっていること自体が奇跡に近い。
人口が一部の地域に密集
- 人口のほとんどは東の方に固まって住んでいる。
- →ひとたび暴動が起きると一気に連鎖し、国の体制を揺るがす臨界点を簡単に超えてしまう。
多様な民族
- 中国の中心の民族は漢民族で、これが人口の9割を占めているが、それ以外に55の少数民族が暮らしている。
- =仲間意識を持てない、疎外感を感じやすい人が中国には一定数いる。
- →中国は分裂の火種が生まれやすい。
飢饉と王朝交代を繰り返してきた歴史
- →中国にとって「不満による暴発と分裂」は強烈なトラウマ
実際に、中国の様々な政策は「分裂防止策」と捉えられる
仲間意識を作る
- 「中華民族」という概念
- 「標準中国語」(マンダリン)
- 「栄光を取り戻す」という歴史教育
- 敵の設定(特に日本)
人口をコントロールする
- 一人っ子政策(=総量制限)
- 戸籍制度(=移動制限)
反乱分子の芽を摘む
- 監視カメラ
- ネットの検閲
- 大量の警備員
- 香港への締め付けの強化
- 少数民族への締め付け
国民を不満にさせない
- 食料確保(←農業や養殖業)
- 工業化(←経済特区の設置&外国企業の誘致)
執筆者

千葉の公立中・公立高から、1年間の浪人を経て東大へ(文3→教育学部→大学院教育学研究科)。公立中学校の教員になった後、数年で退職。現在はブロガーとして生計を立てて8年目。★「社会の攻略」を目指しています:世の中がどういう仕組みで動いているのか。今何が起きていて、これから何が起きそうなのか。それらを理解することを目指しています。★「仲間」を探しています:社会の攻略が楽しそうだなと思った方は、ぜひSNSのフォローをお願いします!