おじさん流 新大久保の楽しみ方【2023年8月】
新大久保でコリアンタウン散策ではなく別の楽しみ方をしてきました。
ってことで感想等を忘れないようにメモっておきます!
新大久保はおじさんにはツライ街
新大久保に行くたびに思うのは
「おじさんにはツライ街だなー」
ってこと。
キラキラした若い女性がたくさんいるし、道が狭くて歩くだけで一苦労。まじで肩身が狭い・・・
あと新大久保でやることと言えば食べ歩きだと思いますが、路面店で販売されているフードやドリンクはどれも炭水化物ドッカン系。
若かった時はそういうスイーツ・軽食を見ると「高まる〜」って感じでしたが(←古い)、もはや年齢を重ねて「うわあ・・・食べたら頭痛くなりそうだわ」としか思えなくなってしまいました。
同じコリアンタウンでも、大阪の鶴橋はもうちょっと違った雰囲気だったと思います。ガチの韓国系って感じ(今は違うのかもしれないけど)。
でも、新大久保は思いっきり若者向けにターゲティングされていて、「オジサンはアウトオブ眼中セヨ〜」って感じ。
ということで新大久保をなかなか楽しむことができなかったので、もっと別の楽しみ方をしてみよう!って思いました。
その模索の結果がこちら↓
おじさん流 新大久保の楽しみ方
新大久保・新宿の歴史を知る
いきなりオッサンくせえなーって感じですが、街の歴史をざっくりでいいから勉強することにしました。
新大久保周辺の土地が細長く区割りされている理由
新大久保あたりの地図を見ると、周辺の土地が細長く区割りされていることがわかります。
これは昔、百人鉄砲隊の武家屋敷があったかららしいです(武家屋敷は細長い構造)。
※「百人町」という地名はその名残
へー
コリアンタウンになった理由
ではなぜ新大久保はコリアンタウンになったのか?
・第二次世界大戦後、焼け野原となった新宿に朝鮮系・中国系の人々がバラックを建てて住み着いた
・細長い土地なので低家賃で住めるアパートが多かった
・1950年に製菓会社ロッテが新宿区百人町に工場を開設(→朝鮮系の人々がより集まる)
・高度経済成長期の新宿副都心開発(西口の開発)において、労働力需要が増大した(→朝鮮系の人々がより集まる)
・2002 日韓ワールドカップ
・2003 『冬のソナタ』ブーム
※ちなみに、歌舞伎の一大劇場を作るという戦後復興計画が財政的理由で頓挫した後、地主が在日朝鮮人や華僑に土地を売却(→彼らはラブホテルなどを作り、歌舞伎町は風俗街になった)
ベトナム人留学生が集まる理由
最近はベトナム人も新大久保に集まるようになってきているのだとか。
実際、僕の家の近くのスーパーで働くベトナム人は新大久保に住んでいるらしい
ベトナム人が集まるのはなぜなのか?
・2011年の東日本大震災後、多くの中国人や韓国人が母国に帰国したことにより新大久保にあった日本語学校の経営が悪化
・経営立て直しを図るため、日本語学校はベトナム人やネパール人を積極的に募集した
ただ、新大久保の街を歩いていてもベトナム人がたくさんいる雰囲気はあまり感じられません。
イスラム横丁ができた理由
あと新大久保(コリアンタウンとは逆側)にはイスラム横丁と呼ばれるエリアもあります。
なぜイスラム系の人が集まったについては、現在調査中・・・
ベトナムを感じる
歴史を学んだ後は、若者の人通りが多いエリアをできるだけ避けて「コリアンタウンとしての新大久保」以外の要素を楽しむことに。
まずはベトナム。
みちゃん(Nhà Hàng Việt Nam)
新大久保駅から東に歩いてガード下を通ってすぐの場所にあるベトナム料理店。
韓国系カフェ(Cafe BingGo)が目的の若い女性の行列に埋もれてちゃっていますが、この店も結構人気らしい。
いつか行きます
ベトナムフォー
新大久保のコリアンタウンとは逆側のイスラム横丁にあるベトナム料理店。
入り口の真上に書いてある「ベトナムフォー」のオの字が怪しい・・・
狭くて急な階段をのぼって2階へ
店内はこんな感じ。むちゃ怪しげな雰囲気。
ベトナム人歌手の音楽が流れています。
15時過ぎということもあり、お客さんは僕とベトナム人2人のみ。
ビックリしたのがメニューの安さ。
ちゃんと儲かってるの・・・?
※PayPay使えました
鶏肉のフォーと生春巻セット(780円)
パクチーが全然のってなくて逆にビックリ。日本人でも食べやすい味でした。
おいしいのかどうかは謎。あんまりフォーを食べたことがなくて経験値が乏しい & フォー自体そんなに好きじゃないので、判断できませんでした。
ちなみにセルフサービス・無料でサラダやドリンクをいただけます。
エッグコーヒー
新大久保のコリアンタウン側におしゃれなベトナム系カフェがあるよ!って聞いた(ネット情報)ので行ってみたら・・・
閉店していました。残念・・・
コーヒーの上に卵黄のクリームが乗った、ベトナムの首都ハノイで人気なエッグコーヒーを売っていたとのこと
まあ確かに新大久保に行ってわざわざベトナムのエッグコーヒーを飲むか・・・?っていうと微妙なので、閉店して当然かも
今は韓国系のカフェに生まれ変わって大変賑わっていました。
バインミー シンチャオ(BANH MI XIN CHAO)
こちらはベトナム留学生兄弟が大学卒業後の2016年に立ち上げたバインミー専門店。
新大久保じゃなくて高田馬場にある店だけど、せっかく新大久保まで来たら足を伸ばすべし!
高田馬場駅 早稲田口から大通り(都道25号)を西に5分ほど歩いたところにある
バインミーはベトナムのサンドウィッチです。
フランスパンに切り込みを入れていろんなものを入れたやつ。
ミチャバインミー(680円)
ホーチミンで食べたバインミーの約2倍の値段でした。
※PayPay使えました
ベトナムの物価は思ったほど安くなかったけど、バインミーだけは相当安かったんだなあー・・・と今さら気づく
味は・・・正直普通でした。いや、十分おいしいんですけど、超・感・動!ってほどではありませんでした。
辛さはほぼなし。甘辛の味付けで、日本人向けにカスタマイズされているのかも?
ホーチミンのBánh Mì Hồng Hoaっていう店で食べたバインミーがものすごくおいしかったので、それと比べると・・・っていうだけです。高田馬場のバインミーも普通においしいです。
イスラムを感じる
イスラームな雰囲気も感じてみました。
ナショナルマート
世界各国の食材が売られているスーパーマーケット。
ものすんごく入りにくかったんですが、勇気を出して入店
いろんな食材を買うことができます
テイクアウトフードもありました。
店員さんは「いらっしゃいませ」なんて言わないし、目も合わしてくれないし、もちろん愛想笑いもしてくれないので、とても緊張しましたが、
お互いに必要以上に干渉しないのが普通なんでしょう。
日本人はお互いに干渉しすぎだし相手に期待しすぎなのかもしれません。
新宿八百屋
イスラム横丁にある八百屋さん。
ここ自体はイスラム系ってわけじゃないけど、とても賑わっていたので一応紹介
ナスコフードコート
その隣にはナスコフードコートというレストランがある・・・
はずでしたが、なんと2023年5月に火事が起きてこんな状態になっていました。
Shinjuku Halal Food
新大久保はまだまだ発掘のしがいがありそう